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「パーマン PART2 ~秘密結社マドーをたおせ!~」 レビュー (ファミコン)

2015-04-17 21:00:53 | ファミコンレビュー
藤子・F・不二雄氏原作の「パーマン」のゲーム
サイドビュー横スクロールアクション+トップビューアクション
アイレムから発売
1991年12月20日発売

前作との違いを紹介しておこう。
①ステージ開始時キャラ選択可
②トップビューアクション追加
③飛行可
④ミニゲーム変更
⑤すごろくバトル廃止

①ステージ開始時キャラ選択可
前作はステージによって「パーマン」か「ブービー」かを選択できたが
今作は4人を選択可能。

②トップビューアクション追加
ステージや場所によってトップビューに切り替わることもある。
(飛行不可)

③飛行可
1の不満点だった飛行不可が今作では可能となっている(連射機を使えば1でも飛行が可能らしい)
やっぱりパーマンだもん。飛べないとね。
ちなにみに飛行の仕方というと

ジャンプ中+Aボタン→空中停止状態
飛行停止状態+Aボタン→飛行解除(自由落下)
空中停止状態+十字ボタン→飛行移動状態
飛行移動状態+Aボタン→空中停止状態

つまり
ジャンプ中にAボタンを押すと空中で静止し
空中静止している時に十字キーを押すと飛ぶ。
飛び始めてAボタンを押すと静止し、さらにAボタンを押すと落下するというわけだ。
この操作に慣れてこそゲームが楽しくなる。

④ミニゲーム変更
前作では「間違い探し」と「もぐら叩き」だったが
今作では「床を必ず1度歩かせるパズル(後述する)」「神経衰弱」になる。

⑤すごろくバトルは廃止され普通のアクションによる戦闘になる。
あらすじとしては

北極上空でイギリス行きの飛行機に同乗していた「シキシマ」博士が消息を絶った。

「それは秘密結社マドーに捕まったからだという。
3か月前に宇宙から結晶体が飛来していてそれが不思議な力がある。
マドー団に不思議な力を利用させるのを阻止しろ」

バードマンから指令が来た。
パーマン達は出動する。


ん?「シキシマ」博士の救出の件は?
博士と結晶体とのつながりが一切説明されていない。
何かオープニングの時点で首をかしげるのだがな…

得点としては55点

良い点
・パーマンのゲーム
・難易度は低め

悪い点
・飛行時の操作、ちと癖あり
・ボス、被ダメージ時無音

良い点
・パーマンのゲーム
特にアニメの「パーマン」の曲が使われているのはいい。
ただバッジ音は劣化
今作は4号まで選択可能。
ただしキャラ性能に違いはなく、ただの好みである。
髭人はずっとパー子を選択していたぞ(どーでもいい情報)

・難易度は低め
対象年齢としてはそれほど難しくなく適切と言えるだろう。
ミニゲームは成功するまで何度でも挑戦可能。

悪い点の解説
・飛行移動状態の操作、ちと癖あり
飛行移動は自動的に行われる。上に飛び、壁があると跳ね返る。
慣れないうちは結構イライラさせられる。
まぁ、動きがよくわからなくなったらAボタンを押し、空中停止状態にするのがベター。

・ボス、被ダメージ時無音
敵に攻撃するんだけど、ダメージモーションは取るんだけど何分、無音。
何か拍子抜けだよね。


ミニゲームは
「床を必ず1度歩かせるパズル」
トップビューの画面で、歩ける床を歩くと床が落ちる。
必ず1回歩かせてゴールまでたどり着くというゲームだ。
その中で2歩目にジャンプするものがある。

ちなみに、床歩きパズルは歩くと
文字が見える。それは一部であり、そのステージの同一パズルを解くことで
パスワードとなる。

「神経衰弱」
特にひねりもない「神経衰弱」3回ミスで失敗
枚数は奇数。余る1枚は「×」これを引くと即座に失敗となる。
後半ステージではかなり枚数が多いのにライフアップがあったりするのはちと納得いかない
(何度でも挑戦できるからだろうが)


今作では空を飛べるのでそれをいかに使いこなせるかがこのゲームのキモである。

ここからがネタバレ





















エンディングは博士が救出されたというニュースが入り
エネルギー開発をするってな事で終わり。

1991年製のゲームなんだからもうちっと「パーマン」たちに
スポットライトを当てても良かったような気がする。
台詞なしの無個性なんだもん。

しかも、スタッフロールなし。
寂しいなぁ…
その為、髭人の中で極めて印象も薄し…

やっぱりボスの被ダメージ音がないからさ

ひたすら「シュール」なんだよね(苦笑)

そこら辺しっかりしていれば大分いい印象にになっていたんじゃないかって思うのだがな~
「太陽の勇者 ファイバード」と言い当時、作っていたアイレムのスタッフは効果音を蔑ろにし過ぎ


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