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こころとからだのバランスを・・・yoga&color&more・・・

【NBL】「トライアンズ」(序)

2014-05-27 22:02:50 | バスケットボール

 

パナソニックの休部を聞いた時は、覚悟していたこととはいえ、
涙せずにはいられなかった。
企業チームの撤退は、ボッシュと、いすゞ自動車で最後にならなかった。
あれから11年を経てもなお、繰り返されてしまった悲しみ。

 

次に思ったのは、選手たちはどうするのかということだった。
継承される「和歌山トライアンズ」に残るのか、他チームへ移籍するのか。

 

いすゞ自動車は、クラブチーム「横浜ギガキャッツ」として存続を図った。
天皇杯でOSGフェニックス(現bj浜松東三河)を破って
ベスト8入りという快挙を成し遂げたもののその後解散、

一部の選手で再出発したチームも、現在は活動停止に陥っているという。

また、プロチームとしてJBLに新規参入したチームのうち、
参入当初のまま残っているのはリンク栃木のみ。
bj
へ移った新潟アルビレックス、撤退を余儀なくされた福岡ファルコンズ、
レラカムイ北海道は折茂選手の決断により、レバンガ北海道として存続することができた。
和歌山はいったいどのような道を歩むのか。

  

不安視する中、中堅の主力選手の移籍が次々と発表される。
だが、もたらされた吉報の喜びと期待が、不安を上回った。

日本代表監督として日本のバスケ、選手育成にひとかたならぬ力を尽くし、
ファンの間では今なお人気の高いジェリコ・パブリセビッチ氏のHC就任。
日本人選手きってのスコアラー、川村の加入。
実力のあるベテラン・中堅選手の残留・加入と併せ、
シーズンを戦える陣容が整った。

 

だが、「トライアンズ」という名のチームの継承という点に焦点を絞った時。
それはやはり、永山・青野・木下の残留ゆえに成し得たものだと
思わずにいられない。

 

1回日本リーグの優勝チーム。以来第40回まで(35回からはJBLスーパーリーグ)
最多13回の優勝を誇る、日本バスケットボール界の名門・松下電器。
その名前を冠した「松下電器パナソニックスーパーカンガルーズ」の時代から
チームに在籍している永山・青野・木下。
彼らがいたからこそ、「松下電器パナソニックスーパーカンガルーズ」から
「パナソニックトライアンズ」を経て「和歌山トライアンズ」へ継承される図式が
成り立ったのだと思う。

 

永山35歳、青野34歳、木下33歳。

パナソニックでのラストシーズンを終えた時、この年齢だった彼らには、
引退という選択肢もあったはずだ。
20
年前なら、旧日本リーグの社員選手だったら、間違いなくそうしただろう。
だが、彼らは残った。

そして、パナソニック時代には届かなかったファイナルまで辿りついた。


【NBL】ファイナル私見 ~ 短期決戦の流れ

2014-05-24 23:09:54 | バスケットボール

 

短期決戦には流れがある。

 

長いレギュラーシーズンとは別の、数日間の勝負における流れ。
チームとしての流れ。カードとしての流れ。
前者はセミファイナル・ファイナルと続くが、後者はそれが別個になる。

 

このファイナルではその流れを見たかったので、
最初から最後まで全部観に行くつもりだったのだが、
都合で第3戦以降からしか観に行けなくなった。
そして今日の第3戦が、プレイオフの最終戦となった。

 

 

1戦・第2戦はまったく観ていないので、記事や記録からの推測になる。
1戦は東芝が勝った。
しかし1勝したことで東芝が流れを引き寄せたというより、
#3
パーカーの負傷により、流れが和歌山から遠ざかったというのが
近いような気がする。


2戦も東芝が勝った。
ラスト7秒、和歌山#1木下が沈めた執念の同点3Pシュート。
遠ざかりかけた流れを、和歌山が引き戻したかに思えた。
それを、東芝#7篠山のブザービーターが奪い取った。

 

 

1日空けての第3戦。
立ち上がりの展開次第ではファイナルの流れが変わる可能性もあると思った。
が。

 

明らかにファイナルの流れは東芝にあると思わせる立ち上がり。
#14
辻と#7篠山の3Pシュートが次々とリングに吸い込まれていく。
一方の和歌山、崩せていないわけではないのにシュートの精度が低い。
ミドルもゴール下も入らない上、頻繁にターンオーバー。
1Q
で東芝28-4和歌山。
ちょっとやそっとでどうにかなる状況ではない。

 

だからといって、和歌山が何もできなかったわけではない。
#2
阿部や#8中務、#33内海が前線から激しいディフェンスで東芝のスコアを止めた。
#31
青野がゴール下で体を張り、#9川村や#12久保田が果敢に攻めた。
ただ、何かをひっくり返すような大きなことを起こせなかった。
手負いの和歌山に、それだけの余力はなかった。 

 

 

もう1敗もできない状況。
両外国人選手の欠場。
それらが、微妙に和歌山の選手の心のバランスを崩したのだろう。

 

バスケットボールに限らないが、
勝負事であれば選手には「勝ちたい」という思いがある。

しかし一方で、「勝つ」という意志の下、自分をコントロールしなければならない。
今がどんな状況にあり、自分はどうすればいいか何ができるのか、
何をすべきなのか。

判断し、成し遂げる意志の力。

「勝ちたい」という感情は、大きな力となる。
しかし感情が強くなり、意志と感情のバランスが崩れると、
力が入りすぎたり勢いが付きすぎたり、体の使い方、
動作にも影響があらわれる。
バスケットボールの場合、シュートタッチがそれかもしれない。

 

追いつめられた状況で生まれた焦りが、勝ちたいという思いを悪い意味で強めた。
それが、この日の和歌山の選手にはミスやシュート精度の低さとなって
あらわれたのかな
と思う。

 

  

勝つしか次への道はない上、外国人選手が2名とも欠場という不利な状況。
和歌山の選手はできることを精一杯やった、その結果は東芝78-61和歌山。
東芝の3連勝で、ファイナルは幕を閉じた。

  
和歌山に運がなかったとみるか、それともこれらもひっくるめてチームの総合力とみるか。
本稿は和歌山に焦点を当てて書いているが、一方で、東芝に流れを引き寄せる力、
引き寄せた流れを相手に渡さない力があったのも事実だ。 

 

 

和歌山にとってはただただ悔しいだけのファイナル。
チームの経営も決して楽ではないだろうけど、この悔しさを晴らすために、
このメンバーで来年もう一度ファイナルへ戻ってきてほしいな。
・・・永山さんいないけど。

 

ということで、ファイナルについてはもう1回、
今度は和歌山の選手について書こうと思う。

 


【鎌倉】長谷の市(5/17)

2014-05-18 22:49:02 | 鎌倉・相模

Dsc03447 <長谷の市とは?>

僧門と商人と住人の三位が一体となって

魅力ある「現代の門前町づくり」に取り組み、

長谷と鎌倉の繁栄を創造するまつりごとのこと。

(公式HPより http://hasenoiti.izakamakura.com/

 

 

 

春と秋、年2回開催されている長谷の市へ行ってきました。

イベント会場は4カ所。

メイン会場の長谷寺。

朝市会場は光則寺の門前。

フリーマーケットはファミリーマート長谷店。

そして長谷の町全体で行うスタンプラリー。

 

 
今回はメイン会場と朝市を訪れました。

  
  

 

朝市は午前8時から。

8時過ぎに江ノ電 長谷駅に降り立つと、普段の喧騒が嘘のように静か。

そんな中、自転車で駆けていく地元の方々。

光則寺までの一本道、開始からまだ15分経っていないのに、

早くも戦利品を手に引き上げてくる方々。

さすが地元民は違うとため息。

 

会場到着。
  

Dsc03407 普段はこんな門前が。

  
 
    
 
  
  

  
  

  
  
  
  
  
Dsc03448 今朝はこんな感じ。

  
  

  


  
  
  

  
  
  
  
  
  
  
  
  
  
  
  
  
  
  
  

 

 

 

  
  
  

 
   

   
  
Dsc03460 今回出店していたのは、新規の1店を加えて20店。

基本的に鎌倉市内で商いをされているお店です。

お惣菜やお漬物、お豆腐。

和菓子に洋菓子、天然酵母のパン。

カレーに汁物、やきとり、ビールなどなど。

ここで購入し、飲食コーナーで食べる人、光則寺内で食べる人、持ち帰る人。

朝ご飯にちょうどいいです^^
  
  
  

  

   
  
そして朝市と言ったら、やはり生鮮食品。

朝、鎌倉の海で獲った魚、鎌倉野菜があります。

サザエ4個で1,000円とか、トビウオ3尾で400円とか、ヤリイカとか。

玉ネギ5個で150円とか、小松菜130円とか、キュウリ3本100円とか。

お魚は市価の3割引きと言っていたような。

またここに出品している農家の方は、

ファミリーマート長谷店に定期的に野菜を出品している方だそうです。

 

朝市は11時までですが、何か買うつもりなら早く行くに越したことはないですね。

 

Dsc03462 9時前の長谷寺の門前。

開山は8時からですが、さすがにこの時間は人もまばらです。

  
   
長谷の市のメイン会場は長谷寺の境内なので、入山する必要があります。

ということは、入山料300円を払う必要があります。

 

 
 
  

ここでポイント。

長谷の市だからといって、出入り自由ではない。

  
  

 

一旦入山した後山門を出てしまったら、再度の入山にはもう一回300円を支払わなければならない。

イベントだからといって、1枚の入山券が1日フリーパスになるわけではないのです。

当たり前と言えば当たり前なのですが。。。

ちょっと気になったので、お寺の方に確認してみた次第(^^ゞ)

  
   
  

ただ、長谷の市用の招待券を持っている方もいるようで、

それを持っている方はもしかしたら違うのかもしれません。
  

 

 
  
  
  
Dsc03463 9時台の長谷寺。

静かです。

花期や紅葉の時期はまた違うのかもしれませんが。
 

 

 

 
  

 
 
  
  

Dsc03466 少し早いけど睡蓮。

 

 

 

 

 

 

 

 

    
Dsc03478 そしてメイン会場。

こちらでは飲食・物販の他、学生の描く似顔絵コーナーや

主催者による子供向けの縁日(模擬金魚すくいやくじ引き、わたあめなど)

さらに大黒堂前にステージを設け、バンドやフラメンコの生演奏も。

 

いつもと違った雰囲気で、昔のお寺の本堂前はこんなにぎやかだったのかなあと思ったり。

一方で、あえて観音堂の前をメイン会場にする必要があるのかとも思ったり(笑)

 

  
朝市は地元向けで、

メイン会場は何も知らずに来た観光客が、思いがけないイベントを楽しむ・・・

という感じなのかな。

 

 
  

4月の桜と6月のあじさいに挟まれたこの時期は少し観光客が落ち着くようなので、

そこを狙って開催しているのかもしれないし、

とはいえ少し歩いた鎌倉文学館ではバラ祭りの時期なので、

偶然のお楽しみにあう人もいるかもしれない。

 

  
  

いつもと少し違った長谷の顔を見るのも、なかなかいいものです。

次回は10月、通例なら第3日曜ですが、回ごとに変わることもあるので公式HPは要チェックです。
   
   

Dsc03470