キネオラマの月が昇る~偏屈王日記~

キネオラマとはシネマのこと 映画・本・音楽・お笑いネタ コメント・TBは承認制 コメント入力時の数字は半角でプリーズ

チョコレート・ファイター

2009年05月31日 | 映画
映画「チョコレート・ファイター」 公式サイト


もうね、ワイヤーワークやCGを使った、ニセモノのアクションにはうんざり。
そりゃ、最初これらの技術が出始めた頃は魅力的でしよ。

でも今は、どんなにすごい映像を見せられても、
「あー、ワイヤーアクションすごいね~。CGすごいね~」
で終わってしまう。
そこには本物の感動はない。

この映画はノー・ワイヤー、ノー・CG、ノー・スタント。
全てが本物。
混ぜ物一切なし。
純度100%のアクションが楽しめます。
久々に生身の人間のガチンコ・アクションを堪能できました。

華奢で小柄な少女、ジージャー(どことなく井上真央似?)がとにかく滅法強い!
繰り出す蹴りの華麗さには惚れ惚れします。
元々テコンドーを習っていたところを、ピンゲーオ監督に見出され、様々な格闘技の経験を積んだそうです。

かわいこちゃん女優が、形だけアクションを真似て、特撮とキャメラと編集で作ったイミテーションのアクションとは訳が違う。

この映画を撮り上げるのに、実に4年もの歳月を要したとか。
主演女優が怪我したら、回復するのを待ってまた撮影。
エンドロールのNGシーンを観れば、この映画がどんなに過酷だったか窺い知れます。

やられ役のアクション俳優さんたちも本当にお疲れ様でした。
ジージャーのアクションを引き立たせるための、まさに命を張っての擬斗(ぎとう)、シビレました。
なんたって、ピンゲーオ監督は3階の高さからの落下でも、下にマットなしで撮影ですから(マジバナ)。

最新の画像もっと見る