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「エスパードリーム2」日記 by 髭人 ~名相談役『ベル』のアドバイス日誌~ Page 11

2016-04-05 21:00:55 | 「エスパードリーム2」プレイ日記
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願いの前借を要求する『守』
その願いは何かと尋ねる『ベル』であったが

[エスドリ2日記]
守:それはねぇ…
ベル:勿体ぶってないで早く言いなさいよ。
守:ベルにボクが考えた役を演じるってのはどう?
ベル:はぁ!?何、その気持ち悪いの!
守:いや、さっきの声の破壊力が半端なかったので是非とも、好きな時に聞きたい。
ベル:ちょっと待ってよ!何でも願いが叶うのよ!もっと考えて!大切なものがきっとあるはずよ!
守:例えば?
ベル:そうね…一般的な物と言ったら大金持ちとか不老不死とか夢の実現とか世界征服もあるかもね。
守:そうやって大それた願いをしようとして幸せになった人ってあんまりいないんだよね。
 ピラフ、ピッコロ大魔王、ナメック星でのベジータ、フリーザ…
ベル:不老不死ばかりだけど…言われてみれば…
守:だってベル、もうやらないって言ったじゃない。
としたら、ここはもうお願いとして叶えてもらうしかない。
ベル:そこまでしてまで演じてもらうほどのものじゃないでしょう?
守:じゃ、タダで演じてくれる?
ベル:それは嫌。
守:じゃ、願いとして使う!
ベル:何でそこまで執着するのか訳がわからないけど…
はぁ…本当にそれで後悔しないわけ?
守:我が生涯に一片の悔いなし!!(片手突き上げて)
ベル:…。分かったわ。一応、前借OKかどうか本の神様に聞いてくるわ。
守:ありがとう!超優秀妖精のベル!
ベル:調子いいだけで頭のほうがおかしいけれどねぇ…

ベル、本の神の神殿へ向かう。


[エスドリ2日記]
本の神:ルパンめ。まんまと盗みおって
 あの人は何もとらなかったわ。私の為に戦ってくださったんです。
 いえ、奴はとんでもない物を盗んでいきました。
ベル:あなたの心です。
本の神:!!
ベル:ふふふっ…名台詞過ぎるので言ってしまいま…
 あれ?本の神様…どうなさったんですか?
本の神:…
ベル:本の神様ってば。
本の神:ないわ~。あそこで台詞言っちゃうとかないわ~。
ベル:え?あの…私もついつい言いたくなってしまったもので…すみませんでした…
本の神:一番オイシイ所だろ。
 例えるのなら最後のハンバーグのひとかけら。
 最後の最後に取っておいていざ食べようって時に
 あれ?お前、お腹いっぱいなの?なら、俺が食ってやるよ。
 などとほざいて勝手に食べる奴と同じことだぞ。
ベル:…。本当にすみませんでした。
本の神:分かればよろしい…
ベル:でも、ハンバーグを最後に残して食べるなんて
 本の神様も結構可愛らしい所あるんですね。
本の神:言うな――――!!//// 


[エスドリ2日記]
本の神:コホン…。それで、ベルよ。どうしたのか?
ベル:ステージ2のムーンリングを取り戻したのです。
本の神:ほう!実に順調ではないか。
ベル:この先もこのままでいってくれればいいんですが…
本の神:いや~。お前と守とやらがいれば本の世界も安泰だな。
ベル:今までが良かっただけですよ。
本の神:謙虚だな。
ベル:守君と一緒だと油断なんか出来ません。
本の神:苦労が多いようだが頑張ってくれ。
ベル:はい。あと一つ、お聞きしたい事がありまして…
本の神:何だ?
ベル:いえ…守君が願いを叶えるのを前借りしたいって言い出しまして…
本の神:は?
ベル:ですよね。私も同じリアクションしましたよ。
 そんな事できる訳ありませんよね~
本の神:まぁな。そんな事を言いだす奴は私がこの座について初めてだ。
ベル:本当信じられませんよね。本人は大したことはないって言っていましたけど。
 大きい小さいの問題じゃありませんよねぇ…
本の神:しかし、どんな願いなんだ?
ベル:本の神様気になるんですか?
本の神:叶えるかどうかは別にして興味はある。
ベル:自分の言ったキャラを演じろと…
本の神:はぁ~!?
ベル:私も同じリアクションをしましたよ…
本の神:だ、だろうな…何でそんな願いなんだ?
ベル:本人曰く、大それた願い事をしたりしようとした人はロクな事にならないから好きな事にしたという事ですが…
 どうしましょ…コレ…
本の神:大それた願いをしようとした人はロクなことにならないか…
 実に達観した話だな。子供とは思えん…
 とは言いつつも…話の道理は分かる。
 分かるが…願いがなぁ…ベルよ…お前はどう思う?
ベル:単純に気持ち悪いとしか…それにもっと良い物をかなえられるのに
 何故そんなつまらない事に大事な願いを使ってしまえるのか理解に苦しみます。
本の神:嫌か?
ベル:勿論です。出来れば彼と距離を置きたいです。
 ですが彼がいないと本の世界がダメになってしまうから…本の神様が許可を出すのなら…
 やります。
 もちろん、お仕事として!!
本の神:そうか…あまり大きな願いだと私も各方面に動かねばならんから
 手間が省けたという意味ではありがたい事だ。
ベル:各方面?
本の神:例えば、不老不死であれば『生命の神』にお伺いを立てねばならんし
 大金持ちなら『幸運の神』、世界征服であれば…どういう形態で征服するのにもよる。
 人心を支配したいのなら『心の神』、軍事力であるのなら『心の神』と『幸運の神』だな…
ベル:本の神様も手間がかかるんですね。
本の神:だからその願いで行くのであれば、私として働きかけをする必要もないので実にありがたい。
 だから今回は特例として認めてやれるが…
 問題はお前自身の意思の問題だが…
 願いの力が使えない為に演じるのはお前自身の自由意志となるが構わんか?
ベル:分かりました…気乗りしませんが…
 あまりにも変態的でしたら私自身が彼を丸め込みますから大丈夫です!
本の神:お前には苦労を掛けるが頑張ってくれ。
ベル:はい!


[エスドリ2日記]
守:ベル~どうだった~?
ベル:OKだって!
守:ヨッシャァァァァァッッ!!
踊る守君。
ベル:そ、そんなに嬉しいの?
守:そりゃそうさ!ボクの為だけに言ってくれるんだからね!
ベル:あんまり目を輝かせて言われると…怖いわ…
 で、何を演じればいいわけ?
守:そうだな~。迷うな~。
 ツンデレ妹もいいし、甘えん坊妹もいいし、お嬢様系の妹いいよなぁ~
ベル:なんで妹系ばっかなの!!

[エスドリ2日記]
守:何を言っているの?妹系は理想を体現した形じゃないか~。
 姉や妹がいない男が女の子に対して勝手に妄想を広げた形としたものが
 妹なんじゃないか~。
ベル:守君本人に姉や妹がいないっていうのがポイントよね。
 リアルの姉や妹を知っているって意味で…
守:リアルはいらない。じゃ~。ベル、試しにしょーがないって感じでやってみて?
 まずはツンデレ系かな?勘違いしないでよね。みたいな…
ベル:はいはい…じゃぁ…コホン…
 勘違いしないでよね!別にお兄ちゃんの事なんて何とも思ってないんだからね!
守:!!
 ヤッベ…ヤバすぎる!今の軽く感動を覚えるレベルなんだけど…
ベル:はぁ…(疲れるわね…)
守:勘違いしないでよね+お兄ちゃん+別に○○じゃないんだからね!=破壊力
ベル:何で刃牙の花山薫風なのよ!
守:それぐらいの衝撃があったって事だよ!!
ベル:は~あ…
 お兄ちゃん。私がこんなのずっと続けていれば満足なの~?
守:いや、普段は普通でいいよ。お兄ちゃんじゃなくて守君でね。
 僕がやってって頼んだ時にだけ演じてくれれば。
ベル:そうなの?少し楽になれそうね。
守:こういうのはずっとだと飽きるからさ。
 ある特定の時に言ってもらうのが効果的なんだよね。
 例えば、ちょっと悲しい時に言われたりすると元気を取り戻せる。うん。
ベル:何でそんなに物に対して理解力が高い訳?


[エスドリ2日記]
守:そういえば、ステージ2で思ったんだけどステージ2の時間列車に乗るのなら
過去に行きたい?それとも未来?
ベル:私は未来ね。

[エスドリ2日記]
守:何で?
ベル:だって気になるじゃない。
どんな私になっているかどんな生活を送っているか少しだけ覗いてくるの。
守:ふ~ん。そういうもんか~。
ベル:守君は?
守;断然過去。
ベル:どうして?
守:変えたい出来事が22個はあるから
ベル:その歳で多すぎでしょ…

[エスドリ2日記]
ベル:例えばどんなのがあるの?ちょっとした失敗で失恋したとか?好きなあの子に告白しておけばよかったとか?
守:いや…物心つく前にお母さんと女湯に入った事があるからその光景を脳に刻み付けようと思ったんだ!!(キリッ)
ベル:聞いた私が大バカだったわ。

[エスドリ2日記]
ベル:じゃ、行くわよ。ステージ3。
守:何言っているの?後21個もあるんだよ!
ベル:そんなもん聞いてたら本の世界が滅んでしまうわ!
守:…。分かったよ。
ステージ3の本棚の前に立つ。
守:あれ?何も起こらないよ…
ベル:変ねぇ…仕方ないからステージ4にしましょ

[エスドリ2日記]
守:でも、順番に行かないといけないんじゃない?
ベル:でも、入れないんだから仕方ないでしょ。1つ抜かすから怖いとか?
守:そ、そんな事はないよ。(ガクガクブルブル)
ベル:しっかりしてお兄ちゃん!お兄ちゃんなら出来るから!私信じているもん!
守:今のグッド!最後のもんがいい味出してる!
ベル(チョロイわね…)

[エスドリ2日記]
ステージ4の本棚の前、震える守
守:押すなよ!絶対に押すなよ!
ベル:そういう振りいいから取り敢えず様子を見てみましょう。
守:お約束、スルーしないでよ。
ベル:仕方ないわね~。じゃどうぞどうぞ。
守:それ、違うよ!!
ベル:いいから見ましょ見ましょ。


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