狼森の粟餅

ほとんど園芸日記です。

数寄屋袋

2011年08月30日 00時40分05秒 | 手芸


お茶事を明日(既に今日)に控え、数寄屋袋を持っていなかったので、今更ながら、ちくちく制作。

冬用は、先日ヤフオクで箱で落とした端切れの中で、羽織に使われていたらしい絞りの布の洗い張りを利用。
夏用は、某平和堂のリサイクルショップで掘り出した麻の端切れ。

作り方は、
  chikuchikuhappy blog
    http://chikuchikuhappy.seesaa.net/article/104228549.html
  一より習ひ
    http://ichiyorinarai.jugem.jp/?eid=179
を参考にさせていただきました♪

本当はマグネットボタンを付けたいところですが、草津のDIOワールドで探してもわからず、やむを得ず普通のスナップボタンにしました。

さてさて、お茶事、どうなりますことやら

夏休みの自由研究「苔」について・その2

2011年08月25日 20時23分52秒 | 子育て


お盆前くらいから、苔の自由研究について検索して拙ブログにいらっしゃる方が多いと書いた。

その状況は、今も変わらない。

世のお母さん方!!
今頃、こんなブログ調べてて、大丈夫ですか!?

とはいえ、うちの娘も、「苔の研究は前にもやってるから、やり方わかってるし、調べる場所も近所だから」って高をくくり、今になって、標本作りや同定におおわらわなので、ご同類です


さて、子供と一緒に四苦八苦して、改めて感じたことを、少し。


子供には、写真の縮尺がわからない!!

「お母さん、この苔だと思う!」
「どれどれ?」といって見てみると、珍しくて派手な苔

確かに、細部を見れば同じような葉のつき方してるかもしれないけど、とにかく、縮尺が全然違うのよ~

で、その辺の公園の苔なのに、「高山に生える苔」とか「針葉樹林に生える苔」のページを見て探してるし。

せっかく調べるんだから、ありきたりの苔じゃなくて、凄い苔であって欲しいと言う願望もあるのかなぁ…。


とにかく、足元の身近な苔をしっかり観察して、同定し、その特徴を調べて、親しんでもらいたいと思います。


写真は、多分フルノココゴケ。

これも、縮尺が現物と図鑑を見た感じが食い違って、「こんなに細かい苔なの!?」ってびっくりしました。

この写真は、普通にジャスコやホームセンターで売っている、2000円未満の学習用顕微鏡で撮りました。

苔の写真を撮るのは、そんなので十分です。
100倍~900倍の顕微鏡ですが、苔の観察には、主に100倍を使います。
葉の鋸歯を調べなければならない時には、450倍。
900倍は、多分葉の断面のスライス標本などを見るんでしょうけど、素人に苔の細かい葉を外して、スライス標本作るなんて、まず無理!!


子供の自由研究だしね


あ、それと、顕微鏡について、注意を一つ。

セットについているスライドグラスは、最近はプラスチックが多く、カバーグラスに至っては、ビニール
しかも、カバーグラス(ビニール)は10枚も入ってなくて、買い足そうと思って探しまくったけど、どこにも売ってなくて、頼みの大手ホームセンターでも、スライドグラスは売っててもカバーグラスは無い有様(どうやって標本作るんだ)

結局ネットで買いましたよ。




★カバーグラス(200枚組)

200枚入り18×18mm 厚さ0.13―0.17mm



こちらのショップは、スライドグラスも扱ってるので、一緒に頼むのがお薦めです。

本体ばかり売ってても、肝心の標本作る消耗品売ってないと、困りますよね


次からは、早目に必要器具のチェックをしよう…って、毎年言ってるか

犬山城

2011年08月14日 23時49分22秒 | その他


今日は、愛知県の犬山城と、鵜沼宿に、根性で下道だけで行って来ました。
高速、混むし、おもしろくないんだもん…。

犬山城は、浮世絵ほどではないにしても、スレンダーで急傾斜な天守閣でした。
城下町も、小さいけど頑張って町並みを残していて、好感が持てました。
小さな古着屋さん(着物でリメイクした洋服も売っていた)で、懲りずに麻とウール混と思われる夏着物を、1500円でお買い上げ。
お昼は、ちび太はざるそば、娘と旦那は冷やしきしめん、わたしは鮎雑炊を食べました。
美味しそうなとろろ飯定食と田楽定食を置いているお店もあったけど、お昼のメニューは他になくて、子供たちが食べられないので、涙を呑んで断念

ちび太は、犬山のキャラクター「わん丸くん」に一目惚れし、ぬいぐるみを抱きしめて帰りました。
今夜は、わん丸くんとむぎゅ~して、寝ています

犬山まで日帰り出来ることが確認できたので、これからどこまで宿場町を東に遠征できるか(下道限定)、更に挑戦したいと思います

びわこ花火大会

2011年08月09日 21時12分17秒 | その他
昨日は、びわこ花火大会に行ってきました。

いつも自転車やバスで行って、湖岸に適当に敷き物広げて、飲み食いしながら観ます。

今年は親子三人で浴衣を着て行きました。

娘に着せた浴衣は、わたしが学生の時、旦那と祇園祭デートに着て行った浴衣で、母方の祖母が縫ってくれたもの。
娘は6年生で150cmありますが、浴衣が縮んだのか、おはしょりがほとんど出ない
何とかごまかしてちっこいおはしょりを作ったけど、ちょこちょこ引いて直してやらないと、腰ひもが見えちゃって
それにしてもな~。学生時代に着てた浴衣が、もう娘に小さいとは…
実際、腕は既にわたしより長いので、裄もずっと長い。
わたしの着物なんて、早々に着られなくなりそうで、オソロシイことです
パステルカラーの市松模様の帯を結んで、なかなかかわいい浴衣姿でした♪


ちび太も、白とグレーの縞っぽい浴衣に、青い絞りの兵児帯締めて、昔のいたずら小僧みたいでかわいかったです♪
道端で売ってた、キュウリを丸ごと割りばしに刺した浅漬けを、ぽりぽり齧ってご満悦の彼は、前世はカッパかというほど、キュウリが大好きです

わたしは、遠縁の叔母が縫ってくれた、黒地に百合の浴衣。
アイボリーのポリの半幅博多帯を小さく一文字に結びました。


毎年、見事な花火には拍手や歓声が湧き、のんびりと見物できる花火大会なのですが、今年は一段と大きな歓声とどよめきが湧き、惜しみない拍手が送られて、見応えがありました。

打ち上げの音が大きく、まばゆい光を放ちながら、天高く上がっていくタイプの花火で、上空で箒のように一方向に流れる花火がありますが、子供にはあれはイマイチ受けがよくありません
子供にとっては、ドカンと大きく丸く開くタイプが、派手でウケますね。

今年、特に見事だったのは、ヒマワリをイメージした連射の花火。
とっても綺麗でした。


帰りは家まで、下駄をカラコロ鳴らして帰りました。
疲れたけど、楽しかった。
来年も、きっと観に行こう。

夏休みの自由研究「苔」について

2011年08月08日 11時44分27秒 | 子育て
苔とあるく
蟲文庫店主 田中美穂
WAVE出版



ここんとこ、子供の夏休みの自由研究をどうしようとお考えのお母さん方がお見えなのか、毎日のように「自由研究 苔」で検索して、拙ブログをのぞいて下さっている方々がいらっしゃいます。


2年ほど前、三重県の赤目四十八滝に行った際、あまりの苔の見事さに、これを自由研究にして、ブログにちょこっとそれを書きました。

実際の参考にはあまりならなかったかと思いますので、これから苔の自由研究をお子さんにさせようとお考えの方の為に、要点と注意点と参考図書をご紹介します。


参考図書は、前掲書『苔とあるく』が、苔のフィールド観察の仕方と要点をまとめてあって、自由研究向けかと思います。
それと、『フィールド図鑑 苔』(解説・写真/井上浩、東海大学出版会)が、苔の同定に参考になると思います。
いろいろ苔の本はありますが、この二冊があれば、自由研究には十分かな。
あんまりいろいろな本を読ませても、小学生の頭でかみ砕いて取捨選択するには、大変だと思います。


自由研究の要点としては、写真を撮る、可能な場所ではサンプルを採取、乾燥状態と水分を含んだ状態を観察するために、霧吹きを持って観察する、生えていた場所の環境、周りの植生などをメモしておく…など。

注意点は、ここは重要なので、赤字で書きたいくらいなんですが……。

「神社仏閣、国立国定公園、所有者のある場所での苔の採取は、厳禁!!」ということです。

赤目四十八滝、見事で珍しい苔がいっぱいありましたが、採取は絶対いけません!!

苔に限らず、上記のような場所での動植物の採取は、禁止されていると明記しているところがほとんどです。
看板が立ってなくても、そういう場所での採取は禁じられているのが普通です。
サンプル採取が出来ない分は、写真と観察メモで補って下さい。

ごくごくご近所の、観光地化されていない神社などでは、神主さんや管理者に聞いてみて下さい。自由研究の為なら、了承が得られる場合もありますので、あくまでもサンプルとして、少量をいただいて下さい。
園芸目的の為、業者や趣味者が大量に剥いだ痕を見かけることがありますが、非常に胸が痛む光景です。わずかな心無い人の行為の為、近年特に植物の採取には厳しい目が向けられていることを、知っていて下さい。


こういうルールを守ると言うことも、大切な社会勉強だと思います。

どうか、そのあたりを遵守されて、実り多い自由研究をされますよう、お願い致します。


それから、経験者の苦労話もちょこっと。

苔の同定は難しいです。プロでも難しいそうですから、素人には尚更です。
生えている場所、形態から、「ギンゴケの仲間」「ハイゴケの仲間」「スギゴケの仲間」という、所属グループはわかりますが、厳密な種の同定は非常に難しいです。
あくまでも子供の自主的な学習を促すのなら「○○ゴケの仲間」くらいのおおざっぱな分類でも、良しとするしかありません。
親が同定係になって、図鑑と首っ引きで調べても、はっきりわからないものがほとんどです。

厳密に分類することよりも、乾燥状態と水分を含んだ状態との違い、生えている場所との関係などを、楽しんで研究された方がいいかと思います。


うちも、娘がもう一度苔の自由研究をすることになりました。
今回は、赤目四十八滝などに生えているような、珍しい苔ではなくて、近所の公園や神社、通学路などの、身近に生えている苔を、地図を描いて記録し観察するそうです。
今回は、母はあんまり手助けしないよ~。
二度目だし、自分で頑張ってね~

今日のちくちく

2011年08月05日 20時24分13秒 | 手芸


今日は、たくさんあるハギレの中から、絞りの絹(長襦袢地だったのかな?)を使って、うそつきの替え袖を作りました。

薄い正絹の生地は、まち針を打とうとしてもするするっと逃げて、縫いにくい縫いにくい
あんまり正確に印を付けたり裁ったりしようと思うと、いつまでも布と格闘してなきゃならないので、ある程度で「この辺でいいか!」という諦めとアバウトさが必要でした。

案の定、袖の縫い代を間違え、片袖の袖口の折り込みが多くなってしまいましたが、底の倒し方は大丈夫だったので、まぁ、いいとしましょう

この生地は、まだまだあるので、裾除けも作ってみようと思います。
ちょっと派手かなぁと思うけど、たまにはこういう下着もいいかな


それと、昔、宇治の平等院の近くにあったアンティーク着物ショップで見つけた、お召の衿だったとおぼしき生地。
(でも、両方が耳だということは、半襟用に織られたものだったのかな?)
水玉模様みたいでかわいくて、半襟にしようと買っておいたものです。
ずっと仕舞いこんでいたのを引きずり出し、手持ちの半襟をメジャー代わりにして、3枚分の半襟が取れました


ちょっと勢いがついたところで、しばらくは替え袖作りに励みたいと思います。


半襦袢の手作りもいいですが、わたしがベースに使っているのは、市販のこの二部式長襦袢。




★ ■お誂え向き二部式長襦袢半襦袢(身頃のみ)夏用絽半衿つき ★

このショップの「お誂え向き」シリーズは、ベースになる半襦袢に、豊富なバリエーションの替え袖と裾除けを組み合わせることが出来て、なかなか楽しいです。
夏用の麻の替え袖と裾除けもあり、オールシーズン使えて便利♪
裄の微調整は、半襦袢と袖のマジックテープで±2cmまで出したり縮めたりできます。

わたしは、このシリーズに合わせて替え袖を作っています。

着付けで使う装道の美容ランジェリーも、袖の付け替えが出来ますが、裾除け部分は取り外せないので、袖と裾周りを取り替えて楽しむなら、こちらの「お誂え向き」シリーズかな♪

古着ばかりだから、裄も袖丈もバラバラなので、こういう替え袖をたくさん作って、今まで着られなかった着物に袖を通してみたいと思います

猫にしつけはできるのか?

2011年08月01日 11時23分59秒 | 


去年ほどの猛暑じゃないですが、それでもふかふかの毛皮を持つケダモノは、日々涼を求めて、少しでもひんやり感じるポイントで転がっております。

結婚以来、10年以上酷使してきたエアコンが、冬の終わりに異臭を放つようになり、普段は匂い云々言わないちび太が「臭い!お父さんの匂いで、この変な匂いを消そう!」と、旦那のパジャマに鼻を押し付けたので、さすがにもうこれはあかんと、先月ようやくエアコンを買い直しました。

エアコンの異臭より臭いもの扱いされた旦那も気の毒ですが

いやぁ、エアコン、本体も室外機も静か!!
だけど、大きさが、で、でかい!!

ベランダジャングルも配置換えを余儀なくされ、ただでさえ狭いのが、更にドアを全開にできなくなり、子供のなわとびでドアノブとベランダフェンスを結んでドアを固定しています



さて。

本題の、猫のしつけについて。

猫は犬と違って、きちんとしたしつけはできないと言われています。
世の中には水洗トイレに座って用を足し、自分で水を流す天才猫ちゃんもいますが、少なくとも普通の猫は、お手もお座りも待てもできないし、食卓の上に上がらないとかいたずらをしないとか、そういう日常的なしつけは、対処療法のように何年もかけて、ようやくいくつかは習得できるという程度。
そもそも、猫と犬は本来の性質が違うから、同じようなしつけ方法は無理と言うものです。


おにりぎ丸は、トイレはほとんどおそそう無し。これは、満点。
ただし、これは猫の「砂状のものがあるところに用を足し、かけて排泄物を隠す」という性質を利用したもの。

食卓の上には、人がいる時には乗りません。
誰も見ていない時には、ちゃっかり乗ります。子供たちの食べこぼしやお皿の下げ残しがあろうものなら、必ず舐めようとします。
食事を食卓に並べる時にも、誰か目を光らせてないといけません。
これは、人間の方が、食事を並べる時には、必ず食卓の監視係がつく、食事の後は速やかに食器を下げて食卓を拭くことで対処。
あくまでも、猫によくないものを排除しておくという、対処療法で、猫本人が「これはしてはいけないこと」と納得しているわけではありません。

人間に噛みつくのは、時々やります。
遊んでもらいたいのに遊んでもらえない(おもちゃを遠くに置きすぎて、ちゃんと取って来ないから、こっちまで持っておいでと説得中も含む)、お水が無くなってる、トイレ・ハイ、じゃれててテンション上がっちゃって、つい…など、いろいろなシチュエーションがありますが、旦那はこれが許せない。


うちの旦那は子供の頃ボクサーを飼っていた、筋金入りの犬派(しかも、がっちり躾けられた大型犬LOVE)で、家族として一緒に生活する以上は、家族に襲いかかるのは絶対許せない。ましてや、我が子の首筋を狙うなんて、言語道断!というわけです。


猫は、やってる最中に叱らないと、タイミングが遅れたら何で怒られているかわからない。
また、大きな声、軽くはたく、無視するなど、いろいろやってみましたが、これがなかなかうまくいきません。
旦那に対しては怖い人間だと認識しているのか、絶対に牙を剥きませんが、わたしには一番懐いて甘えるけど、その分当たりも激しい。
一番噛みつかれるのはちび太で、トイレ・ハイの興奮状態になると、ちび太の首筋を狙って飛びかかります。完全に舐められてるし、サンドバック状態です。

さすがに、こんな状態はまずい


旦那には「お前がおにぎりを甘やかすからだ!」と責められるけど、猫を犬と同じようにしつけようとしても無理と、何度も夫婦喧嘩して、人間同士も妖しくなる、おにぎりとの関係も、お互い「どうしてわかってくれないんだ!」というイライラが募って、これまた妖しい関係になりつつありました。


悪いことをした時に、クリック音のような特定の音を聞かせて躾ける、水鉄砲で狙う(ただし、飼い主が嫌なことをすると思うといけないので、死角から)など、いろいろ本に書いてあることも試しました。

特に、水は、猫同士が喧嘩している時には、バケツで水をぶっ掛けて離すというのは、古典的ではありますが、効果的。
で、家にあった小さなガラスのアトマイザー、これを使って、噛んだら顔に水を吹きかけることにしました。

これが、なかなかタイミングが難しい
その場にすぐアトマイザーが無かったり、シュッとプッシュしにくかったり。

そこで、今度は100均で買っていた、小さな霧吹き登場。

かかりつけ医の「ヤギ髭の先生」に話したところ、「聞いてたら、甘えるのと噛むのが(おにぎりの中で)セットになってる可能性があるから、その癖を直すのは難しいかもしれんな。噛んでからじゃなくて、噛む気配がしたら、噛む前に止めさせなあかん」とアドバイスをいただきました。

そして、体を低くして、飛びかかる気配がしたところに、すかさず霧吹き。
この繰り返しで、おにぎりの噛み癖が劇的に改善しました


まだまだ、ちょこっと噛んでみるくらいはしますが、おにぎり本人も甘え方が上手くなり、優しい声で「にゃ~ん」と鳴いたりすりすりしたり。
人間も猫も、お互いに安心して甘え甘えられて、かわいがることができるようになって、家庭内の緊張状態がぐっと緩和されました。

今では、ちょっとアヤシイ気配がしたら、霧吹きをトンと前に置くだけで止めます。

本当は飼い主と霧吹きを結び付けないように、悪いことと霧吹きだけを関連付けるように、本には書いてありましたが、なかなかそれは難しかったので、うちではこの方法で噛み癖を改善させました。

ちなみに、小さなアトマイザーでは、自分の方が強いと思うのか、猫パンチではたき落とすこともあるので、そこそこの大きさの霧吹きで、断固たる態度を示した方がいいかもしれません。

愛猫の困った癖で悩み、万策尽きたとおっしゃる方、試してみる価値はあると思いますよ