キネオラマの月が昇る~偏屈王日記~

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「もしも昨日が選べたら」

2007年06月13日 | 映画
ネタバレ全開です。ご注意ください。

「わらべかよ!」と思わずツッコミたくなる邦題のせいでだいぶ損してますが、これはすごくいい作品でした。
(「わらべ」を知らない君は、お父さんやお母さんに訊いてみよう!)
思わぬ拾い物。


仕事と家族のどっちを優先するか・・・難しい問題です。
どっちもそこそこにほどほどに上手くやれるのがベストなんですが、特にこの映画の主人公であるアダム・サンドラーと同年代(30代)は仕事が忙しくなってくる時期かも。

全編に散りばめられたギャグに笑いつつも、最後はほろりとさせてくれました。
まさかアダム・サンドラーに泣かされるなんて、思ってもみなかったです(笑)。

中国の故事、「邯鄲(かんたん)の夢」を思い出しました。
長いように思えた人生が、お粥が炊ける間のほんの短い時間に見た夢だったという・・・。

愛してる人には今愛してるって言わないと、あっという間に人生は通り過ぎてしまう。

夢オチを批判する人もいるけれど、私はこのラスト好きです。

※おまけ

◆クリストファー・ウォーケンの名前「モーティ」ーって暗示的。
 “mortal(死を免れない)”からつけたんでしょうね、やはり。
 クリス、ものっそいマッドサイエンティスト風の扮装が似合ってました。
 「チャリチョコ」のウォンカさんやれそうだ(笑)。

◆モーティーのいた部屋、インディー・ジョーンズが最後に聖杯を納めた倉庫みたいでした(笑)。

◆この映画は優れたSF映画でもあります。
 ちょっと「バック・トゥ・ザ・フューチャー」を彷彿とさせます。
 未来のオフィスや車のプロダクツデザインを是非堪能してください。

◆ケイト・ベッキンセール、めちゃくちゃ綺麗でした。


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