移転しました。

移転先『マニアックにあこがれて』はトップ記事をご覧下さい。
感想系記事にはネタバレが含まれているのでご注意下さい。

妖精標本 最終話

2006年03月04日 17時00分15秒 | ルードヴィッヒ革命/妖精標本
★★★★★★★★★★★★★★★★★★
ついに最終回の妖精標本です。気合入れてやろうと思いますが。
寂しいなぁ。
思えば、花とゆめは天禁目当てで買ってたんだよね。
天禁終了後も由貴作品情報を得たいためだけに買い続けて。
(他に好きな作品もありますよ、もちろん)
ゴッチャも終了して、待望の妖精も短期連載で。

買うの止めようとも思ったりするけど、
由貴情報の為に買い続けますよ!

★★★★★★★★★★★★★★★★★★
最後なのでこれまでのお話をまとめちゃいます。

・衣杏は妖精の類いが見えてしまう中学生。
 母・呉葉の忘れ形見である衣杏は、父からの執拗な執着を受けていた。
 衣杏の側にいつもいるのは、衣杏にしか見えない 分身のトカゲ。
 「妖精が見える」と不思議なことを言う衣杏を、世間は『嘘つき衣杏』と呼んでいた。

 『妖精殺人事件』
 背中から翅が千切れた様な出血死体が各地で発見される。
 遺体の周りに、“妖精のようなもの”が飛んでいたという証言から「妖精殺人事件」と名付けられた。
 それは妖精たちの恐るべき計画の序章に過ぎなかった。

 そんなことは何も知らない衣杏の前に、鈴が戻ってきた。
 唯一、衣杏と妖精の存在を信じた衣杏の幼馴染みの鈴は、遠い街に引っ越してしまっていたのだ。
 
 妖精を信じないこの世界から、2人で逃げようと手を取り合った衣杏と鈴。
 しかし、トカゲに操られた父に衣杏は刺され、死んでしまう。

 魂だけの状態になった衣杏は、恐るべき状況を目撃する。
 「衣杏の身体」を乗っ取ったトカゲが、「衣杏として」生活を送っていたのだった。

 妖精が人の身体を乗っ取る。
 成功すれば、トカゲのように人間として生活できるようになる。
 失敗すれば、人間だけが血を噴出し死亡する・・・
 これが妖精殺人事件の真相だった。

 カイトという男が、トカゲに手を貸したと知った衣杏は、カイトの元へ向かう。
 身体がなくては何もできないと実感する衣杏に、カイトの恋人(自称)の妖精・エインセルが協力を約束する。
 カイトの協力で、妖精殺人事件の被害者・エリヤという少年の身体に乗り移った衣杏は、エリヤとして鈴に近づいていく。

 日に日に妖精に乗っ取られ「翅人」が街に増えてくる。
 衣杏の通っていた学校も、翅人で溢れかえっていた。

 トカゲは、「ラジウム計画」という妖精たちの世界をつくる目的の姿良たちの組織に身を置く事となる。
 姿良は、計画の為に衣杏を探していた。
 衣杏を逃がすために、鈴はトカゲに捕まってしまう。

 一方、カイトは姿良の付き人・レイヴンと関わりがあるようだ。
 しかし、エインセルが信頼し、自分を助けてくれたカイトを衣杏は信用する。

 計画実行の夜、衣杏は鈴を助け出すため、会場へと乗り込む。
 死んだとされた母・呉葉や、妖精王まで現れ混沌とする会場。

 妖精王は、封印を解く鍵を呉葉の身体に埋め込んだ。
 しかしそれは、子供の衣杏の身体に受け継がれていたのだった。
 そして封印を解くもう1つの鍵こそが、エインセルそのものだった。

 「封印を解く代わりに地位を約束しろ」
 カイトは妖精王と契約をし、衣杏の身体=トカゲをエインセルで撃ち抜いた。

★★★★★★★★★★★★★★★★★★
それでは最終回の話を大まかに。
衣杏の身体から抜け出てしまったトカゲ。
それと同時に、衣杏はエリヤの身体から自分の身体に戻ることができた。
そして衣杏はエインセルと同化し、2つに別れていた封印は1つとなった。
鈴を守るために扉の中心へ進む衣杏。
封印が解けた瞬間を狙い、衣杏とエインセルは妖精神を攻撃する。

魂だけの状態になったトカゲは、人食い妖精や悪霊の餌になりかけていた。
そんなトカゲの魂を受け入れたのは、エリヤだった。
妖精神に刃向かった姿良は倒れるが、姿良の心臓に隠されていたレイヴンの枷が解け、レイヴンは力を発揮。

かつて扉の封印を解いたのは、カイトではなくカナリィだった。
カイトの目的は、エインセルと共に扉の封印となることだったのだ。

妖精神や、封印されていた妖精たちが人間界に溢れ出る中、衣杏とトカゲは霊銃で扉を打ち抜く。

★★★★★★★★★★★★★★★★★★
感想行きます。
あは、ゴチャゴチャした最終回
でもマンセーなのでそれで良いォィ

衣杏が衣杏に見えなかったよ、最終回。
ずっとエリヤの身体だったし、どうしてもトカゲと認識してしまう


 君がまだ僕を「情けない」とあきれているなら バカな僕に手を貸してよ
 エインセル・・・!!


ここにグッと来ちゃいました。
初めてエインセルが衣杏に手を貸したときのようだよ。
そして声が聞こえなくなっていたエインセルがようやく答えます。


 本当に私がいないと何も出来ないのね
 バカ衣杏!



良かったです、この2人好きだったなぁとシミジミ。
まぁそんな2人の攻撃も失敗に終わっちゃうんだけどね

さて、もう一つの萌えどころは姿良とトカゲです。
妖精神に逆らって倒れる姿良は、妖精神に手を貸したことに後悔。
傷つき倒れていく人を見て、どうすれば償えるか・・・
そんな姿良の元に駆け寄ったのがトカゲ!


 悪霊共は1匹残らず俺があの世へ送り返す
 だから安心しろ



最後のほうでいい感じになってきたこの2人。
最終回でも描かれていて良かったよ

妖精神がいなければ生きていけない身体の姿良。
妖精神が復活すれば殺されてしまう姿良。
どっちに転んでも助かる見込みのない姿良が、最後にトカゲに救われた形になって嬉しいよ

そして問題のカナリィ。
名前の通り、かなりぃな事をしていたようで・・・
カイトがエインセルを裏切らなくって良かったよぉ
トキメキを返せ!などと言ってゴメンよ、カイト(笑)
エインセルの幸せそうな最後の笑顔がステキでした



ハッピーエンドのような気がするんだけども、気になったのがこの2箇所。
1つ目が衣杏のたとえ2人がこのまま溶け合って消えてしまったって構わない
2つ目がバレット夫人の「また・・・私 置いていかれてしまったのね・・・衣杏君にも・・・界外にも」

お婆様に報告しに来たのはなんとトカゲ。
エリヤの身体は僕がもらいました報告も兼ねてでしょう。
カイトがお婆様を置いていったというのは分かるんですが、衣杏はなぜ?
次のページでは鈴と笑いながら歩いてます。
衣杏の性格なら、またバレットに会いに行ったりもしそうなんだけど。
そこで気になったのが衣杏の消えてしまったって構わないってとこ。
鈴と死んだのか?衣杏

好きにとらえて良い表現だとしたら、私は衣杏・鈴死亡エンドと脳内変換しましたぇ...


★★★★★★★★★★★★★★★★★★
サイコノッカーとのあれについて。
イザヤの身体はエリヤだったのかぁ!
考えつかなかったよ、それは。
でも金髪じゃなければエリヤの髪型は、イザヤだったね。
エリヤと合体後のトカゲはまさにサイコのイザヤで笑ってしまった。

レイヴンとなぜ一緒に行動するようになったのかの描写は一切なし。
お婆様に報告した後に「行くぞ」と声をかけているくらいです。

★★★★★★★★★★★★★★★★★★
コミックスの話。
実は1巻も2巻も途中まで記事を作ってたんですよ。
結局載せなかったけど
3巻は最終巻なので発売したら必ずやります
加筆も期待できそうなので。
あと内容をコロッと変えちゃうってこともあるからね。

この作者さんの最終巻は加筆の嵐ですからね。
(天禁もゴッチャも結構多かった。)
連載が終わって時間があるからだろうけど、今から期待しちゃってます。

というより、コミックスの柱とかのゴチャゴチャ具合がかなり好きだったんだけど、最近は全然書かなくなっちゃったね。
妖精は後書きすらないし。
自分の作品語りをして欲しいです

妖精3巻には、ページ的にサイコも収録されそうですね

★★★★★★★★★★★★★★★★★★
次回作について。
0の奏香師がきますね。
とりあえずお子さんが大変そうなんでゆっくり休んで欲しいです。
減ページのままの連載は寂しいものがあったし。

奏香師は3作目だったかな?
コミックス分がたまったら新作描いて欲しいなぁ
とりあえずしばらくは連載なさそう


過去の妖精標本に関する記事はこちらです
妖精標本 #17 感想
妖精標本 #16 感想
妖精標本 #15 感想
妖精標本 #14 感想


最新の画像もっと見る