キネオラマの月が昇る~偏屈王日記~

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「コーヒー&シガレッツ」

2007年04月07日 | 映画
“お洒落”とはこういうこと。
まさに“Good taste”(旨い、趣味がいい)な映画。

チェッカー模様のテーブルとコーヒーとタバコ、という共通項を除けば何の関連もないような短い話が11本。
ところが見続けるうちに、どっかで聞いた台詞やらシチュエーションが出てきて、最後の1話で綺麗に円が閉じられます。

う~ん、やるなぁ、ジャームッシュ!

特に面白いのは、イギー・ポップとトム・ウェイツのエピソード「カリフォルニアのどこかで」
トムのすっとぼけた演技がサイコー。

ケイト・ブランシェットがセレブな女優とビッチなそのいとこを演じた「いとこ同士」にも驚嘆。
ケイト演技上手いねぇ。
伊達にオスカーは取ってないや。

あとブシェーミがウェイターを演じた話「双子」も良かった。

あ、ホワイト・ストライプスの二人の話も!
「ニコラ・テスラがいなけりゃ、テレビもラジオもレーザー光線もレントゲンもなかった」
と勢いづくジャック・ホワイトに
「バンドのテスラもね」
と、メグ・ホワイトが皮肉に言い返すと、ジャックがムッとして黙るのが面白かった(笑)。

リラックスして楽しめるほのぼの・まったり・ゆるゆるムービー。

この映画を観るとコーヒーとタバコが欲しくなります。
禁煙中の方はご用心(笑)。

<オマケ>
*私は世界で一番美しくて哀しい曲は「エリナー・リグビー」だと思う。

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