晴徨雨読

晴れた日は自転車で彷徨い、雨の日は本を読む。こんな旅をしたときに始めたブログです。

「からだが変わる体幹ウォーキング」その1 1/22

2017-01-22 | 寿命延ウォーキング

2017.1.22(日)曇り 「からだが変わる体幹ウォーキング」を読むーその1

 従来、健康カテゴリーで扱ってきた寿命延ウォーキングだが、「寿命延ウォーキングガイドブック」も完成しつつあり、いよいよ公開の講習会も始めようという段階なので、新しく「寿命延ウォーキング」のカテゴリーを設けることにした。本日以前の記事については健康カテゴリーを見てもらえばよろしいかと思う。

 「からだが変わる体幹ウォーキング」金哲彦 平凡社新書2009.5初版 古書

 正しい歩き方を追究する中で、腕の振り方について100%納得いくものが無かった。長尾先生の著書の中でこの本を紹介されていたので早速読んでみる。正しい歩き方というのは無理のない、自然な歩き方とされている。無駄に力を使わずに効率的で、得られる効果も大きい。だからケガや故障を起こすことも少ない。逆に悪い歩き方をしていると、ウォーキングの効果が得られないばかりか、故障や身体に悪影響が出る事になる。これらはウォーキングのどの本でも言われていることである。本書のいう正しい歩き方がいわゆる体幹ウォーキングで、体幹とは上半身、胴体といったら解りやすいと思う。
 金氏は元々ランニングの指導者で、優秀なランナーを育ててこられた。多くのウォーキングの本とやや指向が異なる気もする。それはより効率的に無理なく前に身体を進めるというポリシーがうかがえる。
 正しく歩くためには正しく立つ、ということで立つことから始まっている。正しく立つための三つのポイントが①丹田②肩甲骨③骨盤なのだが丹田を意識し肩甲骨を引き寄せる、そして骨盤を前傾させるということになる。このためのトレーニングがあるのだが、実にわたしの使っている寿命延バンドがその三つを見事に満たしていることに気付く。
さて、期待の腕振りの話だが、実に丁寧に分かり易く説明がしてある。長尾先生の話では、正しい腕振りは肩甲骨を動かすと書かれているのみで、なんで肩甲骨を動かす必要があるのかがわからなかった。
①(肘を後ろに引くことによって)肩甲骨を後ろに引く。
②後ろに引いた肩甲骨の側の骨盤が後ろに回旋するので、反対側の骨盤が前に出る。
③前に出た骨盤に促されて、同じ側の脚が前に出る。
④着地
 一応なるほどと言うことなのだが、実際に歩いてみてこのようになっているのか確かめてみるのだが、いまひとつ骨盤の回旋というのがよくわからない。金先生も「肩甲骨で始まった動きが下半身を動かすということを、意外に思う人も多いかもしれません」と言っておられる。わたし自身も肩甲骨と下半身の関係がなんとも不可解であった。しかし先生は、四足歩行の哺乳類も同様な動きをしていて、とても自然なものであると書いておられる。講習会でも四つん這い歩きをしてそのことを教えておられるそうである。これは先ほどの丹田、肩甲骨、骨盤の話同様、わたしの犬の歩行の話(2017.1.7参照)と全く視点が同じで驚いた。寿命延ウォーキングが正しい歩き方であると証明してくれるこの本がすっかり気に入ってしまった。つづく

【今日のじょん】今回の雪、京丹波や南丹などのいつもそう降らない地域でもしっかり積もったようである。
逆にいつもは我が家の倍くらい積もる奥上林でもそう変わらない様相だ。20日の綾部温泉、意外と少なかったので驚いている。

さて今日のじょんだが、かみさんがペットシートでおしっこができるよう躾けている。シニア対策の一環なのだが、連日お風呂で頑張り、その後はシートを持ってその上におしっこさせようとしているがなかなか大変みたい。いつかこの努力が実ればいいのだが。

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