自分も大学4年生のときは人並みに就職活動していました。でも一応社会人になった今にして思い返してみると、真面目にやってなかったというのか、
「なるほどこれじゃー駄目だったわけだ。」 と実感させられます。
この社会では、特にビジネス社会では正直者は損をしますよ。(まあ自分なんかもいまだに割り切れないので損をしてばかり。)学生のうちはそれがどうしても実感できないものですが。(実感できていればバイトなんかしてらんないですよ。あんな低い時給でこき使われて、怒りもせず真面目に働いていられるんですから。)
社会にはばたく若者が就職という最初の段階でつまづかないようこのページを立ち上げてみました。
●●● 目 次 ●●●
【前文.まず自分の話を(内定はしたものの..)】 このページの下のほう
【1.スケジュールの作り方】早ければ早いほどいい。行きたい会社10社を選べ!
【2.これが会社の選び方】会社は給料高くてなんぼ!御用組合でもないよりはまし?
【3.面接の達人】俺も自信は無い!でも社会人の先輩としてアドバイスする。
【4.内定後】内定後も就職活動は続けるべし!特にOB訪問。
【5.最終章】仕事というものに対して。
【前文.まず自分の話を(内定はしたものの..)】
大学3年生の2月ごろから資料集めをはじめました。最初は業種を問わずに説明会をまわっていたのですが、4月ごろからシステムエンジニア(SE)という職種があリ文系でも需要があることを知り、今でいうIT関連企業に絞って結局40社近く回りました。しかし、いそがしく動いているにもかかわらずまったく手ごたえなく、焦りがつのるばかりでした。 そんな中で、6月も末に入ってからようやく初(内)内定がでました!
その会社というのが有名な東京コンピュータサービス略称TCSだったのです。(詳しくはyahoo!掲示板、2ch、あめぞうなどで調べてください。)
この会社のどこに魅力を感じたのか、いまにして思えばまったくわからないのですが、そのときは40社近く回った後の初内定だったのでうかれまくってしまい、
「武士は己を知るもののために死す!自分の能力を買ってくれたのだから、この会社にお世話になろう!」、
「初任給は安くても勉強させてもらうつもりでがんばろう!」
等々考えて即決。面接試験の予定がはいっていた他の会社は全部断って「ぜひ御社でお世話になりたい」と正式にお返事したうえに人事にいわれるままに「教授の推薦状」まで提出してしまいました。
こうして一応自分の就職活動は終わりました。その後は内定式で「ただ飯」食ったりして平和にすごせました。めでたしめでたし..
・・・・と、まあ一度でも就職活動を経験された方には、この一連の流れの駄目っぷりがわかるとは思うんですが、学生さんだとなかなかわからないんじゃないかな?「とにかく内定もらえたんだからいいじゃん」とか思ってないですか?
結局自分は「親が地元に帰ってきて欲しい」というので、この会社の内定を辞退して、地元で再度就職活動して、勤め先を見つけて今にいたるんですが...このままSEやってたらまた違う人生だったろうなーとときどき思います。
(補注)この一連の文章は2002年ごろ作ったものです。念のため言っておくと、東京コンピューターサービスという会社は、別に悪くはないんですよ。多分、そのまま就職していても何の疑問も持たず気持ちよく仕事をしていたと思う。ただ当時の自分の精神状態、妥協したのに妥協したと認めない自己欺瞞で合理的な判断力が失われていたこととか、世間知らずの学生っぷりとか、そういうのが、ふりかえってみて恥ずかしかった。そこで、後輩たちにそういう部分をさらけ出して自分の就職活動を失敗するなよとアドバイスしたかったわけです。