活動の日々

自閉症スペクトラム関連を中心とした、対外的な活動を綴っていきます。

保護者向けセミナー「子どもへ学習を促していくには」開催のお知らせ

2017-11-13 | 日記
当ブログをご覧いただきありがとうございます。尾串光康です。


早速ですが、セミナーのご案内です。




タイトル
『子どもへ学習を促していくには』

概要
家庭中で子どもに何かを教える機会は多くあります。例えば、トイレから着替え、欲求表現方法、遊び、いわゆるお勉強まで。自然と子どもに何かを教える機会が日常の中にあります。
しかし、子どもが学習する機会があっても、どうやって教えたら良いか分からず、大人が手助けしすぎてしまったり、教え方をコロコロ変えてしまったり、褒めることを忘れてしまったり…というようなことで困っていませんか?
皆様はABAというものをご存知でしょうか?ABAとは、簡単に言うと、「科学的に効果が実証された方法を活用し、子どもの学習の仕方を理解し、子どもに合わせて 目標へ階段を設定し(スモールステップ)、褒める機会をたくさん作る」というものです。
今回の講座では、実際の指導のビデオをご覧いただきながら、ABAの知見に沿って、家庭中でどのような事に気を付けて子どもへ学習を促して行けば良いかをお話しします。
ご興味ある方是非お問い合わせください。
*ポスター抜粋


というものです。


前回7月に行った講座は「家庭で行う早期療育」でした。主に問題行動への対応がメインで、小さいうちからしっかりやるということが、今後子どもの成長にどれだけためになるか、何を気を付けて行けば良いかをお話ししました。

今回は、「学習」の促し方についてです。前回の質疑応答の時間でも、「学習をどのように教えて行けば良いか」や「就学等に向けて」等に関連する質問が多かったですね。今回は、それをより細かく分かりやすくお話していきます。


本来であれば、上記2つは同じ講座として、言うなれば前半と後半に分けて行いたいところです。実際に、内容はより専門的な知見の説明になりますが、例えば滝乃川で研修を4時間行った際には、言うなればこの2つを行ったようなものです。


問題行動を減らすためには、問題行動に対しての直接的な指導と、新しいことを教えて行く、良い行動の頻度を高める、これは表裏一体切り離すことができないものなのです。


なので、前回セミナーにお越しいただいた方でもっと聞いてみたい方はもちろん、初めてお越しいただく方でも当然わかりやすいように説明していきます。


ご興味ある方は是非。




今週はこの辺で。


それでは、また来週に。

支援者向けセミナー初級開催のお知らせ

2017-11-06 | 日記
当ブログをご覧いただきありがとうございます。尾串光康です。


早速ですが、以前の記事でもセミナー開催のお知らせをしましたが、一般社団法人てんとうむしのホームページに正式にアップされましたので、よろしければご覧ください。


一般社団法人てんとうむし

*更新情報、お知らせの欄に記載されています。


初級とは書きましたが、あくまでも「わかりやすく」という意味と、自閉症の症状などの「基本概念」の説明があるからであり、実際にABAに関しての話は初級ではありません。実際の介入のビデオを見ていただき、ABAの介入の効果を体感していただくのです。

そういう意味では、この分野を長いことやっていてもABAをよく理解していない支援者の方々にも、是非一度見ていただきたい内容になっています。


また、今回の講座では、「自閉症」の症状をメインに説明しますが、自閉症スペクトラムと言って、ADHDもLDも広汎性発達障害も知的障害も、「自閉症」の症状が現れることもあります。

私自身の経験では、自閉症の症状として挙げられているものは、ダウン症のお子さんでも見られることがありますし、肢体不自由の重度重複のお子さんでも確認しましたし、脳梁欠損症のお子さんでも確認しました。


すなわち、発達障害と呼ばれる方の指導や支援においては、自閉症の症状をしっかりと学ばなくてはいけないということですね。


いまだに一人の医者がつけた診断名にこだわりを持たれている方も少なくないかと思います。
確かに診断は方針を決める基礎だから大切なのですが、この分野に限っては一つの目安にしかなり得ません。


いわゆる「自閉症への薬」みたいなものは、私が知っている限りでは、少なくても現在は存在しておらず(睡眠や抗精神薬は別の薬です)、一番大切なことは治療教育です。

治療教育とは療育であり、療育とは教育そのものです。すなわち1つ1つを丁寧に教えて行くということなのです。


そのためには指導の方法を知っておく必要があります。


つまり、自閉症の症状を今一度しっかりと理解しておき、そのうえで子どもを指導する方法を学んでいくことが大切なのです。


指導、そこには必ずと言って良い程ABAがあります。


TEACCHプログラム(ノースカロライナでの自閉症児者の包括的指導と支援)、ポーテージプログラム(日本、ダウン症のお子さんの指導でも有名)、等、関連分野だけでなく、精神疾患や薬物依存への指導プログラムでも活用されています。
身近なものでは、スポーツインストラクター、ダイエットプログラム等の指導、もちろん近年では日本でも学習塾等でもその知見が取り入れられていると聞きます。


しかし、実際にはなかなか指導の場を見ることって少ないですよね?ビデオでばっちり見せますし、当然解説もします。


無料ですし、ご興味があれば一度ご覧いただいても良いかもしれません。




今週はこの辺で。


それでは、また来週に。

オリエンテーションとか研修とか~組織が一丸となっていくために~

2017-10-30 | 日記
当ブログをご覧いただきありがとうございます。尾串光康です。


早速ですが、私が理事長をやっているてんとうむし恒例のオリエンテーションが昨日の日曜日に開催されました。

オリエンテーションは、事業所2つの職員が全員集まる貴重な機会で、年3回開催しています。
全員とは言いましたが、日曜日ですし、しかも終了が20:00以降になるので、私の教え子の親なども働いてくれていますが、その方々は欠席していただいていますね。

年3回とは、IEP(個別指導計画)を更新する回数と同様で、IEP更新毎にオリエンテーションを開いています。

もちろん、1年3回のオリエンテーションの他に、フォローアップ研修と言って、毎月1回×2集まる機会を作っています。

×2というのは、午前と夜間で別れており、午前は主に社会人、夜間は学生となっています。が、どちらかに「行きそびれた」職員はどちらかに顔を出せるようにしていますので、そういった意味でも1×2回というのは良かったかなと思っています。


そして、これは人数限定ですが、学生育成の一環&滝乃川学園児童入所施設部の有志を招いて療育部研修を毎月1回行っています。これももちろん夜間。


こんなに会議があるのは、なんと言っても子どもの現状の「認識」のすり合わせと指導方法の確認です。

「すり合わせとは」、子どもの状態の認識は一人ひとり異なります。例えば「私と親」。これはわかりやすい例じゃないですか?
私のほうが冷静に見ていて、親は熱くなって、という感じです。まぁ、逆もありますがね。「お母さん。子どもはこんだけできてるじゃないですか!」「え…そ、そうですかね…」みたいな?(笑)


実は現場でも同じで、指導している人間は子どもに対して「思い入れ」と「主観」が入るから。それ自体は愛があって素晴らしいのですが、指導する側は子どもへの「結果」あってこそです。だから、冷静にならなければね。どっちみち。


様々な意味で、指導者が集まって会議を行うということは大切な事なんですね。


しかし、中々現実的に難しいですよね。
時間を取ることも難しいですし、経済面との兼ね合いもあるから大変ですよね。


でも、やらないと結果的に職員自身がつまらなくなると思っています。何故なら目標がなくなっていくから。


子どもへの指導って目標をしばしば見失いがちでしょ?だから、目標に向かって皆で取り組んでるってことを忘れないことが楽しさの秘訣と思っています。


だから私は楽しんで仕事ができています。というか、私がつまらなきゃ部下もどうなるんだって話でしょ(笑)。


やっぱり子どものできたを親も含む皆で共有するってことが楽しさだなぁ。




今週はこの辺で。


それでは、また来週に。

てんとうむしお茶会&滝乃川の研修終了

2017-10-24 | 日記
当ブログをご覧いただきありがとうございます。尾串光康です。


早速ですが、今回は、表題通り、てんとうむしでのお茶会と滝乃川での研修が終了しました。
どんな感じだったか、報告もかねて記載します。




てんとうむしでのお茶会

11日(水)10:00~12:00まで、てんとうむしでのお茶会がありました。

今回のお茶会から「幼少」、「中高」、「高校生&成人」と年齢ごとに分けて開催されます。それが決定して第1回目のお茶会と言う形でした。

全年齢を対象とするとそれなりの人数になりますし、話す内容も変わります。
子どもは年齢にかかわらず成長しますが、各時期において指導していくべき階層が異なる部分があります。
同時に、保護者の方の考えも、子どもの年齢によって変化していく傾向があります。

例えば、

◆幼児期であれば、いかに子どもを成長させていくか

◆小学生であれば、上記と併せて余暇活動をどう教えるのか

◆中学生であれば、上記と併せて思春期における自立のための指導

◆高校生であれば、上記と併せて就労先の決定とそれにかかわる指導

◆成人であれば、1日の時間の過ごし方と就労先での過ごし方


と、当然保護者一人一人によって異なりますが、概ねこのようになるかと思います。


指導の原理原則は同じですが、より一人一人の保護者に合わせた内容で行えればそれに越したことはありませんよね。

通常の講座では、不特定多数の方がいらっしゃいます。一方で、年齢を分けたお茶会での講座は、ある種より密度の高い講座ができるのだと考えています。

今回は幼小のお茶会でした。これまでのお茶会よりも当然こじんまりとしていて、講座中話しているところでも質問を受け(笑)、アットホームな感じで時間を過ごせました。




滝乃川学園での研修

合計4時間40分(休憩時間含)の耐久研修を終了してきました(笑)。

私が思った通り、顔を知っている人は5人程度、知らない人10名以上、計20名行かないくらいの人数での研修会でした。
児童部からは主に新人を中心に、他の部署からは興味が特にある方に出席していただいた形になったそうです。

グループホームの方や広報等を行う方まで、様々な属性の方が参加されていました。

本当に職員の人数が多い。ABAケース会議の主催者に

(私)  「ここに来ている職員、何人知っているの?」
(主催者)「いや、5人…」
(二人) 「笑」

滝乃川見たら本当に驚きますよ。道に迷うほどの敷地に、施設がたくさん立っていますし、場所はそこだけではないですからね。


さて、本題に戻りますが、研修の内容はもちろん「ABA」についてですが、サブタイトル「滝乃川学園児童入所施設部の軌跡」ですね。

何故なら、児童入所施設部でのケース会議で担当している子どもから2人、ビデオで見てもらいましたからね。そして、うちの教え子を2人、これもビデオで。合計4人の子どもの指導をビデオで見てもらい、うち2人が同法人利用児童ですからね。
だから、サブタイトルは「滝乃川学園児童入所施設部の軌跡」ですね(笑)。


今回の研修は施設長(児童入所施設の)、理事長も参加され、最後には「児童入所で療育が浸透していることが分かって感動した」
とおっしゃっていました。
「俺が座長やってんだから当たり前じゃん」と思いましたが、その場での発言は避けました(笑)。




今回の研修会でも軽いお子さんの事例はあえて使いませんでしたし、お茶会では肢体不自由と知的障害の重複障害を持つお子さんの指導の例を話しました。


私がこの仕事を行っているうえでのミッションは、どのお子さんでも指導すればしっかりと成長していくということです。
そして、子どもが成長していくための唯一の方法、それは

子どもの努力が報われる機会をしっかり作ってあげること

これしか無いのです。


定型のお子さんも同じでしょ?当たり前のことなのです。

努力が失望にならないために、子どもに合わせたステップが大切。そのためにABAがあるのです。




今週はこの辺で。


それでは、また来週に。

今週滝乃川学園でABA研修の講師をやってきます

2017-10-16 | 日記
当ブログをご覧いただきありがとうございます。尾串光康です。


早速ですが、今週に滝乃川学園にてABA研修の講師をやってきます。


当ブログをご覧いただいている方は既にご存知かと思いますが、滝乃川学園は、児童入所施設部限定で、26年度からABAケース会の座長をやらせてもらっています。

きっかけは25年度のABA研修がきっかけで、今に至る感じです。


今回のABA研修は、児童入所施設部だけが対象ではなく、全施設から興味がある職員が参加するという形になっているようで、様々な部署から研修に来られるようです。


私自身が経験しておりますが、小さい施設でも子どもへの対応の基盤を「統一」し、職員全員が同じ目線で子どもへの指導を行っていくことが難しいのです。
ならば、部署が無数にあって、各自が、会ったことがない職員が何人もいる状態では非常い難しいことでしょう。
職員の方も数百いるでしょうしね。


今回は、全部署が参加できる研修です。

また、内容も濃く、4時間の研修になります。しゃべりっぱなしで大変ですがね(汗)。


どのお子さんでも伸びるという事
成長に個人差があっても、「成長そのもの」に年齢や障がいの程度は関係ないという事
しかし早期療育の効果は絶大だという事
大きくなってからの50年苦労するよりも20までにやれることをやっておいたほうが良いという事
しかし20以上でも伸びるという事

これを十分に実感し、イメージしてもらう事、これが今回の研修の大きな意義です。そのためにたくさんの事例を用意してきました。
そして、これがいつも私が伝えたいことであり、そのために講座もするし、ペアレントトレーニングもするし、そして闘ったりもするのです(痛烈批判【前の記事です】みたいな感じです)。




今週はこの辺で。


それでは、また来週に。