ヒイラギ日記 ~Holy Holly's Diary~

小粒でも ぴりりと辛い 博士な日々。

ロシア人観察日記① 季節感

2007-11-14 21:07:32 | ロシア

ロシアでの10日間で見たこと聞いたこと感じたことのあれこれを、ハイライトでご紹介。

米国と西欧の文化にすっかり慣れきった身には、カルチャーショックもたくさんあった初めてのロシア。
うまく伝わるかどうかは分りませんが、色んな〝感覚〟って、国によってこんなにも違っちゃうものなのかぁ~、という寸景をば書いてみましょう。

まず第1回は、季節の感覚について。

イヤとにかく寒い。
積もるほどではなかったけど、St. Petersburgでは大粒の雪が降った夜もあったくらい。

宿泊したエカテリーナ宮殿の目の前は、朝になるとうっすらと雪化粧。
かすかに陽が出ると、雪の光が反射して宮殿の外装を彩る水色とゴールドがひときわ鮮やかに際立つ。
美しい
美しいが、・・・寒いっっ!!

頬に触れる空気が雪のように冷たい。
そりゃそうか、気温が氷点下って、そうゆうことだもんな。
しかし聞くと見るとはやっぱり違う。
外に出た瞬間は冷たい空気も心地よいけど、10分、20分と経つと、身体の芯から喉元あたりへ震えが上ってくる感じ。
ナルホド、だからロシア人は歩くのが速いのか。

Moscowでは連日の氷点下。
日本大使館の方によれば、二週間ほど前から、ぐっと気温が下がったのだという。
分厚いコートに手袋、マフラー、帽子、が欠かせない。
いつのまにか耳が凍って取れちゃってても気づかないかもしれないぐらいチベタイけど、ニッポン人が「ロシア」と聞いて即座に思い浮かべる毛皮の帽子は、かぶっている人がほとんど見当たらない。

きけば、まだロシアでは「今はなのだそーで。

よぉ~く眼を凝らして見ると、空気に細かぁぁ~い雪の粒が、ちらふわきらっ、と混じっていた。
そのくらい外気は冷たくても(マイナス8℃とかね)、「今は

ランチタイムに街中のビルから外に出てくるサラリーマンらしきおっちゃんたちは、コートなし。ワイシャツ姿もいた
そりゃまぁ、っての続きではあるけどさ。
ありゃー完全に、“違う生き物”なんだなと、ロシア人の皮膚感覚にドン引きのヒイラギでした。

ちなみに、こんなにこんなに寒いのは、建物の外だけ。
1歩屋内に入れば、半そでTシャツに短パンでうろうろしてたって平気なくらい、暖房完備。
うっかりコート姿のまんま大きなトランク引きずったりして汗でもかこうもんなら、気分が悪くなることウケアイです。

ただし暖房が一斉に入るのは10月から。秋になりかけの頃はひたすら沢山着込んで耐えるのだとか。
寒がりやさんには、真夏のロシアが断然オススメです。

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