レオン・ライ、ラウ・チンワン、フィオナ・リョン、ヨーヨー・モン出演。ジョニー・トウ監督作品。
反目を続ける香港暗黒街の二大組織。対立する組織にそれぞれ属する2人の殺し屋、ジャックとマーティン(チャウ)。やがて二大組織の激しい抗争は、思わぬ方向へと進み、2人の殺し屋たちに、苛酷な運命が襲いかかる……。黒社会組織の抗争を、それに巻き込まれた二人の殺し屋の奇妙な絆を軸に描いた、アクション作品。(ヤフーレビューより)
この映画、micchiiさんの「愛すべき映画たち」のレビューで書かれていて、興味を持ちました。と言っても、レビューはきちんとは読んでいませんでした。ジョニー・トウ監督の映画で観たいと思ったので、ネタばれを避けるために。
いやぁ、面白かったです。ジョニー・トウ監督の映画は、どうも当たり外れがあって、期待が大きい分、「ありゃ?」となることもあって、ちょっとドキドキでしたが、これは面白かった。
主役の男たちがかっこいい!レオン・ライの静かな表情。ラウ・チンワンの凄みの効いた風体。
ジョニー監督は、ただ立っているだけで絵になる男を撮るのが非常に上手いです。「ザ・ミッション/非情の掟」の5人の男たちといい、「暗戦 デッドエンド」のアンディ・ラウといい・・・
ジョニー監督が上手いのか、絵になる男たちを連れてきて、映画を撮っているからなのか・・・両方という事にしておきましょう(笑)
レオン・ライは、「インファナル・アフェア3」の時とも、「天使の涙」の時とも違う雰囲気のレオン・ライでした。
この中では一番かっこいいんじゃないかな。
ラウ・チンワンは、ひげが濃くて、しかもテンガロンハットを被ってて、最初ちょっと笑ってしまいました。でも「暗戦 デッドエンド」の時はもっとクールな感じだったし、「裏街の聖者」ではコメディアンかよ、という感じで、「ロンゲストナイト」では、凄みの効いたアヤシイ雰囲気のスキンヘッドのにーちゃんでしたが、「ロンゲストナイト」に一番近いかな~
かっこいいな~と思ったシーンは、バーで、レオン扮するジャックと、ラウ扮するチャウが、ワインをぶっかけたり、お互いのワイングラスをコインで割りあったりと競い合う所。そのシーン、無言なのが良い。負けず嫌いの二人のちょっとせこい競争。でもかっこいい。
二人は二大組織の組員でお互いの組を潰すために、そしてボスを守るために戦います。でもそのボスは、占いに頼ったりして、情けない・・・
けれど、二人はそんな組のために命をかけて戦います。そして二人とも重傷を追い・・・
そして、ジャックの女であるヨーヨー・モンとチャウの女であるフィオナ・リョンがまたいい。フィオナ姐さん、強いです。階段を車椅子でのぼるという・・・。凄い迫力。あの精神力に脱帽。あれくらいじゃないとヤクザの女なんて勤まらないのね・・・
ヨーヨー・モンは「暗戦 デッドエンド」にも出ていましたが、「暗戦~」の方が綺麗かな~
私はてっきり、二人で一緒に復讐して、颯爽と去っていく、みたいなラストかと思いましたが違いました。
以下、ネタばれですが、
チャウは膝から下を切断した状態で、女と一緒にボスのもとへ行きますが、彼女が殺されてしまう。そのため、1人でボスに復讐しようとします。その努力たるや、凄い凄い。筋トレしてましたね。今度は車椅子じゃなくて、自力で屋上にのぼり、屋上から狙撃しますが、失敗して、撃たれてしまいます。でも死なずに再び復讐をしようとする・・・
一方、ジャックは自分を助けたせいで、酷いやけどを負った女の介抱するため、タイに残ります。しかし、その彼女もやけどのせいで、これからの人生に悲観し、ジャックも1人に。
タイまで追ってきた殺し屋を始末したジャックは、香港へ戻ります。
チャウは、再び屋上でボスを狙撃しようと狙っています。
しかし、ボスが車から降りても、撃たない。なぜ?とチャウを見ると、チャウの顔にハエが・・・
そう。そこで気づけ、ということなんですよね。でも私はこのシーンでは意味が分からなかった・・・これは演出が悪いのではなく、気付かない私が悪い・・・後でこのシーンの意味が分かった時、ショックでした。あのシーンで気づけよ~~~~~と(大泣)。
そのあと、バーのマスターのポウが「一足違い・・・」みたいなセリフを言ってましたが、それもこのことを指してたのかも・・・
ジャックがサングラスをかけて、両手に銃を持ったチャウを車椅子に乗せて、組員やボスがいる店に殴りこみをかけ、ジャックが銃を撃ちまくり、車椅子のチャウが、何かの拍子に車椅子が動きだし、銃をぶっ放した時にやっと気付きました。
チャウはもう死んでるんだと・・・
チャウの顔にハエがたかっていたシーンを観た時、そのシーンの意味よりも、顔にハエがとまっているのに、身動き一つしないラウ・チンワンの演技、凄いわ~とそっちに気を取られてしまいました。(言い分けですが)
気付けなかった自分に、がーーーっくりでしたが(苦笑)、最後にジャックがチャウの手に銃を握らせて、トリガーに一緒に指をかけて、ボスを撃つシーンで涙がブワーっと出ました。ベタなシーンなはずなのに・・・
その直後に絶命するジャックもいい。(←バッドエンディング好き・笑)
ジャックは冒頭で「銃こそ力だ」みたいなことを言ってますが、闘いなんて、虚しいよね・・・という終わり方でした。
この映画では、坂本九さんの「スキヤキソング」もとい「上を向いて歩こう」が何度も何度も流れてましたね。
反目を続ける香港暗黒街の二大組織。対立する組織にそれぞれ属する2人の殺し屋、ジャックとマーティン(チャウ)。やがて二大組織の激しい抗争は、思わぬ方向へと進み、2人の殺し屋たちに、苛酷な運命が襲いかかる……。黒社会組織の抗争を、それに巻き込まれた二人の殺し屋の奇妙な絆を軸に描いた、アクション作品。(ヤフーレビューより)
この映画、micchiiさんの「愛すべき映画たち」のレビューで書かれていて、興味を持ちました。と言っても、レビューはきちんとは読んでいませんでした。ジョニー・トウ監督の映画で観たいと思ったので、ネタばれを避けるために。
いやぁ、面白かったです。ジョニー・トウ監督の映画は、どうも当たり外れがあって、期待が大きい分、「ありゃ?」となることもあって、ちょっとドキドキでしたが、これは面白かった。
主役の男たちがかっこいい!レオン・ライの静かな表情。ラウ・チンワンの凄みの効いた風体。
ジョニー監督は、ただ立っているだけで絵になる男を撮るのが非常に上手いです。「ザ・ミッション/非情の掟」の5人の男たちといい、「暗戦 デッドエンド」のアンディ・ラウといい・・・
ジョニー監督が上手いのか、絵になる男たちを連れてきて、映画を撮っているからなのか・・・両方という事にしておきましょう(笑)
レオン・ライは、「インファナル・アフェア3」の時とも、「天使の涙」の時とも違う雰囲気のレオン・ライでした。
この中では一番かっこいいんじゃないかな。
ラウ・チンワンは、ひげが濃くて、しかもテンガロンハットを被ってて、最初ちょっと笑ってしまいました。でも「暗戦 デッドエンド」の時はもっとクールな感じだったし、「裏街の聖者」ではコメディアンかよ、という感じで、「ロンゲストナイト」では、凄みの効いたアヤシイ雰囲気のスキンヘッドのにーちゃんでしたが、「ロンゲストナイト」に一番近いかな~
かっこいいな~と思ったシーンは、バーで、レオン扮するジャックと、ラウ扮するチャウが、ワインをぶっかけたり、お互いのワイングラスをコインで割りあったりと競い合う所。そのシーン、無言なのが良い。負けず嫌いの二人のちょっとせこい競争。でもかっこいい。
二人は二大組織の組員でお互いの組を潰すために、そしてボスを守るために戦います。でもそのボスは、占いに頼ったりして、情けない・・・
けれど、二人はそんな組のために命をかけて戦います。そして二人とも重傷を追い・・・
そして、ジャックの女であるヨーヨー・モンとチャウの女であるフィオナ・リョンがまたいい。フィオナ姐さん、強いです。階段を車椅子でのぼるという・・・。凄い迫力。あの精神力に脱帽。あれくらいじゃないとヤクザの女なんて勤まらないのね・・・
ヨーヨー・モンは「暗戦 デッドエンド」にも出ていましたが、「暗戦~」の方が綺麗かな~
私はてっきり、二人で一緒に復讐して、颯爽と去っていく、みたいなラストかと思いましたが違いました。
以下、ネタばれですが、
チャウは膝から下を切断した状態で、女と一緒にボスのもとへ行きますが、彼女が殺されてしまう。そのため、1人でボスに復讐しようとします。その努力たるや、凄い凄い。筋トレしてましたね。今度は車椅子じゃなくて、自力で屋上にのぼり、屋上から狙撃しますが、失敗して、撃たれてしまいます。でも死なずに再び復讐をしようとする・・・
一方、ジャックは自分を助けたせいで、酷いやけどを負った女の介抱するため、タイに残ります。しかし、その彼女もやけどのせいで、これからの人生に悲観し、ジャックも1人に。
タイまで追ってきた殺し屋を始末したジャックは、香港へ戻ります。
チャウは、再び屋上でボスを狙撃しようと狙っています。
しかし、ボスが車から降りても、撃たない。なぜ?とチャウを見ると、チャウの顔にハエが・・・
そう。そこで気づけ、ということなんですよね。でも私はこのシーンでは意味が分からなかった・・・これは演出が悪いのではなく、気付かない私が悪い・・・後でこのシーンの意味が分かった時、ショックでした。あのシーンで気づけよ~~~~~と(大泣)。
そのあと、バーのマスターのポウが「一足違い・・・」みたいなセリフを言ってましたが、それもこのことを指してたのかも・・・
ジャックがサングラスをかけて、両手に銃を持ったチャウを車椅子に乗せて、組員やボスがいる店に殴りこみをかけ、ジャックが銃を撃ちまくり、車椅子のチャウが、何かの拍子に車椅子が動きだし、銃をぶっ放した時にやっと気付きました。
チャウはもう死んでるんだと・・・
チャウの顔にハエがたかっていたシーンを観た時、そのシーンの意味よりも、顔にハエがとまっているのに、身動き一つしないラウ・チンワンの演技、凄いわ~とそっちに気を取られてしまいました。(言い分けですが)
気付けなかった自分に、がーーーっくりでしたが(苦笑)、最後にジャックがチャウの手に銃を握らせて、トリガーに一緒に指をかけて、ボスを撃つシーンで涙がブワーっと出ました。ベタなシーンなはずなのに・・・
その直後に絶命するジャックもいい。(←バッドエンディング好き・笑)
ジャックは冒頭で「銃こそ力だ」みたいなことを言ってますが、闘いなんて、虚しいよね・・・という終わり方でした。
この映画では、坂本九さんの「スキヤキソング」もとい「上を向いて歩こう」が何度も何度も流れてましたね。
ご覧になられましたか!!
ですよねですよね?B級じゃないでよね?(笑)
よかったです、仲間ができて^^
バーでのワイングラス割り対決、たまらなく好きです。あのシーンだけ何回も観ました(笑)
車椅子で階段を上がるフィオナ姐さんも凄まじかったですよね。
確かに、ハエにぴくともしないラウ・チンワンの演技は見事でした(笑)
記事紹介して頂いてありがとうございました。
P.S.ジョニー・トゥ祭り続行決定しました。少なくともさらにあと2本は書きます。『戦火の絆』はまだ観ていませんが、嫌な予感がしてたんです(爆)
けっこう衝撃的な内容で『暗戦』を観たときもそうだったんですが、ジョニー・トー監督のすごさを実感しました。
主役の二人がクールでカッコいいですよね。
私も2度目の屋上のシーンを理解するのに時間がかかってしまいましたよ。しばらくしてああ、そうなんだ~って。この役を演じたチンワンさんはすごいなって思いました。
チンワンさんは『暗戦』を観たときからやばいって思ってたんですけど、やっぱり彼の魅力にやられちゃいました~。とっても素敵です~♪
「暗戦」もこの映画も、主役の二人がめちゃめちゃ男気があってかっこいいですよね!ストーリーも好きです。
ラウ・チンワンの演技凄いと思います。
顔はあまりかっこよくない、という方もいますけど、私は好きだな~~~いい男だと思います。
これからももっと活躍して欲しいです~