祈り願う日に…。

広島は今日、72回目の原爆の日を迎えました。

日曜日の朝、我が家ではいつもシューイチにチャンネルを合わせています。
黙祷を捧げる8時15分。
全国的に同じ画面だったのでしょうか？
広島では、広島のアナウンサー２人と池上彰さんと中丸くんが映ってました。
だとしたら画期的なことだなと思いました。
毎年の平和式典、こちらでは中継してるのだけど全国的には違う映像だと知った時に軽く衝撃を受けたから。

私は広島県民だから、広島に原爆が落とされた日のことはたくさん学んできたけれど逆に東京や沖縄、長崎などの地域の事はあまり知らずに生きていて。
だからテレビでの扱われ方も致し方ないのかもしれないし、ヒロシマを知って欲しいという気持ちももちろんあるけれど、それぞれが自分の暮らす街で何が起きていたのかを知ることがまず大切で、そしてどんな風に思い、考えるかが平和への一歩だと思っています。

本当に広島の子供たちは学校で平和学習に触れています。
私が初めて資料館を訪れたのも小学校の低学年でした。
今は撤去されたマネキンが衝撃的過ぎたのと、放射能を浴びて原爆症に苦しまれた人達に紫色と黄色の斑点ができたと見知ったせいで紫と黄色の組み合わせが苦手になったり…。
それぞれトラウマを抱えながら、絶対に戦争はあってはいけない、失うだけで何も生まれないことだと学びました。

シューイチで、中丸くんが一緒に燈籠作りをしていた男の子が燈籠に書いていた言葉が印象深かったです。
「ケンカをしたら仲直りをする。同じことでケンカをしない」
最大限の感性で、ちゃんと自分の言葉で平和な世界になる為にどうすればいいのか知っているんだなと思ったし。
子供でも分かることを大人ができずにいるんですよね…。
北のお坊ちゃんに聞かせたいわ…。

真っ直ぐな心を育んでる子供たちの未来が描いている平和な世界でありますように…。鎮魂を祈りながら強く強く願うばかりです。