特定非営利活動法人白河花里倶楽部れぽーと

東北の南端福島県白河市で活動するNPO法人。2017年10月より、動物関連はアメブロ「花里れぽーと」で更新致します。

犬猫の不妊去勢手術に助成金! 応募資格は福島県在住者

2013-10-01 13:04:34 | アニマルセラピー・動物福祉


動物病院にポスターが貼ってありました。「捨て犬・捨て猫防止キャンペーン」ということで、犬猫の不妊去勢手術に助成金が出るそうです。

メス8000円 オス3000円

応募期間は、平成25年10月25日まで


詳しくは、写真をご覧ください。

法律の改正により、犬猫の不妊去勢の努力をすることは、飼い主の義務とされました。犬猫の殺処分という恐ろしいことのために、莫大な税金が使われています。犬猫を飼っていない方々は、納得いかないでしょう。しかし、本当の愛犬家・愛猫家も納得いかないのです。一握りの身勝手な飼い主により、我々の税金が使われているのですから。殺処分以外でも、遺棄された犬猫が車に轢かれることがあります。私は、何度も轢かれるのは可哀想ですので、発見したら、道路の端に寄せて、市役所環境課に電話をして、轢死体の撤去をお願いします。この回収に、1回2500円程度の代金を業者に支払うそうです。このように、一握りの犯罪者の犯罪により、多くの人が迷惑を被り、その上無関係な方々の納めた税金が使われています。

ぜひ、このような犯罪をなくすためにも、不妊去勢の声掛け運動にご協力ください。これは、改正された動物愛護法の啓発運動です。ペットを飼っている知人・友人・同僚・親戚に、「もう不妊去勢はしたの?法律が改正され、努力しないとイケナイらしいわよ」と声をかけてください。

私は、多頭飼育の家庭の中で、不妊去勢をしているか疑わしい家庭の啓発訪問を行いたいと考えています。特に怪しい家は、保健所の職員にも同行を依頼したいと思いますし、間違いなく遺棄犯である家で、改善されそうにない場合には、警察にも同行を依頼していきたいと思います。

ペットに必要な措置を講じない家庭は、子どもにも同様の対応をしている場合もあります。また、経済的・精神的な問題を抱えている場合もあり、動物から子どもの虐待・貧困等など、様々な問題が浮上します。


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悪質な仔猫遺棄犯の自供・遺棄防止の声掛け運動

2013-09-27 10:10:50 | アニマルセラピー・動物福祉
昨日、以前から疑問を感じていたお宅を訪ねました。疑問の原因は、そのお宅の周辺に仔猫が多いこと。そして、その仔猫の大きさがいろいろであり、同時期に生まれたとは思えないこと等です。

世帯主と配偶者はお留守で、成人しているかと思える年齢のお子さんに事情を聞きました。仔猫がたくさんいることをに関しては、

「これでもかなり捨ててるんですけどね~」と明るく返事されました。

捨てることは犯罪であることを、優しく説明すると、友達にあげたり・・・と自己フォローが入りましたが、もう手遅れ。犯罪を告白したわけです。

現在、メス猫が4匹だそうです。一度の出産で5匹、年に3回の出産とすると、1匹が15匹の仔猫を産むことになります。これが4匹ですので、60匹。年間で60匹を遺棄しているとなると、罪は重いわけですが、犯罪意識はゼロです。

このようなケースでは、腹が立っても顔に出さず、とにかく低姿勢で、優しく接しなければなりませんので、疲れます。しかし、年間60匹もの猫を遺棄する犯罪者ですので、慎重に接しなければ最悪の状況となるでしょう。今いる猫を山に捨てるかもしれません。生後2カ月の猫は、産まれてすぐに外に放置したために、他の猫にイジメられ、下半身麻痺となったそうです。それを山に捨てれば、すぐにカラスや猪に食われてしまうでしょう。

今度は、世帯主と話をしなければなりませんが、危険も感じますので、対策を講じてからになります。

やはり、アニマルポリスは必要ですね。

これが、ドイツやアメリカであれば、飼い主は逮捕されます。

この他、私の自宅数百メートル範囲だけでも、2軒の疑惑の家があります。計3軒となれば、遺棄された猫の数も相当のものです。社会問題となり、日本国内で殺人事件まで起きている野良猫問題は、このような一部の自分勝手な飼い主の犯罪により起こっています。善意の方々が、拾っても餌をあげても、犯人を摘発し、犯罪を止めさせない限り、問題は解決しません。

そこで、花里では、声掛け運動を提唱したいと思います。これには、猫嫌いや犬嫌いの方々の協力も必要です。猫や犬を飼っている知人・友人・同僚・親類・近隣には、

「もう不妊去勢はしましたか?法律で義務化されたって知ってますか?」


ぜひ、このように声を掛けてください。私は、疑惑の家の訪問活動を行いたいと考えています。



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改正動物愛護法により、ペットの不妊去勢手術の努力が義務化されました!

2013-09-26 14:22:11 | アニマルセラピー・動物福祉
本日26日まで、動物愛護週間となっています。また、2013年9月1日より、改正動物愛護法が施行されました。これで、日本の動物愛護・動物福祉は大きく前進すると思います。

いつの日か、ドイツのように、人間の身勝手により殺される動物のない国に、日本もなってほしいものです。

ドイツでは、ペットの殺処分はしないそうです人間の身勝手により、ペットを不幸にすることを許さないのだそうです。そのような国において、ペットが人間より優先されるはずはなく、人間の福祉が充実しているから、ペットの福祉も先進するのだと思います。

さて、環境省が数年前に作成し、国民がダウンロードして使えるようになっていたポスターをコピーし、パウチして看板にしました。





改正動物愛護法では、刑罰が強化されましたので、その部分を書きなおしました。





これを掲示するべく、市役所に許可を求めたところ、悲惨な話を聞くことになりました。少し前に、市内某所で、成犬を段ボール箱に詰め、密封して遺棄するという悲惨な事件があったそうです。成犬であったために、箱から飛び出し、ウロウロしていたところを、通報により駆け付けた保健所職員により連れて行かれたということです。

誰かが拾ってくれるなどという考えは、間違いです。遺棄した犬猫の殆どは、ガスにより窒息死されます。安楽死ではありません。苦しみぬいて死んでいくのです。

さて、改正動物愛護法の要点を紹介したいと思います。

1、ペットの不妊去勢手術の努力が義務とされました。

2、刑罰が強化されました。遺棄・虐待は、罰金100万円以下。みだりに殺傷することは、2年以下の懲役か200万円以下の罰金。※野良猫を殺傷することも犯罪です。仔猫や仔犬を遺棄・殺傷することも犯罪です。

3、保健所は、犬猫の引き取りを拒否できるようになりました(終生飼養の原則に反する理由によるもの)。

4、終生飼養の徹底が法律に明記されました。

★これで、犬猫を飼う人は、不妊去勢手術をしなければならなくなりました。飼えなくなったら、自分で新しい飼い主を探さなければなりませんので、安易に飼うことができなくなりました。


ものすごい進歩です。これを読み、私は感動しました。この改正のために、長年努力された全国の方々に心から感謝致します。

改正された法律を広く多くの方々に知らせることも重要ですので、今後は、啓発活動に力を入れたいと思います。

簡単に「仔猫・仔犬を引き取ってくれ」と言う方々・・・今後は、飼い主の義務を怠り、人に迷惑をかける人という位置付けがハッキリします。犬猫(野良猫を含む)を殺したことを自慢する方々は、犯罪者です(改正前も)。犯行現場を見た人、証拠がある人は、警察に通報しましょう。昨今では、アチラコチラに防犯カメラが設置されています。今後、このような方々の摘発も進むことと思います。


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庭には手入れ、犬には躾けが必要です

2013-04-26 14:24:36 | アニマルセラピー・動物福祉
よく「家の犬が馬鹿で困る」と言う人がいますが、殆どの場合は「犬が悪いのではなく、飼い主が悪い」のです。「家の犬は何十万した」と自慢をする人もいますが、買った値段ではなく、問題行動が起こった時に預託で訓練に出すくらいの意識が必要なのではないかと考えます。預託で訓練に出す場合、大型犬だと一カ月6~8万円かかるそうです。それを約半年ですので、50万円近くかかる場合もあるようですね。それが、犬を飼うと言うことで、大きな犬や特殊な犬がステイタスなのは、買った後にもお金がかかるからだと思いますが。

さて、花里の活動とは全く関係のない話題ですが・・・。



昨年、白一小周辺の方々に大変にお世話になった犬です。今も、散歩をしてると声を掛けていただくことがあります。有名です。現在は、我が家でお嬢様生活をしております。もちろん、室内犬です。



人に躾けられることがなく(飼育されたことも)、人間への不信感を持ったまま約1歳になってしまったため、今後、深刻な問題行動が予測されました。保護後、皆さまのご厚意により私が飼育することとなりました。この間、本当に多くの方々に親切にしていただきました。

白河の人が、こんなに親切だとは思いませんでした。感動しました。本当に有難うございました。また、ご迷惑をお掛けした方々には、心よりお詫びを申し上げます。

彼女は、人を信用していませんでしたが、犬のことは大好きでした。我が家の犬がセラピーをしてくれたようです。また、シェパードやアフガンの血が濃く、ものすごく賢い犬です。キチンと躾をしないと大変なことになると思われました。人間を馬鹿にしてしまう可能性があったのです。



自宅の小さなドッグランで、「待て!」の練習風景です。まだまだですが、本当に賢くて、教えるのも楽しいです。



ボール遊びが大好き。「持ってこい」で持って来て、私の手にポンと落としてくれることもあります。さすがシェパードは賢いんですね。飼ってみたくなりました。

大きな犬は(大型犬です)、力があるので、根性出して躾けないと怪我します。「ダメよ~」なんて小声で言っていられません。また、猟犬の血が流れてるもので、道に落ちてるモノをパクッと口に入れることがあります。これは出させないと大変なことになります。ということで、パクッとした瞬間に、

出せ!!!

と言って出させる躾をしています。出したら、

よし!!!

とご褒美をあげます。これで、出してくれるようになりました。道端で、私の「出せ!!!」という大声が聞こえたら、躾中です

その他、首から装着するハーネスを利用していますが、自分から頭を突っ込んでくれます。これは、警察犬訓練士の人の本で覚えたのですが、輪の中にオヤツを持った手を入れ、食べた瞬間に装着させる躾をしました。すぐに覚えました。

最初は、警察犬の犯人への「アタック」を私にしてきましたので・・・どうなることかと思いましたが、やはり犬は躾です。叱る躾ではなく、褒める躾。愛情たっぷりの躾が大切です。

庭は手入れをすると輝きます。犬は、躾をすると人間の本当の友となる・・・と感じています。



室内では、外出中・就寝時はサークル(檻ではない)。部屋の中を自由にさせることもありますが、徐々に慣れさせています。今では、散歩から帰り、玄関で「ハウス」と言うと、ダッシュして廊下を走り自分のサークルに入りお座りして待っています。驚くほど賢い犬です。

何より、冷たい目をしていたのが、子どもっぽい表情に変化してきたのが嬉しいです。心を持つ動物は、心のケアには時間がかかります。

最後に、ペットの不妊去勢手術は飼い主のモラルであり常識です。常識のない方々に、啓発目的の手紙や電話をしている団体もあるようです。避難区域の悲惨な出来事のこともありますし、行政は不妊去勢の啓発に力を入れていただきたいものだと思います。


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