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映画感想ブログです。3周年を迎えました♪
相変わらず、日本映画と香港映画が好きです。

主人公は僕だった(試写会)

2007-05-08 17:27:47 | 映画(さ行)
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ウィル・フェレル、エマ・トンプソン、ダスティン・ホフマン、クイーン・ラティファ、マギー・ギレンホール出演。マーク・フォスター監督作品。

平凡で面白みのない男、ハロルド(ウィル・フェレル)。国税庁の会計検査官である彼は、過去12年間、毎日決まった生活を送っている。しかしある朝、ハロルドの頭の中に、彼の行動を文学的な表現で語る女性の声が割り込んできた。それからというもの、その声はハロルドの頭にたびたび響くようになる。彼女によれば彼はどうも小説の主人公のようで、しかも彼に死が近づいていることもほのめかしていた。それから自分の運命を変えようとするハロルドの奮闘が始まった。(goo映画より)

公式サイト

CMでチラリと観た意外、予備知識なしで観てきました。地味は映画なんですが、発想がとても面白いと思いました。思わず涙してしまうシーンもあり、後味はなかなか良かったです。
地味というのは、まず主人公が地味(笑)。顔も地味だし、スタイルも地味。でも歌が意外と上手かったりする。
その地味な主人公を演じるウィル・フェレル、どこかで観たなぁと思ったら、「プロデューサーズ」でナチスの格好して喚き散らしてた役をやった人ですね(笑)。

国税庁に勤める会計検査官だけあって、数字が大好きなハロルド。歯を磨く時も磨く回数数えてるし、バス停までの歩数も毎日同じ。そんな彼の日常に、急に自分の行動を文学的表現で語る女性の声が聞こえるようになり、それはどうも自分を主人公した小説を書いている作家の声らしいことがわかり、その作家は悲劇小説を書く作家で、主人公を必ず最後に殺すというから大変なことに。相談した小説評論家の教授には「喜劇になるようにしろ」と助言を受け、気になっていた女性にもアタックして、いい感じに。
とうとう作家を見つけ、乗り込んでいくハロルド。筋書きが出来上がっている小説を持ち、教授へ読ませると、最高傑作だという。主人公が死ぬ以外に最高の結末はありえないと。意気消沈したハロルドも小説を読み、作家の所へ行くのだが・・・。

クライマックスのシーンは、想像がつきます。最初の方からちょこちょこ出てくる新しい自転車を買ってもらった少年、仕事が決まったばかりの女性・・・
十分に想像できるシーンなのに、気がついたら涙がポロポロと溢れてました。
さて、ラストはいかに。

自分が書いた小説の主人公がなぜか現実世界にいたとしたら?これから殺すはずの主人公がやってきて、なんとかしてくれと懇願に来たら?
・・・・・・まかりなりにも、シナリオを書いた事がある私みたいな人間にとって、そんな恐ろしいこと、起きて欲しくはないですが(笑)、発想は面白いですよね。

私は結構楽しめたのですが、なんせ地味なので、ヒットは難しいかなぁという気もします。口コミで広がるタイプの映画かな?でも一般層に受けるかどうかは微妙(苦笑)。
ちょっと病的な感じのエマ・トンプソンも魅力的な女性のマギー・ギレンホールもなかなか良かったです。
ダスティン・ホフマンは最近、脇役で見かけることが多いですね。主人公との掛け合いが面白かったです。


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