両手の指に余る回数の転職人生のなかで、
6年間も一つ所に勤め続けたのはここだけだったというところで出会い、
たいそうお世話になって、たいそう可愛がってもらったかたが、亡くなった。
ちりほども思いがけないかたの訃報が、
同じようにただ茫然と接したのに違いないご友人の一人から、
行間の広いたった数行のメールで届いたのが昨日の夕方5時過ぎ。
思えば、始まりは90年代だった。
世の中にも自分にも、若さと華やかさとまだまだ途上の未熟さがあった日々の記憶が、
突然、白黒写真のネガフィルムか何かみたいに色彩を失ったような。
なぜかなぁ。
同い歳の大親友が急逝したときよりも、
えもいわれぬ心細さ。
こんな日が来るのは、
もっともっと、ずうっと先だと思っていた。
カレンダー
プロフィール
カテゴリー
ブックマーク
最新コメント
- ヒイラギ/もう腹も立たんくらい達観してきた
- bamboo/もう腹も立たんくらい達観してきた
- ヒイラギ/高木刑事は元太くん
- bamboo/高木刑事は元太くん
- ヒイラギ/ゴールデン?ウィーク2022 〈前編〉
- bamboo/ゴールデン?ウィーク2022 〈前編〉
- ヒイラギ/ワクチン接種 一回目
- bamboo/ワクチン接種 一回目
- ヒイラギ/MSよ、お前はまたか
- bamboo/MSよ、お前はまたか