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金庫と鍵の博物館

2017-07-03 | 自転車

7月最初の日曜日、まっちゃん企画の「金庫と鍵の博物館」へ行ってきました。

墨田区が30年以上前からやっている、小さな博物館シリーズの老舗です。タモリ倶楽部でタモリも来たとか。

外観はこんな感じで、普通の民家です。(正確には一部屋が鍵の作業場、そこが博物館になってます。)

杉山さんという方がオーナーです。この方、非常に面白くて、話し出したら止まらなくて、本当に堪能できました。

これは旧陸軍が暗号解読書を入れておいた、「防盗金庫」です。耐火性はありません。

この50個のキーがポイントで、この中から5個選ぶと開きます(正確にはこれと、ダイヤルと、鍵を組み合わせて開きます)

暗号解読書は、盗まれても大丈夫。暗号を変えればよいだけだからです。だから耐火性なんか必要ないとのことでした。

この金庫の特徴は、盗み見られたことが分かる様なトリックが仕込まれていることです。この一番下のダイヤル、一回開けるごとに目盛りを刻みます。だから目盛りが飛んでいたら誰かが金庫を開けたことになる優れもの。すごい。

続いては家具調金庫。さすがフランス製ですね。金属の塊ですが、木目ライクに塗装されています。これは鍵穴が精巧に隠してあって、我々6人の中で東大教授のオッシーさんだけが発見です。やっぱ頭が違うな。

続くこちらは、世界一開けることが難しいイギリス製の金庫だそうです。名前はCHUBB。

ギミックもすごいですが、最後の砦となる分銅仕掛けも大変面白いものでした。

帰る間際に、いたる所にある江戸時代の鍵がどうしても気になって質問したら、そこからまたまた30分ぐらい楽しい話を聞かせてもらいました。

和鍵の特徴は、金属の板ばねを組み合わせてある構造です。単純な構造ですが、壊れにくく、破壊されにくい大変実用的なものでした。風車の弥七が、風車の柄で開けることは100%不可能ということがよくわかりました。

お昼は近くの食堂「SUN」へ。

毎度の昭和定食屋がなく、喫茶店的なお店でポークカレー頂きました。

この日は猛暑、もうこれ以上、外では居られないということで帰路に。

最後にアジサイ通りでアジサイ見てから帰ろうということで寄り道しましたが、

花も切り取られているのがあってまばら。

咲いているのもこのようにもう最後でした。

いやー、この博物館、今年最大のヒットでしたね。小さな博物館はあと10はあるのでボチボチと尋ねることにしたいと思います。アー面白かった。