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らんかみち

童話から老話まで

清水さん、爽やかすぎる負け方

2010年10月13日 | 社会
 将棋の清水市代女流王位が将棋ソフトとの対戦に敗れたのを受け、「敗者として科学史に名を刻むリスクを承知で、清水さんは受けて立った。まずはその勇気をたたえたい」と天声人語氏はおっしゃってますが、果たして将棋界の人柱としてその栄誉は語り継がれるのでしょうか。

 今回のイベントは、まるで生け贄の儀式のようで見る気がしなかったけど、案の定、容赦のないソフトの攻撃に惨敗だったと言えるでしょう。それでも話題性に富んでいたので、将棋連盟には大判小判がザックザクじゃないかな。清水さんへの報酬もそれなりのものだったはず。

 現在プロの若手4段とアマチュアの間で将棋の新人王戦三番勝負が戦われていて、一勝一敗の接戦になっています。アマチュアと言っても、言葉は汚いけどプロ崩れだから非常に強いんです。
 その方アマチュアたちと清水さんなら、アマ側が角を落とすハンディをつけて良い勝負でしょうか。そのアマと羽生名人が戦うなら、名人側が角を落とすでしょう。乱暴な言い方が許されるとして、羽生名人VS清水さんの勝負なら、名人が飛車を落とすくらいでしょうか。

 男性アマトップが将棋ソフトに苦戦を強いられているのは周知の事実だから、だれもが清水さんは勝てないと予想したでしょう。清水さん自身も勝てるとは思っていなかったのではないでしょうか。
 それで彼女が白装束だったかどうかは知らないけど、爽やかな彼女の側をぼくは応援しました。でも負け方が余りにもあっけなかったので、将棋ソフトの実力を量れなかったのは心残りです。

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