缶詰blog

世界中の缶詰を食べまくるぞ!

モルディブ取材日記 その4

2014-01-08 14:43:31 | 取材もの 缶詰の現場から
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モルディブの建物はカラフルだ


 フェリバル島の、缶詰工場レポートの続きであります。




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 缶に詰めた身肉は重量をチェックし、すべて同じ内容量になるよう細かく調整する。




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 調味液(塩水や真水、オリーブオイルなど)を入れたらフタをかぶせ、奥にある機械で巻き締める。
 中の空気を抜きながら締めるので『真空巻締機』と呼ばれているのだゾ。




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 密封された缶詰は外側を熱湯できれいに洗う。油などがついているからだ。その後、この巨大なカゴに詰めていく。




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 カゴごと、このレトルト殺菌釜という機械に入れる。
 これは言わば巨大な圧力鍋。熱水を利用し、内圧を上げることで、120℃近くまで温度を上げて缶詰を加熱殺菌できるのであります。




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 ラベルを貼れば缶成! この日はイギリスの高級スーパー『ウエイトローズ』のラベルが貼られていた。
 モルディブのツナ缶は7~8ユーロで売られている高級品なのだ。




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 これは製缶工場、つまり新品の缶を作る工場。
 何とフェリバル島には製缶工場もあるのだ。海外から鉄板を輸入し、ここでカットし、缶の形に成形している。




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取材が終わって遊ぶ二人
船着き場に群がる魚にパンくずを与えている




 他の島にも連れて行ってもらうことになった。ナイファル島というところだ。
 荷物も人も運搬する万能船『ドーニ』に乗り込み、潮風を浴びながら海上を進む。
 日本に単身赴任していたというフセイン氏が隣に座り、あれこれと世話を焼いてくれる。
 フセインは、日本にいたと言うわりには日本語をあまり話さない。英語で話しかけてくる。
「これから行く島は漁民が多いところだ」
「ンーフーン」(僕)
「小さい島だが人口は増えている」
「アーハーン」
「だから土地が足りなくなっており、海を埋め立てて、島を拡張しているのだ」
「オー。イッツ、ベリーイントレスティング」
 こんな幼稚な会話でも、ちゃんと仲良くなっていけるのだ。


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砂の地面。だから未舗装でも清潔感がある




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日本の資金援助で建てられた学校
校長先生にお会いし、中も案内してもらった




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食品店で缶詰チェック! 豆類、トマト、フルーツが多い




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なぜかお見送りしてくれた店員。島民はみんな朗らかだ




 つづく!
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