キネオラマの月が昇る~偏屈王日記~

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「めぐり逢えたら」

2010年02月05日 | 映画
ネタバレあり。ご注意下さい!


主演の二人、メグ・ライアンとトム・ハンクスが、そりゃもう眩しいくらい若くて美しい。
メグもキュートだったけど、なかなかどうしてトム・ハンクスもキュートだったんだなぁ、とちょっとびっくりした。
一度もそんな目で見たことなかったけど、この人は若い頃はこんなにハンサムだったのか、という驚き。
アイドル系ですやん。

「ゴッド・ファーザー Part 2」で、若い頃のロバート・デニーロを見て、スリムで男前なのに驚いたが、それと同じ驚きだった。
ハンクスもデニーロも、私の中では「演技派俳優」という括りに入ってたもんだから。
そういや、勝新太郎もそうだ。
若い頃はすごい甘いマスク(死語)の男前なんだよね。

実はこの映画の祖形となった、恋愛映画の古典的名作「めぐり逢い」は観てないんだけど、それでもちゃんと楽しめた。
物語のラスト近く、二人がエンパイアステートビルの展望台で待ち合わせをするんだけど、後一歩のところですれ違ってしまう。
「ああ、惜しい!」と思っていると、エレベーターでもう一度メグが上がってくるところとか、すごく上手い演出だった。

コメディとしてもなかなか面白くて、特にサム(トム・ハンクス)が幼い息子ジョナと映画「危険な情事」の話をするところで笑ってしまった。

サム 「お前は『危険な情事』を観たか?」
ジョナ「観てない。だって、パパが観ちゃ駄目って言うから」
サム 「パパは観た。すごく怖かった。ああ、震え上がったさ。
    パパだけじゃない。全米中の男が震え上がった!」

あはは。たしかに怖かったよな「危険な情事」

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2 コメント

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Unknown (海鳴り)
2010-02-05 20:05:19
原作の映画『邂逅』を3回リメイクしているようですね。
よっほど、アメリカ人好みのストーリーなんだなぁと想像します。

メグがXマス・イブにトムらと落ち合う約束の場所、エンパイア・ステートビル展望台へ上ろうとします。

「上に行きます? 待っている人がいますので」

閉店準備中の男のエレベーター係に尋ねますと
「その男はどうせ、ケーリー・グラントだろ !?」(※前作映画で登場)

この掛け合いが、なんとも粋でユーモラスで、思わずニヤリとしちゃいました。

メグも好演していますが、前作のデボラ・カーの気品ある中年女性役は特に印象に残っています。
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海鳴りさんへ (偏屈王)
2010-02-07 19:26:33
>原作の映画『邂逅』を3回リメイクしているようですね。
らしいですね。
私は不勉強で3本とも観ていない、という・・・(笑)。

>「その男はどうせ、ケーリー・グラントだろ !?」(※前作映画で登場)
>この掛け合いが、なんとも粋でユーモラスで、思わずニヤリとしちゃいました。
洒落てますよねぇ。

>メグも好演していますが、前作のデボラ・カーの気品ある中年女性役は特に印象に残っています。
「めぐり逢えたら」で触れているのは、このケイリー・グラントとデボラ・カー共演の1957年版ですね。
いつか観てみなくては!
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