空耳

昨年の12月、みんなに集まってもらい

姫まる桜にとぅらを納骨しました。

皆で盛大に見送り、今頃、みんなの仲間に入って

楽しく過ごしているだろう・・・と、

墓を守る者としては、安心して過ごしていました

 

少し前から、夜テレビを見ていると

隣の部屋から犬の鳴き声がしてきます

ん？さくら？？と、思いましたが、さくらの声ではありません

”まさか！つむぎが家出を”

（つむぎさん、一人で留守番していると、寂しくなるんでしょうか・・・

　時々姫家に家出してくる事がありました）

外に出て確認しますが、つむぎはいません

”あの・・・声・・・どこかで聞いたような・・・”

しばらく考えて、とぅらの声に似ていると思いました

でも、姫ぱぱは聞こえなかったと言っていましたし、

その時は、私の空耳だと思いました。

それからも、時々とぅらに似た鳴き声を聞きましたが

やっぱり、姫ぱぱは聞こえない・・・と、言っていたので、

私の空耳なんだと思っていました。

それからしばらくすると・・・

私の耳元で、

”はぁはぁ”と、とぅらの息きづかいを感じるようになりました

姫ぱぱに確認すると、”とぅら・・・はぁはぁ・・・分かんない”

だそうです

 

まさか・・・お空の仲間と何かもめ事でもあったのか・・・

ここあと喧嘩でもしているのか？

姫に怒られているのかな？色々考えました

でも、はっきりした理由は分からないまま、

しばらくして、とぅらの気配を感じる事がなくなり、

すっかり忘れていました。

 

お彼岸になり、姫まる桜にお墓参りに行くと・・・

わかりますか

とぅらの骨が掘り返されています

私の所に来た理由が分かりました。

”こんな事になっているとは・・・”

私にもう少し、霊感のようなものがあれば

最初に私の所に来た時に気がついてあげられたのに

可哀想な事をしました

無事にとぅらの骨が元の場所に納まりました。

今度こそ、安心してみんなと過ごせると思います

 

 

 

 

 

 

今月は

さくらの5歳の誕生日

さすがに・・・焼き芋だけではありませんでした

ゼブラさんがケーキを作ってくれました

プレートも用意され

つむぎに応援されながら、

ゼブラさんのケーキ作りは順調に進み

出来ました

”このスポンジ、今まで一番上手に出来たよ”

見栄えもいいです

”さくら～～おめでとう～～”

焼き芋の時は、怖がっていたさくらも

ケーキの前だと、全く怖がっていません

どういう事か

2階に、さくらの怖いものがいるんでしょうか・・・

ゼブラさんから、ケーキを頂きます

いつも写真を嫌がるさくらも・・・

この笑顔

”さくらが5歳なんて信じられないね”

もう５歳・・・まだ5歳・・・

気がつけば・・・

みんなの癒しとして

毎日頑張ってくれています

みんなが仲良く過ごせるのも、さくらのお陰です。

今月は、さくらの誕生日月と云う事で・・・

”さくら感謝月間”と名付けて感謝していこうと思います

 

 

 

怖い

ホームセンターに買い物に行ったので

さくらもカートに乗って、ご機嫌です

それにしても

何でこんなにカートが好きなんだろう？

私が一人で店内をウロウロしている時は、

”あの人・・・ちょっと怖い人かな？”

なんて思っていた人が、

さくらと一緒にいると、

優しい笑顔で近づいてきて

”触ってもいい・・・可愛いねぇ・・・犬大好きなんだ”

なんて言っています

さっき・・・私が、怖い人だと思った人です

改めて・・・

人を見た目で判断してはいけない・・・と反省しました

店内で声をかけてくれる方から

”可愛いねぇ、何歳？”と尋ねられました。

”今月で５歳なんです”

と、答えた後で、

”ん？さくらの誕生日って・・・いつだっけ・・・って云うか・・・今日は何日？”

しばらくして気がつきました

3月8日・・・今日はさくらの5歳の誕生日でした

すっかり忘れていました

姫ぱぱは覚えていたそうですが、”おめでとう”は、まだ、言っていないそうです。

”さくら、今日は誕生日だね。おめでとう”

忘れていたことは隠して

姫ぱぱより先にさくらにおめでとうを伝えました

その後行ったスーパーで・・・

”さくら誕生日だから、プレゼントにこれ買ってあげよう”

姫ぱぱが焼きいもを持ってきました。

”家にサツマイモあるから、私が焼きいも作るから買わなくていいよ”

姫ぱぱに言いましたが・・・

”誕生日だから買った焼きいも食べさせてあげよう。値段も安いしさ”

”さくら、プレゼントで焼きいも買ってきたよ。お家に帰ったら食べよう”

さくらに伝え、家に戻りました

”さくら、おめでとう”

家に戻り焼きいもを開けますが、さくらさん食べません

”どうしたの？”と、思っていると・・・

姫ぱぱが、

”さくら、あなたの”おめでとう”って言葉が怖いみたいよ

あなたが、”おめでとう”って言うと、天井を見つめて震えてるよ。

だから、さくらに”おめでとう”って言わないで”

と、言われてしまいました

”おめでとう”が怖いなんて

それも・・・私から言われたのが・・・

焼き芋を持った私の顔が

”毒林檎のおばあさん”のようだったのでしょうか

 

 

 

 

 

ほぼ毎日

さくらの決まり事として・・・

”人間達の仕事場に来る時は、このクッションマットから出てはいけない”

と、なっています。

以前は、このクッションマットはもう少し広いスペースだったのですが

いつの間にか、これだけになってしまいました

見て下さい

さくらさん、お利口なんですよ

このマットから出ません。

”さくら～えらいねぇ～～”

たくさん褒めてあげます

確か・・・褒めて育てれば・・・いい筈でしたよねぇ

いつの頃からか、褒めただけではだめで、”ご褒美”を求めるようになりました

お利口って、”知恵がつく”って事なんですね

 

この少ないスペースの中で、

さくらは、姫家のみんなと上手にコミュニケーションをとります

仕事が一段落して、みんながお菓子なんか食べて休憩を始めると・・・

”ちょっと・・・爺・・・あたしにも頂戴よ”

まずは・・・爺に甘えます

”俺の足の匂いでも嗅いでおけ”

こんな二人のやりとりの後、

まずは爺からおやつをもらい

”ねえ・・・M子さん・・・”

次は、M子さんからおやつをもらいます

二人からおやつをもらうと・・・

”ちょっと、さくらさん、あんた食べすぎだよもう終わりだよ”

口うるさいばばぁ（私ですが）から、注意を受けます。

私から怒られて、もうおやつをもらう事は諦めたか！と思っていると・・・

”両手で・・・”

ゼブラさんの声が聞こえてきます

こんな甘えをして・・・

ゼブラさんからもおやつをもらいます

このようにして・・・

ほぼ毎日、３人からおやつをもらっています

 

その為か・・・最近のさくらさん

つむぎのお陰で”小さいわんこ”なんて言われてますが・・・

実は・・・かなりデブです