この広い世界を。

可愛い歳月。
思ったことの記録。

稲穂。

2013-09-30 00:09:05 | ひとしずく。

今日は雲がもくもく可愛かった。

稲刈りのあとの野焼きの匂いはいい匂い。

赤とんぼの大群。


たくさんの奇跡が太古の昔から重なり続けて、今年もお米がかわいくできたようです。









こことほぼ同じ場所→

アメリカンポップアート展。

2013-09-29 12:32:55 | おでかけ。
@国立新美術館。




いやー。まじすごかったです、ウォーホル。


小さな生き物展をみて、せっかくだからもうひとつくらい何か見たいなと、
アメリカンポップアート展に寄りました。


アメリカンポップアートってなんだか響きがかわいらしいし。


ジョン・アンド・キミコ・パワーズというご夫妻が所蔵している、
1960年代~現代にいたるまでのアメリカンポップアートが展示されています。


見始めてすぐにわたしは失敗したとおもいました。

そうだった、おいら現代アートよくわかんねぇ!


アート自体にくわしくないので、そこに「時間」というスパイスが加味されていないアートは、
クッションがなく直接的すぎてなんだかよくわからないのです。


なんだっけ?なんだっけ?なにをどうやって見たらいいんだっけ?かわいーとかって見るんだっけ?


せっかくだからと一生懸命みようとするもやっぱりよくわからない。


そんなこんで展示会場をすすんでゆくと
圧倒的な空間にたどり着きました。


アンディ・ウォーホルの展示スペースです。


うわぁ…とおもいました。


いろんな色のマリリン・モンロー。


あれは色彩を楽しんでいるだけの作品ではなくて、
強いメッセージ性がある作品なんだということを知りました。

うわぁ…ずっと見ていたい。

この圧倒される感じ、好きだなぁ。


圧倒されたものに心を残したまま立ち去る感じも好き。

出会えてよかったなとおもう作品でした。



あと一階のカフェテリアのチャイティーラテの甘さが程よくシナモンがっつりでおいしかったので、
それにも心を残しています(笑)



小さな生き物展。

2013-09-28 00:13:40 | LOVEと絶望の果て。
@渋谷タワレコ、8F。


スピッツ祭り絶賛開催中ー。(わたしのなかで)


スピッツの新しいアルバム「小さな生き物」のジャケット写真が素敵なんです。


ほら、ね。素敵でしょ?

とっても好きだっておもったので、お部屋に飾ろうとアナログ盤も発注済み。


男の子が背負ってるグライダーはリリエンタールのグライダーをイメージして、
このジャケットのために作ったものなんですって。


ジャケットのために作ったグライダーの実物が展示されるというので見てきました。


この色になるモードで撮るのが好きなので電球色だけど、じっさいは綺麗な白色。

うっかり展示したくなっちゃうのもわかるくらい、
それはそれは美しい造形と黒い糸の張りでした。


で、このグライダー以外の展示がとってもキュートで、
空間がスピッツ色でほよほよと漂うその空間が最大の展示物だったような気がします。




メンバーによる落書きも。






でね、展示スペースの一角にノートが置いてあったんです。

ほら、よく旅先なんかである来た人が記念で書く的な。


それをぺらぺら読んでたら、
わたしにとってのあの日のスピッツみたいのが、みんなにも少なからずきっとあって、
それをそれぞれの胸にたずさえてたりするんだろなまるでロザリオみたいに、なんて思ったら、
スピッツの歌を思いだせばいいのに、なぜかオザケンの戦場のボーイズライフが頭んなかで鳴っちゃうっていう(笑)


でもね、渋谷タワレコの8階のこの狭いスペースでは、
そこにいた人たちが胸に隠したロザリオのひとつはスピッツだけれど、
世界中の人それぞれいろいろロザリオのかたちはあるんだろうっておもったら、
すべての人の胸にまゆ玉みたいにほよんとした光が宿ってるのが見えるような気がしたのです。


横浜サンセット、その3。

2013-09-18 00:01:11 | LOVEと絶望の果て。
時間になりのんびりゆるゆると会場に入りました。


ステージ向かって右手には赤レンガ倉庫が見え、左手は横浜の海です。

どうせなら海が見えるほうがいいな、と左手の海側で歌を聴くことにしました。


ときおり船がボーっと汽笛をならし、
その向こうの大桟橋には音漏れを聴きにきたたくさんの人影が見えます。

ステージはラメをつかった派手な色をしたいくつかの幕が、
風に揺れキラキラキラキラしています。

ステージの左上には、上弦よりもすこし膨らんだ白い月がでていて、
暮色の空にはいろんな種類の雲が出ていて、空に深い奥行きを感じさせます。


最初の数曲以外はスクリーンすら見えなくなってしまった。

だからほんとはずっと海を見ていたかった。


だって、わたしはわたしの見ているこの世界とセットで、
たくさんのこの優しくて可愛くて可笑しくて泣きたくてひねくれた歌たちが大好きなんだもの。


ぜんぶが今でも幻想的に覚えているよ。


ピカピカをつけた飛行機やヘリコプターがあちらこちらでいろんな方向へ飛んでるのとか、
夕暮れから夜になってゆく空の色とか、
赤レンガに着くいくつかの小さな船、電球色の明かりの灯る大きな船、マリーンルージュ号、屋形船、
その船に乗ってる人たちがこちらを見ている様子とか、
ライトアップされた赤レンガとか、
いつしかステージの真上になり金色になった月とか。

おとぎ話みたいに暖かな色をした光の風景。


潮風にとけちゃう甘くてざらざらな歌声を聴きながら、
ひとりちがうテンションで幸せを感じていました。



帰り道、わたしの手のひらには流砂みたいな色をしたあの「未来コオロギ」がいました。


朝見た夢はほんとうだったんだ、なんて思ったのです。



横浜サンセット、その2。

2013-09-16 22:45:18 | LOVEと絶望の果て。



シウマイまんをゲットし、
船が鳴らすボーっという汽笛をききながら、人波からはずれてぼんやりしていました。



シウマイまんは、
この日のためのスピッツと崎陽軒のコラボ商品。



どん。
(このショットのためにラベルのかわいい瓶のサイダーを購入)

小さくてまるいシウマイまんが10個はいってます。


ゆるりゆるりとひとつずつ頬張り、ぼんやりとしていました。


いろんな人たちを見ながら、おしゃれさん探しをしながら、
楽しみに待つ時間を幸せに思っていました。


横浜と赤レンガと海と風。


ゆるりゆるりと幸せに思う。




↑別腹の幸せ。