戦術の方が戦略よりも先に来ると考えることができることは、前回・前々回のエントリーで言及したが、今回もそのつづきについて考えた。
ブルデューのモデルについて言えば、具体的な戦術を可能にする技術を資本と名付けるわけだが、資本に基づいて戦略が選択され、そして、具体的な場面に入る、というわけになる。
具体的戦術を可能にする資本>戦略>戦術
ちなみに彼の用語によれば、上の「戦術」の部分は、「ゲ . . . 本文を読む
今日は9月11日。そういえば、昨日は親しかった友人の誕生日。ここ最近何も贈っていなかったので、今年は何か贈ろうか?
それはいいとして、9月11日というと、やはり2001年9月11日の同時多発テロ、それもNYのWTCに飛行機が突っ込んだことが想起されるのではないかと思う。いままであまり気づかなかったが、その前日が誕生日だというのも、災難かもしれない。
日本であれば、あまり9.11への思い入れも強 . . . 本文を読む
前回のエントリーで、戦略と戦術の話をしたが、今回はそのつづき。
ちなみに前回のエントリーはこちら。
ブルデューの戦略概念について少しだけ話をしたが、今回はサッカーの話(笑)。
今は、日本代表の監督は岡田監督に代わってしまったが、病気で倒れる前のオシム監督時代の話をしたい。彼は「考えて走るサッカー」を提唱していたが、それは、複数の選手が動くことで、複数の選手がボールに絡む状況を作り出す . . . 本文を読む
戦略と戦術では、どちらがより大きな局面を意味しているのか?
などということを、最近というか少し前に考えた。言葉の意味としては、戦略の方がより大きな局面を、あるいは言い方を変えると、戦術の方はより具体的な戦いの場でとる作戦を指すようである。
大学生の時代に、ある友人からこの質問をされて(問題を出されて)、私は「戦術>戦略」と応えたのだった。「正解」は、「戦術<戦略」であると、友人から言われ、少 . . . 本文を読む