わかってる。
発売から1週間過ぎたのだから、ここで書かないと結局書かずじまいになるかもしれない。
でも、今日はバスケを観に行ったので。
ここ何シーズンか、JBLはプレイオフ中心でレギュラーシーズンを観に行く機会が激減していた。
それどころか昨シーズンは、なんとレギュラーシーズンの1試合のみ。学生なんかゼロよ、ゼロ。かつては1年で青学を30試合近く観に行った私が。JBLもプレーオフ含めると20近く観ていた私が。
愕然とした。も、壊滅的。ありえない。
なので、今シーズンは優先的に観戦スケジュールを組んでいる。
といっても、やっと5試合目だけど。それでも、アイシンと栃木以外の6チームは観た。あ、アイシンはAJのファイナルTV中継で観たか。
今日は、日立-パナソニック。会場は代々木第2体育館。
観客は、会場の半分くらい・・・かな?
でも、ちょうど7年前、日立-OSGの試合を見に来たときは、もっと悲惨だった。2割ぐらい・・・だったろうか。
最下位争いをしている2チームの試合とはいえ、関東1部リーグの方が面白かったというお粗末な内容。
ヒーローインタビューを受けた佐藤稔浩の慣れていない感じが初々しかったけど。
それから比べると、進歩、ではある。
もっとも日立のファンは、世界バスケ効果で五十嵐圭が連れてきた人々が、日立の試合を見に来て、菅や酒井に転んだ人がそのまま残ったとも思われる。
ま、菅は昔からファンが多かったし、もちろん譲次ファンもたくさんいるだろうけど。
にしても、やはり日立・トヨタは女性ファン比率が高い。
試合開始。
うおー、青野が上手くなってる!
と、ゴール下でステップインしてシュート決めてきただけで感激した。
いや、それぐらい出来て当然なんだけど、初めて見た、気がする。
青野=動かない&不器用というイメージが固定化しているだけに・・・。
あの走らなさ加減は、どうしたって青学とは思えない。
でも結局、パナソニックは青野次第なんじゃないかと思う。
青野が機能すれば、勝てる。
青野が成長すれば、優勝できる。・・・って、もう31なんだけどさー。
だけど、もし。
日本のバスケットボール界にちゃんとした強化システムがあったら。それを支える環境が整っていたら。
青野は。
日本のバスケは。
どうなっていただろう。
いや、多分青野は自分自身の問題。
どこかで自分に負けちゃう、こころの弱さがあるんじゃないかと思う。
だから環境が整っていたとしても、どうなるかわからないけど、でも。
何か、違ったんじゃないだろうか。
でも、そもそも日本のバスケットボール界が「ちゃんとした強化システム」を作り上げられるかということに疑問があり・・・。
そんなもん作れたら、それだけで日本のバスケ、今より絶対まともな状態になってると思う。
結局、ないものねだりか。
しかし日立、ディフェンスがよくなった。
「よくなった」って、何年前を基準にして言ってるんだ、私。
かなりタイトに当たってくる。
そのせいだろうか。
今日のパナのシュート成功率が低いのは、日立のディフェンスから受けるプレッシャーのせいで、気持ち、打ち急いでいるせいじゃないだろうか。
ほんのわずか。ほんとに少しばかりなんだけど、気持ちが急いていないだろうか。どこか、気持ちが乱れていないだろうか。
微妙に、リングに嫌われているんだよね・・・。
ていうか、前半終わって26-19って、なんだこの試合。
結局最終スコアも51-49で日立勝利だったけど、まあ・・・面白い試合とは言い難いな。
ラストの攻防はそそられたけど、結局トシ(佐藤稔浩)が上手くまとめたって感じ。
もともと上手かったけどさ。
相手を読んだスティールと、ここぞというときの高確率のスリー。
トシは職人型、玄人好み。はっきり言って地味な選手。
でも、年々、深みとか味わいとか、そういったものが増している。
ようやく今年、表立って評価されてきたので嬉しい。
一方の木下。
今日はいまいちだったなー。
前回のトヨタ戦はDNPだったし。
JBLデビューイヤー以来まともに見ていなかったから、ものすごく楽しみにしていたのに。
今シーズンは絶対、輝いている木下を見たい。
それと広瀬。
ああ、もうほんとに、なんで去年見なかったんだろう。
青学1年のときから、成長を見続けてきた。昨シーズンは新人王も獲ったのに。
でも、さらに成長したのが分かる。
相変わらず、「広瀬っっっ!!!」ってなプレイもたま~にあるけど。
でも。
もう、逃げていない。誰が相手であろうとも。
冷静さを失うことなく、前へと向かう。
いつかは日本代表に。
広瀬4年次のインカレ前後の連載のまとめで、私はそう書いた。
それが、まさかわずか2年の後に現実になるとは。
昨年12月の東アジア選手権。日本代表のスタメンに、広瀬が名前を連ねていた。
竹内兄弟らゴールデンエイジ周辺の世代で組んだ代表チーム。
世代が限定されているとはいえ、それでも日本代表であることは事実。
ああ、ついにここまで来たのかと。
大学1年からではある。
でも、広瀬の成長をリアルタイムで見てきた。
リアルタイムで成長を見てきた選手が、日本代表でスタメンを張るほどに成長した。
本当に幸運な出会いだったと、心から思っている。
なので。
最後のシュートは決めて欲しかった。
日立のプレッシャーの影響を、それほど感じさせなかっただけに。
・・・あーあ。
それでも。だから。
広瀬の成長はこれからも追っていく。
いつか、日本一に。パナが優勝したとき、MVPで広瀬の名前がコールされる日が・・・来るのかなあ?(笑)
それは青野か木下じゃないかなあ?
今日は東芝・トヨタも負けて、でも栃木は勝って、プレイオフ争いは実質5チームで3枠を争う大混戦。
パナはなんとか滑り込んでくれると思うけど。
下手したら、栃木まで観に行くかもしれないなあ・・・。