日の出ケアサ-ビス デイサ-ビスのおと

この一日を大切に たった一つの命を丁寧に守りたい

春まだ浅く・・・

2014-03-15 12:22:28 | 介護

朝晩はまだまだ冷え込みますが、春の光を感じられる今日この頃・・・P1000893 2月にはあんなにあった雪が、今朝はこんなに少なくなりました。

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高山駅前には春の高山祭りに向けてもう幟が立てられたそうです

日の出ケアサ-ビスの玄関口には ”ひな人形” も飾って皆で春を待っています。P1000895

10年以上前のことですが、認知症の方々と、春をテ-マに話していたときに、「飛騨は寒いデナ、雛様が風邪ひかっさるとかわいいデ、4月にひなまつりをやるんやよ」と、教えてくださったかたが居られました。

今、毎日デイサ-ビスを利用してくださっている皆さんは、この雪深い土地で、黙々と働き続けてこられた方々です。

昔の話を伺っていると、子供の頃から炭焼きや、キンバ(木馬)負いをしたとか・・・働き詰めだった様子がよくわかります。

全体レクで、ゲ-ムをやるときに、「あそんだことがない」という言葉をきいて、皆さんの生きてきた道のりを、思い遣ることがしばしばです。そんな中で月遅れのひな祭りのことを伺うと、真偽のほどは定かではありませんが、私は納得してしまいます。

それこそ雪にも夏の暑さにも負けず、私だったらとうてい我慢ならない理不尽なことも、当たり前のこととして受け入れ、

淡々と働き続け、生きてこられた、心優しい方々ばかりです。

頭が下がります。

この方々を大切にしなければ、私の生きてる甲斐がないと思えます。

私の出来ることは、ほんの些細なことだけれど、一人でも、 うれしかった、楽しかった、助かったと感じてもらえたら、それだけでいいのです。P1000898

春になってグッピ-の子供たちが生まれ始めています。 命は本当に尊いものだと思います。

97歳になる女性が、折あるごとに「老後のために病気は出来ん、たのむさナ」と、いわれます。

OKまかせといて・・・といつでもいえる私でいたいと思います。