「大工の源さん」 レビュー （ファミコンソフト）

サイドビュー横スクロールアクション
アーケード版からの委嘱作品
アイレムから発売
１９９１年１１月１５日発売

特徴としては
大木槌を用いて敵を倒していく…という所か


お話としては
スタート直後のシーンを見る限り黒木（くろもく）建設の連中に自宅を破壊され、
その社長をとっちめるべく源さんが立ち上がるって感じ。
何故そんな事をするのかは不明。（建築のライバルだからなのかなぁ？）

wikiはあるものの、主にアーケード版についてと書かれているので取り上げてよいものやら・・・
一応、あげておくか。

乱開発を行う悪徳建設会社に対して源さんが木槌を持って立ち上がる。

点数は７０点

良い点
・ハンマー操作が小気味いい。

悪い点
・短すぎ

良い点の解説
・ハンマー操作が小気味良い。
ハンマーの範囲とか動きとかストレスなく振れ、源さん自身の動きも気にならない。
同じハンマーを持っている奴のゲームである「ドンドコドン」と比較しまいがちであるが・・・

悪い点の解説
・短すぎ
全５ステージなのだが１ステージ数分でクリアできる。
１周１５分もかからないのはちょっとねぇ・・・（難易度が上がる２周目もあるが、２周でも３０分である）
これは１９９１年のソフトであるが同年発売のアクションゲームというと「ロックマン４」がある。
こちらは最初からクリアするのに２時間弱ぐらいはかかるだろうか？（パスワードあり）それを考えると物足りなさを覚える。

源さんの本名は「田村　源三」という。

そうそう。このゲームの特徴として一部声が出る。
ステージ開始時に「いくぜっ！！」
１機損失時に「てやんでぇ！」
ステージクリア後に「源さ～ん（女の声）」
と言っても、特徴ではあるが魅力というほどでもない。

しかし、源さん。女にも容赦しないわ。
黒木建設の受付や社員（？）などカワイイ女の子も出てくるのだが当然、敵であり倒すしかない。
敵とは言えちと心が痛む。

ちょっと調べてみたらＦＣで続編である「２」が出ているとか・・・
お目にかからんが・・・
あったら買ってみようかねぇ。

しかし「大工の源さん」というとパチンコの方が有名か？
俺は一度もやったことはないが

にしてもパッケージにも出ているけど源さんの幼馴染みの「カンナ」ちゃんがスゲェ・・・
（カンナちゃんは高校３年生というが・・・源さんと幼馴染となると、源さんはいくつだよ？）
ステージ（１～４）をクリアするとボーナスステージに突入するのだがそこでさらわれて
縄で縛られて吊るされる。（何か卑猥な表現になるなぁ～）
そこで次々に出現する敵を時間内にいかに多く倒すかを決めるゲームである。
その倒した敵の数に応じてアイテムを入手できるというわけだ。
その吊るされている「カンナ」ちゃんにも攻撃出来て、当ててしまうとペナルティとして倒した敵の数が減る。
「カンナ」ちゃんはポイントが何ポイントだろうが時間終了と同時に紐が解かれて救出したことになる。
自分は、敵そっちのけで「カンナ」ちゃんに時間いっぱい木槌でぶん殴りまくってみた。２０回以上かなぁ？
すると、「カンナ」ちゃんは・・・

いつも通り、微笑んでくれた。

「出来心で試してみたかっただけど、カンナちゃん。何か、ホント、ごめん」

ここからがネタバレ

↓
↓
↓
↓
↓
↓
↓
↓
↓
↓
↓
↓
↓
↓
黒木組の社長は椅子に乗って戦いそれを倒すと
椅子のコードにつながれており

社長「金に操られて俺の人生
　一体何だったんだ」

と、告白。
源さんは

源さん「今からでも遅くねえから改心しな。
　世の中金だけが全てじゃあねえよ。」

と、椅子を破壊。

社長「ありがとう　今度からは　心入れ替えて
　しっかり働くように　するよ。」

そして、源さんの家を再び建て直してエンディング。
腕を組んでいるカンナちゃんは幼馴染ってかどー見ても嫁さん。

「これで 終わった 訳じゃないぜ！！
気合の 入った ２周目も あるから
そっちも プレイしてくれよなっ！！」

と、スタッフロールもなく２周目に突入する。

んで２周目をクリアしてもエンディングは変わらない…
せいぜい源さんが

「遊んでくれて ありがとうよっ！！」
黒木組　も　改心した　こったし
これで めでたし めでたし だなっ！！」

というぐらいだ。
金は２度、人を狂わすって所か…

金って怖いね！（小並感）