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「忍者龍剣伝」 レビュー (ファミコンソフト)

2011-11-01 22:33:42 | ファミコンレビュー
サイドビュー横スクロールアクション
テクモから発売
1988年12月9日発売
「ゲームセンターCX ~有野の挑戦~」プレイソフト#29


特徴としては
ストーリーを盛り上げてくれるムービー。
忍者らしく壁にしがみつきからの飛び移りアクション。

十字ボタン:移動
Aボタン:ジャンプ
Bボタン:刀
上+Bボタン:忍術
 (術の数値使用で所持している忍術を使用できる)

貼り付ける壁にジャンプして接触すると張り付く事ができる。
キーを壁とは逆に押しつつAボタンを押すと反転可能。

狭い所に壁が両サイドにあると連続してシャッシャと素早く反転し上に上がる事が可能。


お話としては
主人公のリュウ・ハヤブサの父であるジョウ・ハヤブサが何者かに負けたという話を聞き、
父が残した手紙に記されたスミスというものを訪ねようと同じく父が残した龍剣を手に赴く。
その最中にリュウは謎の敵に襲われる。
それを退けると背後に謎の女性が立っていて・・・



得点は70点

良い点
・ストーリーを盛り上げるムービーシーン。
・音楽がいい。

悪い点
・ステージの配置や仕様のいやらしさ。
・ラスボス戦の仕様。

良い点の解説
・ストーリーを盛り上げるムービーシーン
「忍者龍剣伝」や「キャプテン翼」といったテクモの作品の
ファミコン作品の代名詞とも言えるムービーが良い。
今見たら、

「静止画に口パクさせて字幕入れているだけじゃねぇか」

と、思えるかもしれないがファミコン時代には驚異的だった。
多くの画像が非常に大きく表示されるのは本当にすごいことだった。
だって、ドラクエⅠは現在のケータイ画像以下の容量しかないのだ。
この「忍者龍剣伝」の容量はどれほどのものか分からないが
100倍も容量が違うということはさすがにないだろう。
そう考えれば、音楽、画像、ゲームを加えて作ったという当時の技術はすごいと言えよう。

・音楽がいい
説明不要だろう。(というか自分には説明出来ん)良曲が多い。


悪い点の解説
・ステージの配置や仕様のいやらしさ。
最初はサクサク進んでいくものの5-1から難易度が急上昇する。
穴を飛ぶときは必ず敵が出てくると言っていい。
そしてこのゲームの仕様として同じ場所にると敵を倒しても復活し続ける。
普通のゲームであれば敵を倒せばその地点での敵は一旦、戻らなければ復活することはないが
このゲームは倒しても倒しても無限に復活し続けるのだ。(大抵が空を飛び突っ込んでくる鳥)

            敵

  忍        
 ̄ ̄ ̄|       | ̄ ̄ ̄
 足場 |       | 足場  
     |       | 
 ̄ ̄ ̄           ̄ ̄ ̄
        (穴)

それを打開するには、ジャンプしながら敵を倒すか、ジャンプしてやり過ごすかのどちらか。
どちらにせよ難しい。


・ラスボス戦の仕様。
多くの人のやる気をどん底に突き落としたであろう仕様である。挫折した人も多いかもしれない。
自分も某芸人がレトロゲームソフトに挑戦する番組を見たが
何も知らされずその芸人と同じ事態に陥ったらキレてリセットを押していただろう。

大体、皆さんこのような流れになったはずだ。
6-1~6-3の敵の多さ。そして、上でも書いたように穴場を越えるときに出現する敵。
それを困難を踏み越え遂にたどり着いた6ー4。
ラスボス。残機は3機にしておいた。胸が高鳴る。

「ラスボスだから1戦目は様子見で2戦目から本気出す!!」

というのが誰もが考えたことだろう。
1戦目敗北。

「よしっ!大体見切った。
 覚悟しろ!ラスボ…
 え?」

映し出される6-1。最初。
なんと、ラスボス戦に敗北するとそのステージ最初に戻されるのだ。
せめて普通のゲームならゲームオーバー時に6-1だろうが残機があろうと関係ない。
6-1に戻される。
あまりにも理不尽。あまりにも無慈悲。あまりにも残酷。
上記、プレイしていたその芸人も

「生き地獄や」

って言っていたもんな(分かる!!)

そのような仕様なのに途中の6-2や6-3でゲームオーバーになると
そのステージの最初から出来るのだ。
何故ラスボス戦のみ・・・更にキツい点も説明するがこれはネタバレに記述する。

そんな苦難を乗り越えてクリアしていただきたい!その達成感はすごい。

パスワードはないがゲーム自体はそれほど長くはない。
ストレートで行けば1時間ぐらいでクリアできる。
しかし、「よし!やるぞ!」と、気合入れて臨まなければこのゲームをクリアすることは出来ないだろう。

ゲーム自体はしっかり作られているのでタイムアタックなんか挑戦している人もおられる様子…


PS)あんな断崖絶壁に敵の城(要塞?)が建っていたら目立つよなぁ~。

ここからがネタバレ



















「お の れ 邪 鬼 王 !」


が有名なゲームだわな。
コメントがある動画などでその場面になるとその言葉で溢れる。
(動画でもサムネに使われる事だってある)

それをかなりメジャー化させたのは
「ゲームセンターCX」の有野氏のおかげ!

でも、本当はそんな笑いどころではないんだよな。
死んだと思っていた父が洗脳され敵として向かって来て
それを何とか解放し、正気になって感動の再開の最中に敵である「邪鬼王」が攻撃。
そこへ父が「リュウ」を庇って攻撃を受けた所での「リュウ」の怒りの一言であるのだから…
でも、光が入ったりして笑ってしまう気持ちは分からんでもない(苦笑)

ちなみに「邪鬼王」は異世界の住人とか悪の化身ではなく元々普通の人間である。
本名は「ガルディア・ダ・ミュー」
自分で「邪鬼王」って名乗るって…
なかなかパワーいるよな…
ま、それぐらい思い込みが強くなければ世界征服なんて望まんか…


にしても、ラスボスは何と3連戦。
どのボスにも1度やられたら6-1に強制送還される。
しかも、このゲーム、ボスを倒すとタイムと忍術は点数として加算されてしまうのだ。
つまり2戦、3戦目は忍術「0」で戦わなければならない。(体力は全回復しているが)
ただ、救済措置として、倒したボスはコンテニューしても登場しない。それが唯一の救いか?
自分は忍術なしでは2戦目、3戦目のボスを倒せないのでサッサと死んで、6-1からやり直す。
ゲームセンターCXでその展開を知っていたから心折れずに済んだが…
初見ならどうなっていたか…

「6-2」「6-3」の穴地帯はなかなか地獄。
5面のボスの「ブラッディマルス」が

「これからが本当の地獄だ」

って言っていたけどその言葉に違わなかったからな…
(ただ、マルスが地獄を差したのは洗脳された父との対決だろうけど…)



にしても「リュウ」ってまともか?

エンディングで「リュウ」は「アイリーン」とキスをするのだが、
何故「リュウ」はそんな女とキスするのか意味不明なのだが・・・

「アイリーン」って初対面でなんの説明もせず背後から麻酔銃を打ってきて、
起きた所でまた事情を何も説明もせず

「これ持って逃げて!」

と「邪神像」を渡すキレた女である。
まぁ、後になれば邪神復活を阻止するための行動であると言うことはわかるがちゃんと言えよ。
時間がないなら麻酔なんかかけんなよ。

「リュウ」よ・・・
この世を滅ぼすかもしれない像をそんな名前も知らん「アイリーン」を人質に取られからって渡すとか・・・

考えられん!貴様それでも忍者か!!
任務の為なら友どころか身内すら犠牲にするぐらいの覚悟なんじゃないんかい!

名前も知らず、眠らせてくる女など当然、放置だろうが。
父が殺されて気が動転していたんだろうって事にしておくか…



百歩譲って(一万歩ぐらいか?)
一目惚れなのかわからんけど、そんなキレている上に
名前も知らない女にキスなんかしてんじゃねぇよ。


羨ましいじゃねーかッッ!この野郎!!



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6 コメント

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Unknown (ザ・シャネルマン)
2011-11-03 13:18:47
キターー 忍者龍剣伝!
昔7時間かけてクリアしましたな・・・。

完全に覚えゲーでしたねw

鳥ww うざすぎww 攻撃力高いしw
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龍剣伝 (髭人)
2011-11-03 23:15:23
自分は別の日に何度も繰り返しプレイして計5~6時間でクリアしましたけど、某芸人の番組を見た後だったので、カンニングしたみたいなものです(笑)

鳥はうざかったですな~。
その芸人も「鳥ぐらい我慢せぇ」って言っていたほどでしたからね(笑)

7時間・・・ザ・シャネルマン殿。
相当やりこまれておりますな。しかもクリアなさるとはかなりの腕と見たッ!!
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Unknown (Dotama)
2013-02-10 20:54:27
サクっと敵を倒せるのか気持ちいいです。
3DSで ダウンロードしてあるので
今でもたまに、ちょっとプレイしていますが
さすがに クリアまでは 何度もやるのはきついですね。

敵に当たって なぜにそこまで後方にふっ飛ぶ!?
と、何度も鳥にやられながら 思いました。
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Unknown (髭人)
2013-02-11 04:47:17
Dotama殿
コメントさんきゅーです。
確かにノックバックが辛い!!
それに無敵時間がノックバック中だけだったので
ゴリ押しが出来ないというのがねぇ…

まぁ後半になると大抵、ノックバックした先は…
「穴」!
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Unknown (Dotama)
2013-02-11 23:30:03
まさに

「穴!」

でしたね… ( ; o ;)
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ゲームオーバー時の点滅 (髭人)
2013-02-12 04:42:03
Dotama殿
コメントありがとです。
だから「穴」に怯え続ける戦いが続く。
穴恐怖症って所でしょうか?

地味に残機0の時に死ぬと画面が点滅するのが嫌い~
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