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映画感想ブログです。3周年を迎えました♪
相変わらず、日本映画と香港映画が好きです。

ヴェラ・ドレイク

2006-04-12 11:52:55 | 映画(あ行)
イメルダ・スタウントン、フィル・ディヴィス、ピーター・ワイト、エイドリアン・スカーボロー、ヘザー・クラニー、ダニエル・メイズ、アレックス・ケリー出演。マイク・リー監督作品。

1950年、冬のロンドン。自動車修理工場で働く夫とかけがえのない2人の子どもたちと貧しいながらも充実した毎日を送る主婦ヴェラ・ドレイク。家政婦として働くかたわら、近所で困っている人がいると、自ら進んで身の回りの世話をする毎日。ほがらかで心優しい彼女の存在はいつも周囲を明るく和ませていた。しかし、そんな彼女には家族にも打ち明けたことのないある秘密があった。彼女は望まない妊娠で困っている女性たちに、堕胎の手助けをしていたのだった。それが、当時の法律では決して許されない行為と知りながら…。(allcinema onlineより)

地味~な映画でした。が、すごくリアルさを感じました。最後まで、何か吸い付けられたような感じで画面から目が離せませんでした。
やはり主役のイメルダ・スタウントンが素晴らしいのでしょう。マイク・リー監督は、ストーリーを最初からはっきり決めず、リハーサルで固めていく方法で撮るそうです。役者たちがとても自然で、まるでドキュメンタリーを見ているような気分になります。

イメルダ演じるヴェラ・ドレイクは、普段、家政婦の仕事をしていて、ハキハキと鼻歌まじりに働き、面倒見の良いオバチャンという感じです。しかし、一方で望まない妊娠をした娘たちの堕胎の手助けをしていました。
時代が古いとはいえ、堕胎のやり方があまりにあんまりなので、ちゃんと堕胎できるんだろうかとか、大丈夫なのかと最初から心配になりました。
後の方であのやり方を何十年も続けていたと知り、マジでびっくりしましたが。
いつかはヤバイ事になるだろうと思っていたら、案の定捕まってしまうわけですが、その後の裁判なども淡々と描いていたので、逆に驚きました。イメルダの演技がすごく自然なので、やっぱりドキュメンタリーみたいな感じを受けましたね。

登場人物がオーストラリアなまりの英語だったのと、ニュージーランドが製作国に入っていたので、ニュージーランドでの話なのかと思いましたが、イギリスのロンドンの話のようですね。


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4 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
一人で (teira)
2006-04-12 13:53:38
私はこの作品を映画館で一人で観たので、かなり帰り道は暗かったです・・(笑)



その後に、それぞれの台本しかしらない演技だったと聞いてびっくりしましたが。



どんどんヴェラに警察の手が迫ってくるのがとても辛かったです。
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イメルダ・スタウントン凄すぎ! (micchii)
2006-04-12 16:34:56
これ、去年のベストでした。

マイク・リー作品の主役は毎回むちゃくちゃ上手いですが、今回のイメルダ・スタウントンも抜群でした。

娘の婚約者の「人生で最高のクリスマスをありがとう」には、スクリーンが見えなくなるほど泣きました(笑)
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>teiraさん (hi-chan)
2006-04-12 17:51:53
ああ、それは結構暗くなるかも・・・・・・

最初の方のヴェラは明るくてハキハキしてるんですけどねー。



自分の台本しか知らないから、自然な演技になるのでしょうね。

それはそれで演技力がないと対応できなさそうですけど。
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>micchiiさん (hi-chan)
2006-04-12 17:54:16
そうでした!micchiiさんが1位にしてたんでした!

この映画が1位って、シブいですね~~~~~

ツウ好みって感じの映画でした。さすがです。



>「人生で最高のクリスマスをありがとう」

このセリフ良かったですね。私もグッと来ましたよ。

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