なんだか変なところからトラックバックが来ていた・・・普段はトラックバックスパムは無視して消してしまうのだが。・・今回はいろいろ思うところがあって記事にしました。
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アベシンゾーが、首相になる前には、学校での性教育を「やりすぎ!いきすぎ!」とバッシングして、政治家としての点数を稼いでいたのは、まぁご存知のとおり。
ただ、一方に親の立場とすれば家庭で面と向かって教えづらいセクースのことなんかは、学校で教えてほしい、という要望もあっての性教育だからねえ
・・・ぶっちゃけ本質的に叩くべきはそういう親の意識なんだろうけど・・・
アベシンゾーのバッシングは、政治的に民主党・日教組を叩いてやれという意識が思いっきり前面に出して、学校現場を叩こうとするから本質を見誤らせてしまうし、スケープゴートにされた七生養護学校なんて気の毒としか言いようがない。
俺は「親の意識」を問題にしたい。(性についてフランクに語れないのがそもそも間違いだとは思うが・・)
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俺なんかほとんどまともに性教育受けてないから、エロ本一般や「東京大学物語」の世界でのセクースが「正常なセクース」だというイメージ。
まぁそういう人も多いんだろうねぇ。親としても「正常なセクースとは何か?」を学校で規定して、「正常なセクース」を学校で教えてほしいと思うんだろうが・
そもそも「正常」の「範囲を決める」というのはとてつもなく権力的だなぁ・・それを学校に任せてもいいのか?
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じゃあ、どういう範囲で性教育をやればいいのか?というと、「正常なセックス」について教えるんではなくて、「自分の身をまもるにはどうしたらいいか」を教えることだと思うよ結局。小学生には「知らない人はついていくな」、中学1年生には「性病・妊娠から身をまもるためにコンドームをつけろ、つけさせろ!」というレベルの話。
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性教育だけでないな。
「学校は人間性も教えるんだ!」という意見が支配的なこのごろ。
先ほど述べたとおり「何を持ってよい人間なのか?」という権力を学校にゆだねてしまおうという、親の意識があるんだろうから、ファシズムだなぁ・・と思うわけですよ。