「いちばん後ろの席だけど、付き合って」
急に誘われて、コンサートに行った。
Ryuichi Sakamoto Playing the Piano
featuring Taeko Onuki
坂本龍一も、大貫妙子も、生でみるのも聴くのも初めて。
会場となった日比谷公会堂も、足を踏み入れるのは初めて。
舞台の上にはグランドピアノが1台。 それだけ。
開演ブザーが鳴って、客席も舞台も真っ暗になって、
すぅっと暗めのスポットライトに浮かび上がったのは、
グランドピアノの前に座った“教授”の横顔。
シンセサイザー音楽と重ねて演奏しているから、
ピアノもまったくの生音ではないけれど、
こういうコンサートも、シンプルでいいな、と思った。
ほんの少し鼻にかかって、そのまま鼻から抜けていくような、
高いところでは柔らかな玉が優しく転がるような、大貫流の独特の歌声が、
どこかほっとするような坂本流のアレンジとピアノ伴奏にのせて、
目の前の空気をほんわりと包み込んでしまった。
多くの人がいいと思う音楽を創り出せる人たちの、
なんというか、そのままの持てる雰囲気というか、
そのままの、オーラの色というか。
へぇー、こんなんなんだ・・・、と思った。
楽しかった。
『ヒイラギ日記』1000回カウントダウン:なにはともあれ、Merry 9ristmas!
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