髭を剃るとT字カミソリに詰まる 「髭人ブログ」

「口の周りに毛が生える」という呪いを受けたオッサンがファミコンレビューやら小説やら好きな事をほざくしょ―――もないブログ

「怪傑 ヤンチャ丸2 ~からくりランド~」 レビュー (ファミコン)

2015-01-09 21:00:57 | ファミコンレビュー
サイドビュー横スクロールアクション
アイレムから発売
1991年8月30日発売

特徴
取得した巻物を1本使う事で

2種の攻撃「斬撃飛ばし」「無敵」
3種の変身「カエル」「象」「鳥」

を使用可能。
全て10カウントの間だけ使用できる。

このゲームのプレイ後に1をクリアしたんだけど(レビュー済み)その比較をしてみよう。
1→2の違いは

・ライフ
ない(敵に触れたら即死)→ライフ制

・忍術
取ったその場で時間制→使用するのは任意で時間制

・敵の合成音声
ある→ない

といった所だろうか?
容量の問題があったにせよ敵の音声がないというのはちと寂しいなぁ…


あらすじとしては
「げんゆうさい」という者が「からくりランド」を作る。
すると江戸城の「くるみ姫」が「ヤンチャ丸」と一緒に行かないかと誘うのだが
「ヤンチャ丸」は修業があると断る。
拗ねた「くるみ姫」は一人で「からくりランド」に行ったのだが帰ってこない。
「ヤンチャ丸」はくるみ姫捜索のため、「からくりランド」に向かうのだった。

点数は40点

良い点
・ストレスない動き

悪い点
・判定がわかりにくい
・ボス戦時、術使用不可

良い点の解説
・ストレスない動き
ジャンプ攻撃は硬直がなくやりやすい。
それ以外に誉めるところはない。

悪い点の解説
・判定がわかりにくい
壁なのか背景なのかその判定がわかりにくい所がいくつかあったり
踏めるのか踏めないかの判定もわかりにくい。

自分があったのは鉄球がグルグルと円を描いて回っていた。
髭人は中心部分を踏もうと思ったらそこには地形の判定はなく穴に落下。
地面の判定があるのは鉄球部分だった。

巨大な石が転がってくるのだがどうやっても当たりそう。
そう思ったら足で踏めるのである。

・ボス戦時、術使用不可
それほど難しいボスはないけども、技って1つの救済なのだから
使えないというのはちとストレス。
忍者なら正々堂々なんて事を考えず全力で敵を処理せんかいってちと思う。



特にコレと言って誉める部分はないんだよな。このゲーム。
ちなみにファミコンで更に続編の「3」が1993年3月30日発売しているけど
この2が続編を出すほど優れているとは到底思えないのだがな…
アイレムの名物キャラって事にしかったんだろう。きっと。
それとも、忍者つながりでテクモの「忍者龍剣伝」のように3作出したかったのか?
しかし、ゲームのムービーが凄かった忍者龍剣伝と比べるとなぁ…


そうそう。鳥への変身はゲーム殺しと言える。
このゲーム。10カウントの技の使用が出来るが直後に再使用が可能である。
つまり、動く足場が沢山あるような巨大な穴で上空高くで鳥に変身し飛びまくり
10秒経って変身が自動解除。穴に落ちるまでの間に鳥変身を使う事で再び上空に舞い上がればいい。
10秒経って…以下ループ(3回も4回もやるほど穴は広くないが)

上記の悪い点でも解説した通り、ボス戦時は術が使えないという仕様がある。
難しくするっていうのはわかるけど、敵の耐久力があるボス戦なんだから禁止するっておかしくね?
但し、ボス戦の直前に「無敵」を使用すると判定が残っていて遭遇10秒以内は体当たりでボスにダメージを与えられる。
流石にこのゴリ押しってのは上の鳥再使用含めてゲーム性の崩壊につながる。

もう少し練る事は出来なかったのだろうか?
気にならない程度の縛りとかボスなどに合ったアイテムとか…
バランスが非常に悪い。


あ、そうそう。
敵の女の子が結構可愛いので倒すのが躊躇われるんだよなぁ~。
村娘風の女の子。バッと煙を出してくの一になるんだけど
その際に煙を出す。
その煙に

「みちゃいや」

なんて文字が出て可愛いけども…

その部分…見せろよ。

「良いではないか?良いではないか?」

と言いながら、帯を引っ張る…

こんな俺は悪代官というよりアホ代官だな…



ここからがネタバレ





















ラストは初遭遇のボスラッシュ。死ぬと1匹目からってのはちと辛いね。
まぁ、繰り返しプレイすれば切り抜ける事は困難ではない。

エンディング。
黒背景に文字のみ。スタッフロールもなし。
1991年というファミコン後期ってのにさ、寂しいよぉ…


それにしても「ヤンチャ丸」は顔が安定しない。
「1」「2」「3」と容姿は別人である。



左が「1」、右が「2」

※「3」は持っていないがソフトを見たところまた別人である。

忍者だからな。本性を明らかにしないのか影武者が何人もいるのか…
そのような「設定」として考えるのなら支離滅裂というほどではない。
かなり無理をした「ヤンチャ」しているっていうレベルだと思うが(笑)
但し「キャラ」として考えるなら根付かせなければならないシリーズで容姿が異なるというのは完全にアウトだろう。
「怪傑ヤンチャ丸」って言うより「整形ヤンチャ丸」ではなかろうか?


最新の画像もっと見る

2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
今晩は (ねむりねこ)
2015-01-13 22:24:37
このゲームは3までプレイしましたよ、グラフィックがどんどん変わって
3では1とは別人に・・・(笑)
シリーズの中では2が一番遊びやすかったです
ただ悪い点は髭人さんと同感でしたね、敵からの攻撃のあたり判定も
広めだったような気がします。
返信する
羨ましい! (髭人)
2015-01-14 22:38:32
ねむりねこ殿
コメントさんきゅーです。

3までプレイなされた!?
いいな~。3は見かけたんですがやはりファミコン末期という事もあってかお値段が高めで私の懐具合から考えると厳しかったので買いませんでしたよ。

にしても、シリーズで2が一番遊びやすかった…
なんちゅーシリーズだ…
どこかで安く売っていればファミコン版ヤンチャ丸を制覇出来るんですがねぇ~。
返信する

コメントを投稿