怖いテイスト…。
こちらはキム・ユジョンちゃん見たさに鑑賞。
若い女性が殺された。
犯人は前科のあるタクシー運転手。
社会からは不当に扱われ、元嫁からは邪険にされる不満からの犯行(らしい)
犯行後、元嫁と娘の家に現れ暴れているところを刑事、サンウォンが到着しすったもんだしているところ運転手の娘(幼児)が転がっていた拳銃を持って発砲…。
場面が病院に代わり、元嫁が亡くなったという知らせが…。
そして娘を引き取るサンウォン。
タクシー運転手は捕まり後日死刑の判決を受ける。
それから10年後。
高校生になった娘(ジョンヒョンと改名)の前に事件の被害者の婚約者ナム・チョルンが教師として現れる…。
殺人事件の被害者達の恨みや悲しみは全く癒えることなく。
チョルンの憎悪の矛先はジョンヒョンに向けられ…。
だけどもともとの事件の発端は、当時車の中でささいな諍いでここで降ろして!と怒って降りた婚約者とそれをたしなめることなく放置して立ち去ったチョルンで。
そのことも重々分かったうえで、自責の念にかられながら誰かを恨まずにはおれない心境は分かるけどね。
しかも一番恨むべき犯人は刑務所の中で、死刑の執行を待つ状態。
直接恨みつらみをぶつけられないし。
そして、サンウォンにも人に言えない秘密があり。
見ている人達にミスリードさせて、そういうことだったのかと唸らせるオチでした。
ユジョンちゃん、難しい役どころがやっぱり上手いなぁ。
無邪気を装ってても心の奥に闇がある、みたいな。
あと、チョルン役の人初めて見たけれどソン・スンホンと高橋一生を足して2で割った感じのイケメンでした。
サンウォン役の俳優さんは以前見たドラマでものすごく変人な映画監督の役をやってたので…。重い役どころが意外にも似合ってらっしゃるなぁという印象。
ジョンヒョン(キジョン)の子役の子がめっちゃ可愛かったー!
雰囲気ユジョンちゃんに似てたし。
それにしても、一つの事柄をずっと長い間恨み続けることはとても辛くしんどいことだと思いました。
結果見出した着地点は凄惨で。
もう十分苦しんだから次に進んでいいんだよ
チョルンに被害者のご両親が言うけれど…。
チョルンもそれで立ち直りかけたんだけどね…。
犯人の娘をスクープのために探すべくサンウォンになにかしら接近してくるキム記者のデリカシーのなさにも腹が立ったなぁ。