特定非営利活動法人白河花里倶楽部れぽーと

東北の南端福島県白河市で活動するNPO法人。2017年10月より、動物関連はアメブロ「花里れぽーと」で更新致します。

花里花壇前空き地に砂利が敷かれました

2011-08-17 15:59:02 | 放射能問題・除染
 白一小前の花里ガーデンの除染は終わっていません。土を削った場合、それをどうするかが問題です。道路に沿って細く長い土地ですので、どうすればいいものか。

 花壇前の空きスペースには以前から砂利が敷かれていました。ここは、小学校へ通うお子さんの送迎時などの駐車、近隣の方々の一時駐車などに利用されることがあります。どちらにしても、子どもたちも通る場所ですので、放射線数値を下げるために、砂利を重ねて敷いてほしいと強く強くお願いをしていました。砂利を削るのは難しいし、多分砂利の下まで汚染されていることと思います。その除去をお願いしても無理でしょうから、上に重ねて敷いていただきました。





 新しく敷いた砂利の上で測定をしました。測定器は、白河市役所で市民に貸出をしているものです。放射線数値は、地面で0.584マイクロシーベルトでした。





 地面から約1メートルの空間線量で、0.502マイクロシーベルト。




 
 残念ながら、花壇前全部に敷いていただくことはできませんでした。そのため、敷かれていない沿道の放射線数値は、1.462マイクロシーベルトと高い数値のままでした。敷けば放射線数値が下がります。ここは学校前で、子どもたちが通るんです。





 個人的に高圧洗浄機を購入しました。ドイツのケルヒャーというメーカーのものです。圧は強いですが、水道代と電気代がアップしそうな予感しています

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イングリッシュローズ「マサコ・エグランティーヌ」「メアリー・ローズ」

2011-08-16 08:07:42 | 花図鑑 ~バラ~
 今年は予期せぬ出来事が続き、花たちのシャッターチャンスを逃しています。

 昨日、大雨の後にバラが咲いていました。





 イングリッシュローズ「マサコ・エグランティーヌ」です。キレイです。





 同じくイングリッシュローズ「メアリー・ローズ」です。どちらもキレイなピンクです。

 一季咲きのバラも素敵ですが、四季咲きのバラは長く愉しませてくれます。どちらも魅力あります。


 今年、他地域のオープンガーデンやバラ園に行くことを愉しみにしていましたが、震災と原発事故により、できなくなりました。双葉の「双葉バラ園」は、20キロ圏内にあるそうです。園主の方は、埼玉に避難されていると聞きました。今年、行きたかった場所の一つでした。

 

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夏の田舎の不思議

2011-08-09 08:11:14 | 花里ガーデン
 今日も暑い一日になりそうです。

 昨日、やっと庭のドッグランの敷石洗いが終わりました。約50枚ありました

 ブラシでゴシゴシ洗った後、ジェット水流で激しく放射能を洗い流します。この敷石を裏返して敷き直します。ガイガーカウンターが故障中なので数値測定はできませんが、気分はスッキリです。

 庭の除染は・・・まだまだ終わりません。大変な作業ですが、できるだけ早期に完了させ、来年のバラのシーズンにはオープンガーデンをしたいと考えています。

 放射能に負けたくない


 これ何でしょうか?セミの抜け殻?庭仕事用の長靴に張り付いてました。

 


 そして、木の枝にはじゃが芋が




 本当にじゃが芋のような大きさです。何でしょう?怖くて近寄れません。

 自然は面白いことがたくさんあります。放射能汚染により大きな愉しみを奪われました。それでも、負けたくないです。絶対に除染し、いつの日か野菜の栽培もできる庭に戻したい。除染が済んでいない場所は、行くことも少なくなり、草がボウボウになります。この中にいるバラさんたちは、葉っぱが落ちて悲しそうです。庭の荒れは心の荒れ。イケマセンね。

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白河市立第一小学校の校庭の汚染土除去と通学路の高放射線数値

2011-08-02 12:49:26 | 放射能問題・除染
 白河第一小学校(通称白一小)の校庭で、放射能汚染土の除去作業が行われています。この学校には校庭が二つあり、それぞれ除去作業が行われていました。



 写真だとわかりませんが、大人の背丈よりも高く積まれています。



 テレビで見た光景が目の前にある・・・そんな印象です。ここは間違いなく汚染地帯です。



 汚染土を埋めるための穴も掘られていました。嫌ですね。本来は、福島原発に戻るべき汚染土です。腹が立ちます。

 白一小の通学路となっていた藤棚(卒業生ならわかる)の道は、震災後通行禁止です。山の学校は、先生の駐車場も第二校庭も土留めが崩壊寸前で危険な状態です。もう無理。建替えの時期でもあります。老朽化しています。
 以前と違い、今は生徒数も少なく、これだけの敷地は必要ないでしょう。市役所も古い、市民会館も古い、公民館は古い上に高齢化し若者の需要が殆どない。未来の白河市を考え、学校や公共施設を建設して欲しいと願います。


 さて、白一小近くの通学路上で放射能数値を測定すると・・・



 この写真の後、1.5マイクロシーベルトを超えました。コンクリート上ですが、大変古くデコボコしています。このデコボコに放射能が吸着していると思われます。デッキブラシで洗えば少しは減るかもしれませんが、それよりプロ(建設機材を使用して)が表面を削る工事の方が効果があると思います。

 そして、歩道脇で測定すると・・・


白河市立第一小学校近くの通学路での放射線数値測定

 
 2.5マイクロシーベルトを超えました。反対側の道路落ち葉からは3.5マイクロシーベルトの数値を測定。この危険な場所は、崖崩れの危険地域にも指定されています。3.11震災の時には、崖が少し崩れ通行禁止となっていましたが、先日禁止解除となり、砂利が敷かれました。しかし、不思議なことに崖崩れの対策は何もありません 放射能対策も崖崩れ対策もないまま、震災前と同じように子どもたちは、この道を通ります。

 そして、畑として使用されていた学校敷地。ここから通学路に放射能がふりかけのように落ちてくる可能性あり。土が降ってくるのですから、それが放射能の可能性もあります。土留めにはコケが生え、嫌な感じです。

 夏休み中に通学路の除染を!

 私一人では無理です。機材もありません。通学路の空間放射線量を0.1マイクロシーベルト以下にしようと考える人は白河市にはいないのでしょうか?

 


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