新世代の音楽アーティスト ボーカロイド

皆さんはボーカロイドをご存知でしょうか。ボーカロイドそのものでなくてもその曲でも構いません。有名どころでは初音ミク、曲としては自動車のCMなどにもなった千本桜や米大手情報通信業者のCMとして取り上げられ、世界中で有名になったTELLYOUR WORLDなどでしょうか。音楽系（とりわけリズム系）ゲームでも数多く採用されるようになったボーカロイド。いったいどのようなものなのか、説明していきます。

ボーカロイドとは、歌手のモデルとして３Dキャラクターを用い、電子音声で歌詞を奏でるというものです。いわば、新世代の音楽アーティストといえるものでしょう。電子音声なので好みがあるかと思いますが、曲は広く評価され、一般のアーティストがカバーすることも少なくありません。最近では、ボーカロイドのカバーを専門にしている音楽アーティストもいるほか、その曲をピアノで演奏することを専門にしたピアニストもいます。ボーカロイドは（主に若い世代から）受け入れられつつあるのです。

ボーカロイドの代表格といえる初音ミクを例にとって説明していきます。初音ミクは大手音楽メーカーが開発したソフトウェアを基盤に発展させたソフトウェアの一つで、それを利用して多くの人が曲を開発しています。二次創作の作成やライブなども多く行われ、今では世界的な音楽アーティストの一人になりつつあるのです。

まだ内容がよく知られていないことや「新しいモノ」「新しい音声」への抵抗から、ボーカロイドについての評価は様々です。しかし、先ほど申し上げた通り、世界中からの指示を受けているような大手企業のCMに採用される、専門として取り上げる音楽アーティストの存在など、確実に世界に浸透しつつあるのは明らかといっても過言ではないでしょう。ぜひ一度お聞きになってみたり、そうでなくても曲を調べてみたりしていては如何でしょうか。気に入るようであれば開発側や（楽器によるものも含む）カバーなども挑戦してみたら楽しめることでしょう。