Fournierが書いたデュルケムの伝記Emile Durkheim : 1858-1917について、話の続き。
前回のエントリーで、デュルケムと宗教の関係は、それほど自明のものではなかったのではないか、という話をした(ただしこれは、宗教がデュルケムにとって重要でなかったといっているわけではありません。そうではなく、彼はその重要性を事後的に、「振り返って」見いだしたのではないか、というのが個人 . . . 本文を読む
先ほどFournierが書いたデュルケムの伝記Emile Durkheim : 1858-1917
を読んでいた。
これは私が現在考えていることなのだが、デュルケムにとって宗教というのは、それほど自明な主題ではなかったのではないか? という考えを持っている。まだ「アイデア」にすぎず、確固たる根拠を持っているわけではないが。
一般には、ユダヤ人であり、父親はラビであり、そのデュルケムが『宗 . . . 本文を読む