活動の日々

自閉症スペクトラム関連を中心とした、対外的な活動を綴っていきます。

滝乃川学園にて職員研修講座の講師を務めます

2013-11-03 | 滝乃川学園
当ブログをご覧いただきありがとうございます。尾串光康です。

早速ですが、表題通り、滝乃川学園にて、職員研修講座の講師を務めてきます。
ここの施設は規模が大きく、子どもから大人までが利用できる事業があるそうで、今回は、児童部の入所の職員を中心としての講座になるそうです。

また、この研修は連続となっており、2回に渡って講師を行うことになります。
一般の方を対象にはしておりませんので、詳しい日時などの記載は控えますが、12月と1月を予定しています。

この施設は、様々な事業を行っているらしいですが、児童からの入所を行っており、つまり、その施設で長期にわたって生活を営んでいる子ども達がいるということです。


今までには、民間の学童や教育委員会からの依頼でプログラムの実践なども行ったこともありました。
ちなみに、ひまわりの会を設立してはじめの公的機関からの依頼は、中央区の教育委員会からの依頼でプログラムを実践したことでした(区の記事にも記載されたそうです。しかし、私自身はその記事は見ていませんが・・・)。
しかし、入所施設関係は初めてになります。

年内に、別の場所の入所施設で生活している子どもの保護者の依頼で、その子どもに療育を行う予定でいるのですが、それも保護者の方からの直接の依頼で、施設側からの依頼とは、それが講座であっても私自身嬉しく思っています。

その理由は、1つは子どもが生活を営んでいる場所の大人がより望ましい関わり方を行っていくことで、子どもがより良く成長していくという点です。
そして、同時に子どもの成長を実感できる物差しを持つことで、働きかける大人自身がより動機を持って子どもとかかわれるという点もあります。
そのために、ペアレントトレーニングがあるわけですし。

もう一つの理由は、これは私ごとですが、子ども関係の仕事をするきっかけとなったのが、高校生時代に児童養護施設にボランティアに行ったことがきっかけだったことです。
昔は、まだ「アスペルガー」、「高機能自閉症」というカテゴリーが日本ではほとんど存在していなかったと言っても過言ではない時代で、それ故児童養護施設にそれらの子どもたちが沢山いました。
そこでの支援不足を、この目で見て、そのあと高校生時代の恩師から説明を受け、衝撃を受けたことが、子ども関係の仕事を行おうと決めたきっかけでした。

その意味で、今回の講座は、今の私の立場として専門的知見の普及を目的としてだけではなく、私自身も非常に動機が高く、様々な意味で楽しみにしています。

入所施設でABA、いや、本当に素晴らしいですね。
現状でも規模が大きい施設であるにもかかわらず、専門的見地を取り入れようとする試みは非常に好ましくあります。
そのお手伝いができるという意味でも光栄で、良い講義に向けて準備を着々と進めています。

私が代表を務めているひまわりの会でも12月いっぱいまで講座としてのペアレントトレーニングを行っているので、その途中でここでの講座があり・・・何よりも体調管理に専念しなければ・・・。


それでは、また来週。

最新の画像もっと見る