障害者とともに...

障害児(者)福祉についての私的な考えをつづります。

更新!更新!(某○ジテレビの番組を見て・・・)

2005年05月30日 00時52分28秒 | 井戸端会議室
がんばって更新しないと・・・ですね。
最近考えてる事は・・・自立支援法が決まりそうななかで、仲間にとって
どんなことが自立で、僕達はどんな支援ができるのか?ってことです。

毎日仲間達と仕事をしていて、「これでいいのか?」なんて思うのです。
経済的な自立!というところで言えば、作業所でもらえる給料なんてまだまだなんですが
給料をもらうこと、額の大きさでなく、その行為が大事だと思うのです。

障害者の支援も、老人の支援も・・・「平等」という名の下に
定率(応益)負担の原則が強行されようとする。
そうなると経済的な自立が必要になる。でも、一生懸命仕事に打ち込む事だけが
大事な事なのでしょうか?
あるテレビのニュース番組で特集として報告されていた中で
「過剰な支援は、自立を妨げる」とか言ってる行政の方がいました。
それってどういうことでしょう。自立していくためには、なくてはならない支援だってあるんです。
そして、その必要性は、障害の程度や個人の環境によって様々です。
明確な枠づくりはできません。

僕がやっている仕事もそういう意味では日々矛盾との葛藤です。

相談や本当に個人のことで真剣に考えたり、仲間自身がゆっくり話せる場が必要なのかもしれません。

仲間がいるから・・・

2005年05月18日 03時06分55秒 | 実践日報
自立支援法の審議がおこなわれてるみたい・・・
月曜日に、職員仲間達や、先輩、養護学校の先生方と飲み会があった。
どの立場の人たちも大変な状況にある。

これから、どんなことが起こるのか?
家族も、不安があると思う。それは分かる。
しかし、良かったと思う家族もいるはず・・・。それも分かる。
でも、忘れちゃいけないのは、仲間(障害者)が本当に
受けたいサービスを受けて、一定の枠にはまることなく
自分らしい生活が送れるかどうかだ。

僕は、いろいろ考えてしまう悪い癖がある。
でも、この飲み会には、一緒に考えてくれて励ましてくれる
仲間がいる。
僕は、その事を忘れていたのかもしれない。
その、仲間達と一緒に頑張って行こうと思う。
誰のためだとかじゃなく。誰もが当たり前の生活ができるように・・・。

飲み会の時・・・ちょっとつらかったけど・・・
でも、頑張れそうな気がする。

つらいこと・・・

2005年05月13日 03時33分00秒 | 実践日報
自閉的傾向の仲間・・・前にも少し出てきましたが・・・・
すべての人がそうだとは言いませんが、親の中には仲間のパニックがあったときに
「ごめんな・・・痛かったやろ~」という人がいる。親なのだから
そう思っても仕方がないとおもう。

パニックは仲間にとって限られたコミュニケーションの一つだとおもう。
(てんかん発作を持つ仲間の中には、発作とパニックとの関係性も否定できないと思う。)
「僕(わたし)はこれがしたいのに~何で分かってくれへんの!」といった言葉が見え隠れする
パニックもよくおこる。

確かに、パニックで、他傷行為や自傷行為にいたる場合も多く他傷のケースだと
僕自身も引っかき傷が多い事もある。
しかし、パニックだからこそ、彼らから逃げず・・・時には引き寄せて
そっと「大丈夫・・・わかったよ・・・ごめんね・・・」と
声をかける事も必要だとおもう。

大人になれば、力も出てくるし、パニックを抑えきれない事もある。
しかし僕たち職員は、そこから逃げたはいけない。と思うのです。

障害者自立支援法(3)

2005年05月06日 03時01分17秒 | 障害児(者)制度
程度区分・・・こちらもどうやら変わるみたいだが、より細かくそれぞれの状態に応じた区分の
変更なのだろうか?
どうも、今後の介護保険制度との統合も視野に入れて、認定をコンピューターにさせるようだ。
介護保険でも同じことが言えるのだろうが、障害者にとってニーズも、ケースも本当に色々で
まさに文字どおり、機械的に分類できるはずがない。
必要なサービスは?障害の進行状況は?そしてもう1つ誰が決めるのか?本人の意思を
どのように反映させるのか?も重要なことだとおもう。

障害者が生きていくための支援策!
負担が増えては意味がない。
厳しい経済状況の中、一生懸命に生きていく

僕達に何ができるのだろうか・・・

障害者自立支援法(2)

2005年05月05日 02時02分17秒 | 障害児(者)制度
国会審議が始まっているらしい。

中途障害の方にも影響は大きい。
4万円を超える自己負担は、家計を圧迫する事は必死の状況である。

二つの意見がある。1つはこれまでの支援費制度では、「サービスの過剰給付」があり
その事に対する規制・不平等感を取り去る事・・・
もう1つは、自己負担は障害者にとっては「給付抑制」になること

どちらの意見が正しいのか分からないが、僕は仲間達が必要なサービスを受けられない
ということが、仲間達の生活を締め付けることにつながる。前出の言葉を借りるなら
「給付抑制」につながる事である。
この問題は、介護保険制度でも言われてきた。現実に介護を抑制せざる終えない状況は
介護保険制度には出てきている。

障害者の生存権を脅かすこの制度には問題がありそうである。

皆さんのご意見を下さい。