西村ヒロのハーモニカ・ダイアリー

ハーモニカ、音楽のことなどを綴ります
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クラシックMINIの脚まわり(サスペンション)をリニューアル

2022-09-21 20:58:35 | Weblog
クラシックMINIのサスペンションはスプリングではなく丸いゴムだ。
バネに比べると当然だがストロークは短く固めのクッションなので重心が低いのと相まってコーナリングは安定している(と思う)。実際、山間のカーブの多い道は楽しい。
しかし、ゴムなので車重により徐々に車高が沈んでくる。そのためにHi-Loキットという車高調整する社外品パーツを組み込んだりする.....「そんなもの最初から付けとけよ」と思うが、こうやってパーツを付けたり、より高品質の社外パーツに交換してやっと調子よく走れるようになるのがクラシックMINIである。
そして、このサスペンションはゴムなので経年変化し硬化してくるのだが、元々が乗り心地が硬めな上に徐々に変化するのでオーナーは気付かない。
で、ちょっとした段差や凸凹でもガツンと突き上げが来るがMINIはこんなもんだと乗り続け、体調が悪く病院に向かう時などに乗るともう最悪だ。
我が1000cc、キャブレター仕様のMINIもすでに26年乗り続け、思いつく大きなパーツだけでもラジエーター、オルタネーター(発電機)、マフラー、クーラー用コンプレッサー、ブレーキ・マスターシリンダー(オイルが漏れてブレーキが効きづらくなった)、ヒーター室内機、プラグ・コードの交換、Hi-Loキット組み込み、ディストリビューターをトランジスター化、エンジン腰上オーバーホールなど主要パーツは殆ど修理・交換し、その他、シート張り替えや細かいパーツもいろいろ替えている。 
このような修理で、ようやく快調に(普通に?)走れるようになったのだが、今年に入ってマフラー音やロードノイズの低減になればと室内、エンジンルーム、トランクルームに制振作用のある金属シートをペタペタと貼り付けた上に10mのフェルト生地を二重に敷き詰めてみた。おかげでノイズは減ったが(とはいえ近年の車に比較するとかな〜りうるさい)、サスペンションのゴム(ラバーコーン)がヘタって硬くなっている筈なので交換するとノイズ軽減効果があるかも?とその存在に気付いた。
馴染みのショップ:Garage Morris でラバーコーンについて訊くと、耐用年数はとっくに過ぎてるんで替えると乗り心地が激変するよ、ということで静粛性はさておきショックアブソーバーも一緒に交換してみたら、お尻の下がフニャフニャするような感触で段差での突き上げが無くなりガツンガツンした乗り心地に知らぬ間に馴染んでしまっていた事に気付いた次第だ。
うーん、似たような事は人間関係にもあるような.....。
そして、最近エンジン音が大きいなと思っていたらマフラーの一部が裂けていたようでショップの方が見つけて溶接してくれたが、MINI好きには問題なく走るだけでオッケーというか有り難いわけで多少ガタつく音がしたりしても「まぁ、こんなもんでしょ」で終わるのが常で自分もその例に漏れずである。
しかしこのように書いてみるとずいぶんと修理や小さな改造を行ったなと思う。
とうぜんだが修理の前には故障やトラブルがあるのだが、其処に触れると話が長くなるので割愛するが、もうひとつ愛車:ハーレー・スポーツスターのトラブルに比べると屋根があるぶん楽だ。
スポーツスターではエンジンが壊れて伊豆の寒い山中での何時間もレッカー車待ちや夜中の雨天の高速道路走行中に突然ストップ等々、かなり笑えるエピソードがたくさん。
たぶん旧車乗りは同様な経験は皆さんあるだろうから古い車や乗ってる人を見ると親近感が湧くのではないだろうか?
ましてや同じ車種だとね。




見た目は殆どノーマル。
ガソリン給油口の革製エプロンはMAJURQUE(マジュリカ)製。


26年間、MINIを支えてくれたゴム製サスペンション:ラバーコーン。一個だけ引き取ってマイクスタンドの重しに使用している。
新品は丸い。




行きつけのショップ:Garage Morris(目黒)。



コメント
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