缶詰blog

世界中の缶詰を食べまくるぞ!

缶詰ナイト!

2008-07-19 23:24:14 | イベント・講座

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イベントに先立つこと、1日前
(怪しい2人はテリー植田プロデューサーミネ編集長




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かのシュール缶の開缶式が行われたんであります




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まだ余裕のある筆者 しかし完全防備である
(撮影者はG3さん




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うっわわわ 中身が吹き出した
飛び散るしずくが見えるだろうか




 どうしてイベント前日に開缶したのかというと、こうしたシュール缶の中身の飛び散りや臭気の拡散を知っていたからであります。
 イベント会場で開缶したら、そのあとの収集をどうしていいか分からなくなるだろうとの懸念があったのだ。
 こうして前日に開缶して、やはり良かった。
 何しろ、風下には立っていられないくらい、すごいんです。
 あまりの臭さに、開缶式に臨んだ4人(G3氏、テリー植田氏、ミネ氏、筆者)は、だんだん精神状態がおかしくなった。
「うっひゃ!」などと突然笑いだし、そのあとゲホゲホと咳き込んだりした。
 このあとタッパーに中身を小分けして、イベント開場ではそれを開けて、来場者に実食してもらうという趣向でありました。
 こうして、イベント『缶詰ナイト』がいよいよ始まった。




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なごやかーな感じで缶詰ナイトはスタート



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うらたんのミネ編集長も参加




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とあるお客さんが、クラッカーに乗せた状態で
ごく少量のシュールストレミングを匂ってみる




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「あっ臭っ! これ無理無理無理!」
お味はやや塩辛いが、不味いものでもない
しかし臭すぎ 筆者はバキュームカーを想い出した




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 このほか、G3さんにいただいた自衛隊缶の実食もあったりして、缶詰ナイトは大いに盛り上がったのであります。
 早くも第2回目の開催の話も持ち上がっていて(秋頃か知らん)、これからもますます楽しみな缶詰方面でありますぞ!



追:この記事は『walkup.sunnyday.jp
“缶詰ナイト”にトラックバーック!!




佳境! シュールストレミング登場!

2008-07-09 18:22:50 | 魚介

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 大変なことになった。
 あのシュールストレミングの缶詰が、とうとう缶詰blogに参上したのだ。
 このシュール缶は世界一臭い缶詰として世に名高い。
 缶詰どころか、世界一臭い食品とも、いわれている。
 かの南国の果物ドリアンも臭気が凄まじいという話だが、そっちは好きな人にとって悪魔的な魅力のある匂いらしい。
 しかしこのシュール缶の匂いたるや、いい匂いだという評価は一度も聞いたことがない。
 この缶詰は、今朝チルド便で届いたのだが、筆者は開梱するのにやや怯えた。
 あまつさえ、新聞紙に包まれて出てきた缶本体を、思わず匂ってしまった。
 中身の匂いが外に漏れ出ていることなど、ないのである。しかし筆者は、そのような行動をとってしまったのだ。

 さてここで、シュールストレミングをご存じない方のためにご説明申し上げたい。
 原産国はスウェーデン。春先に獲れたニシンを塩で漬けこみ、醱酵したところを缶詰にしてしまう。
 通常、缶詰は殺菌されているのが前提なのに、このシュール缶は醱酵の元となった菌が生きたままで詰め込まれているのが特殊なところ。
 醱酵は缶内でも進んでいくので、缶自体が次第に膨らんでくるという、オソロシイ缶詰さんなのだ。




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 ところで、このシュール缶は今週の金曜日に開缶する予定である。
 場所はお台場のどこか。人のあまりいない場所がいいだろう。
 折しも、開缶を聞きつけて、うらたんのミネ編集長も取材にやってくることになった。
 うらたんはお色気満載の、男性限定のサイトである。
 今回、この缶詰blogをうらたんで紹介してくださったのが縁で、開缶にも立ち会うことになったのだ(紹介記事はコチラコチラの堂々2本立て)。
 そして開缶時の様子はムービーもしくはスチール写真に収め、土曜日のイベント『缶詰ナイト』にてご紹介する予定である(ぜひ参加されたし!)。
 イベントの終わったあとで、ここ缶詰blogでも記事にする所存なので、読者諸賢には少々の待ち時間をいただきたいのであります。




 内容量:300g
 原材料名:ニシン、塩(多分。スウェーデン語なので不明)
 原産国:スウェーデン
 管理温度:-4℃から+6℃
 追記:この記事は『うらたん』“缶詰博士に聞く!面白缶詰BEST5!!”にトラックバック!
 


イカのショーユ煮555!

2008-07-06 12:21:22 | 魚介

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 本日は、巷間で話題となっているホットな缶詰をご紹介したいと思う。
 その名も『555』である。
 え? ピンときませんか。
 では、これではどうか。
『マッハ555!』(後半クレッシェンドしてください)
 そうなのだ。昨日(7/5)から公開となった、あのハリウッド映画『スピードレーサー』の原作である『マッハGoGoGo』とそっくりの名前の缶詰なのだ。
 我が缶詰さんも、ついにハリウッド映画とタイアッププロモーションを行うようにまでなったのだなァ(ウソです)。




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 ささっ、開缶。
 エキゾチックなラベルからは想像もできないような匂いが立ち昇って、驚かされる。
 それはなんというか、そのー、とても懐かしい匂い。
 つまり、イカをショーユで煮ただけの匂い。
 筆者が幼少の頃は、このような匂いが町に満ちていた。
 友人と缶蹴りなどして遊んだのち、家に帰る道中で、この甘辛い匂いが家々から流れてきた。
 昭和40年代のことであった。




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 かくのごとし。
 切り方が大胆なことを除けば、色合いといい、姿形といい、やはりあの懐かしいイカショーユ煮である。
 こうして皿にあけると、匂いもますます強まった。
 平成の世が、いつの間にか昭和の世の雰囲気となる。
 家人が「とても匂うのね」という。
 筆者も「やあ、こりゃごちそうだなあ」と応える。
 今夜は飯を炊いて、このイカだけで食べるのも良さそうだと思案する。
「すっかり日差しが強くなって。また夏が来るのね」家人がいう。
「うん。しかしまたじき冬が来るよ」筆者が応える(漱石先生スミマセン)。





内容量:155g
原材料名:いか、醤油、ビタミンA
原産国:フィリピン
(555はブランド名、製造企業はコロンバス・シーフード)
追記1:お味は意外にも薄味で、ショーユにイカスミのコクが利いており、かなり美味です。
追記2:この缶詰をフィリピンで買ってきてくれたdii-chaiどののブログ『チャイディーな世界』の“SPAM缶”にトラックバック。dii-chaiどの、ありがとう。