昨日イギリス人男性が一人で夜食事に来ました。
イギリス人。ちょっと珍しいかな。
といってもイギリス人旅行者もいることはいるのですが、
割合からすると一番多いのはアメリカ人。(たぶん)
その次が同じくらいの割合で、
オーストラリア人、フランス人、ドイツ人。そしてイスラエル人。
イタリア人とかスペイン人とか少ないです。たまに見かけるけど。
イタリア人もスペイン人も自国の食べ物が美味しいから離れたくない人が多いと聞きました。
オーストリア南部のチロル地方には地理的なものもあってか、
やたらイタリア人観光客が多かったけど、
彼らの食べているものといえばやはり麺系のものが多かったような気がします。
ほかにギリシャ人とかアイルランド人も見ません。
アイリッシュは休暇となると太陽を求めてカナリヤ島(地図で言うスペインの左下)に
行く人が多いのだとか。昔先生が言っていました。
あとはルーツを求めてアメリカとかを車で旅するパターン。
ギリシャ人も自国がきれいでご飯も美味しいからあまり出たがらないのかなぁ。
東欧人については言及しなくてもいいでしょう。
昔チェコの田舎でどうしても中華が食べたくなって
偶然チャイニーズレストランがあったので入ると、
店員さんが私たちを中国人だと思ったらしく
ドキドキしながら料理を出してくれたのを思い出しました。
そういえば中国では北欧人もあまり見ません。
長―い冬はどこか旅行に出ていてもよさそうなのに、クリスマスがあるからかな。
夏はヘルシンキでも私たちからするとほとんど百夜といってもいいくらいで、
ホテルの窓を覗くと子供がまだ遊んでいる。今何時~と思って時計を見ると夜11時。
確かに明るいから遊べるけど…でも今11時…。
その日は私もがんばって一体いつ太陽が沈むのか、一体いつ再び太陽があがるのか
睡魔と闘いながら数時間毎に窓の外を覗いていました。
さてここで問題です。
次に太陽が出てきたのは何時でしょう??
そしてストックホルム、で入ったチャイニーズレストランの味。
中国人が経営していたのもあり、ほんとーーーーに美味しかった。
(重たいヨーロッパ料理が続いたあとのチャーハンでもあるからかもしれない)
と言っても中国人が経営しているからといって必ず美味しいとは限りません。
アメリカのアリゾナ州の田舎にもチャイニーズレストランがあって
華僑が経営していたけど、そのまずいこと。
よくこんなの出せるなって感じ。
アリゾナの人がちゃんとした中華料理を知らないと馬鹿にしているとしか思えなかった。
中国人なら誰でもチャイニーズレストランが開けるのか?
話がそれたついでに今まで訪れた国でいまだ強く印象に残っている料理。
ていうか機会があればまた食べたい!
・ ヘルシンキのロシア料理を出す高級レストラン(ボルシチが忘れられない)
・ ポーランドとスロバキア国境付近の村で食べたスープ
(ポーランド特有のライ麦から作った酸味のきいたスープが最高!)
・ マルセイユで食べたブイヤベース(魚介の味が本当によくしみ出ていておいしかった)
・ スイスベルンの駅近くでずいぶん待たされたリゾット・ミラネーゼ
(待たされただけあってチーズがいい塩梅)
・ 同じくスイスのツエルマットで食べたラクレット
(フォンデュ以外のとろけるチーズ料理をこのとき初めて知った)
*ラクレットについてはチーズのカテゴリをご覧になってください
番外
・ ノルウェー・オスロのモンゴリアンレストランのウェイターのお兄さん
(なぜか友達とオスロでモンゴリアンレストランに入り、
しかもなぜかやたら働いているスタッフが国際色豊かで
その中の一人に色の白いめちゃくちゃ美形のアジア人がいました。かっこよかった~。
今でも忘れられなくてそのレストランのレシート取ってある)
こうして思い返してみると結構出てきた。
食事ってそのときの雰囲気、一緒に食べる人とかの影響も大きいのだけど、
これらはほとんど取材だったから一緒に食べる人はおいといて、純粋に味!です。
忘れられない味。
あ、あともうひとつ。(まだあるのか!)
イタリア、トレントで母と一緒に食べた手打ちパスタとワイン。
メニューがなくて最初困ったのだけど、店員さんと色々話しながらメニューを決めるというもの。
といってもその日の内容は限られていて肉と魚どっちにする?とかそんな感じ。
いまだに母もあそこのパスタは本当に美味しかったと言います。
食事はこんなもんでワインならもっと出てくるのでやめときましょう。
さてやっと話しは戻って昨夜のイギリス人。
注文したのは、
Fried rice with egg (卵チャーハン)
Fried vegetable (野菜炒め)
Chips (フライドポテト。やっぱりイギリス人って感じ)
味の素抜きで!と言われました。ここだけ中国語。
私も味の素の英語知らなかったし、聞き取れなかったし、
彼もいつもレストランでここだけ中国語でお願いしているんだろうな、と思いました。
中華は面倒~。油飛ぶし。
商売が軌道にのれば中華は作るつもりありません。
といってもまったくメニューからはずすわけにも行かないので、
義母のキッチンから提供します。
帰ってきてからカフェの壁にやたら英語で書かれた日本を紹介するパンフレットなどを張ったので、
おしゃべりしていると私が日本人だとバレてしまう確立が高くなりました。
それ以前に私の英語の発音からいきなりストレートに
「日本人?」と聞いてくる外国人もいました。
彼も同じ。このあとタイ、ラオス、ベトナムと回って暖かくなる4月頃船で日本に行くそうです。
そういえば親切にフライドポテトの揚げ方をアドバイスしてくれました。
もう少し揚げて色をつけた感じの方がヨーロッパ人の好みだと思うよって。
でもこれも十分美味しいよ、とフォローも忘れず。
義母の作っているフライドポテトと同じように2度揚げして出しているのだけど、
(ジャガイモの皮むきから始めてたっぷりの油で2度揚げだから実はこれも面倒)
西洋料理をたべない現地人はこうやって旅行者から学んでアップルパイとかパンケーキとか
ライスポリッジ(フルーツ入りおかゆ)とか作るようになったんだろうな~と思いました。
勉強になりました!
次回はもう少し揚げ時間を長くしてみます!
・・・・今日クルミスコーンを作りました。
バターでもいいけど雲南特産のマンゴジャムとか
コンデンスミルクをつけて食べても美味しいと思います。
それと自家製野菜で作ったタルト。
見栄え悪いけど中には雲南チーズが入っていて結構行けると私は思うのだけど、
だんな曰くこの手の野菜はちょっとにがみがあるから他の野菜の方がいんじゃない?と。
このにがみがまたちょうどいい感じだと思うのだけど、好みの問題か?
ながーい独り言でした。