らんかみち

童話から老話まで

最後の最後まで、ついてない!

2013年12月31日 | 暮らしの落とし穴
 この前の火事は少し事情が分かってきた。亡くなったお婆ちゃんの子どもさんが、一人暮らしにの年寄りを案じてオール電化にしていたっていう。それでも、つい最近は転んだりして弱っていたらしい。

 子どもとしては悔やむだろうな、やり切れんだろうな。うちも数年前はそういう状態だったんだねぇ、運が良かっただけだ。お婆ちゃんの冥福を祈りつつ、子どもさんに同情を禁じ得んなぁ。

 そして、また火事だ。連日の火災に、こりゃ付け火とちゃうか、みたいな声も聞こえてきて不思議じゃない。そらそうだ、あそこは火の気のないところのはず。と、一昨日その現場に行ってみたところ、知り合いじゃん! そこでしたか、そこなら火の気はあるよね。

 でもまぁ延焼がなくて幸だった、というくらいの損害なんだろう。撤去しようかと考えていた設備だったし。とか思って今日再び見に行ったら、1年に1度だけ使わせていただいている施設まで無くなっている! 最後の最後までついてない1年だったなぁ……。

 拙ブログにお付き合い下さった方々におかれましては、より良き年が訪れることを祈念して、本年最後の記事とさせていただきます。

ここにきてどんでん返しが!

2013年12月29日 | 暮らしの落とし穴
 なんとしても今日中に年賀状を書かなくては、いや印刷しなくては、とあせってパソコンに向かっていたところ、神戸に住む叔父さんの訃報が届いた。行けんよなぁこの時期に、しかも鎖骨は折れているし。
 親等数の小さい親戚が亡くなっていくのは、自分がそれなりの歳になったってことを嫌が上でも認識させられる。こればっかりは仕方ない。

 で、年賀はどうするんだってことだけど、まだ賀状を買ってなかったのがせめてもの救いとせねばなるまい。自分に関しては喪中ではないけど、母の分は寒中見舞いに切り替えるとする。
 その母も弟の訃報を聞いて悲しんでいたけど、数時間後には亡くなったことすら忘れていた。これはこれで良いのか。
 母の中では、今年13回忌を迎えた父が生きているらしい。千の風になど、なっていないらしい。母が生きている限り父は死なないって、これはこれで素晴らしいじゃないか!

高齢者が火災の原因になっているの?

2013年12月28日 | 暮らしの落とし穴
 お昼頃に菩提寺の近くで火災が発生した。寺の世話人として気が気じゃなかったので、「鎮火しました」という町内放送を待って寺に駆けつけた。
 現場はパトカーが駐まっていて焦げ臭さく、近くまで行ったらまだ消防車が駐まっていて寺にまでは行けなかったが、どうも被害は無さそうだった。でも夕方のニュースで、一人暮らしのお婆ちゃんが焼け死んだという。

 そのニュースの後、またもや火災発生を知らせる町内放送が! 昼間に出動した消防団員たちに再度出動要請がかかった。ぼくだったら一風呂浴びてビール(新ジャンル)飲んでるよな。そうか、だからぼくに消防団への誘いが無いんだね。
 それはともかく、夕方の火災はどうなったんだろ。ぼくが想像する場所だったなら人家が密集していて道路は狭く、消防車は入れない。鎮圧は困難を極めるだろう。

 少子高齢化した当地のような地域では、村の保全すら厳しくなっている。介護認定を受けるお年寄りが次々に誕生して、村全体が老老介護の様相を呈し始めた。
 お昼の火災がどういう原因だったかは分からないけど、お婆ちゃんが煮炊きしていて何かが起きた、ということは十分に考えられる。

 とても危険なんだ。一人暮らしだけじゃなく、高齢の夫婦も火災を発生させる確率が高まる。つい数年前まではそんなこと考えなかったけど、いまは目の前の非常に切実な問題となっている。これが、田舎の現実なんだ。

スマホの奴隷に

2013年12月28日 | 暮らしの落とし穴
 ガラケーをスマホに替えるのがこれほど大変なことだとは思わなかった。前のルーターもスマホをつなぐ途中でクラッシュさせてしまったし、というか、パスワードが闇の向こうに行ってしまっていて(^^;)

 パスワードといえば、auIDとAppleIDが宙ぶらりんになっているのを思いだした。これは削除しておかねばまずいだろ、特にクレジットカード情報なんか残してはおけない。削除作業にかかってみると、やはりユーザーIDとパスワードが分からず苦労した。

 auのサイトにサインインできなかったのは、携帯を解約すると同時にユーザー名が変わっていたからで、これもネットを検索して初めて分かった。もっと面倒なのはApple IDで、こちらはIDの削除そのものができなくなったという。

 IDの削除ができないということで、住所氏名そのほかの欄に意味のない文字や数字を入力して内容を書き換えなくてはいけないらしい。ここでも使い物にならないパスワードを設定していたため、パスワードの再発行に始まってiTunesのインストールやら何やら、とても煩わしい。
 で、結局、クレジットカード情報は設定していないことが判明! どっと疲れが出た。

 サブで使っているWinXPのパソコンも調子が悪い。しかしどうしても使いたいときがあって、まだ壊れてもらっては困る。だけど叩かないと動いてくれない、鞭打って動かすパソコンってどうよ、音もうるさいし。

 次を準備しておかないと不安で仕方ないんだけど、いま流行りのWin8のタブレット端末なんか買おうものなら使いこなすのに往生しそう。
 当面はスマホを使うよりスマホに使われる状態が続くんだろう。まだメールアドレスの取得もできていないし……つぅか、docomoのメルアドを使う意味が分からない昨今ではある。

最新型ルーター、とんでもない疑問が

2013年12月26日 | PC WEB


 壊れたルーターが復帰しないかと悪戦苦闘はしてみたものの、結局ぼくの力ではどうにもならなかった。プロフェッショナルな人の手にかかったら直るのかも知れないけど、今では捨てられるか、もしくは只でもらえるような代物だからね。最新のを買いに走った。

 買いに走るとは、片道1050円の来島海峡大橋の通行料を払うってこと。で、買ったのは2980円の品物。何をやっているんだか! 
 で、早速接続してみたところ、速い、変に速いぞ。気のせいかと思ってあちらこちらのページを開いてみたけど、速いだけでなく読み込みエラーが無い。これまで何台の無線ルーターを使ったか……常に新しい規格のを使ってきたはずで、もうこれ以上は速くならないと思い込んでいた。アホやったなぁ!

スマホにてブログデビュー

2013年12月25日 | PC WEB
紅白歌合戦のCMに洗脳されそうな年の瀬を迎え、パソコンがネットにつながらなくなった!
ルーターのトラブルとにらんでいる。安物の上に古いだけでなく、振ったら中でカラカラ音がするほどの手負いときているからなあ。

スマホにしたからネット環境から隔絶された不安は無いけど、ブログを書くのにも一苦労だ。
前のガラケーよりはいくぶん文字を打ちやすいものの、長い文章は厳しい。今さらだけど、ツイッター向きなんだ!

さよなら、マイ・ガラケー

2013年12月24日 | 暮らしの落とし穴


 スマホを買うのがこんなに大変なこととは思わなかった。最初にdocomoさんに行ったら、「auに行って契約状況とMNPの予約をして下さい」といわれた。auさんに行くと、ちょっと待った、いま解約すると違約金が発生します、とおっしゃる。解約月というのが2年に1度だけあって、ぼくの場合は9月だった。

 そんなぁ、1万円近くかかるなんて! だったら解約しなければいいとばかりにあの手この手で引き留められたけど、島内ではエリアが制限されてLTEが使えない。仕方ないよね、長くお世話になりましたが、良いお年を、といえば「メリークリスマス」と送り出してくれた。

 docomoショップに戻って各種手続きをしてもらったけど、暗証番号を忘れてしまっていて、少なからずお手数をかけてしまった。なんせスマホを初めて使うので、テザリングのこととか聞き直したりしたこともあって2時間くらいかかってしまった。
 終わったら外が暗くなっていて、いろんなことを頭に詰め込んだせいか、へとへとになってしまった。「メリークリスマス」と店を出たら、「良いお年を」と返してもらった。でもこれで終わりではなかった。

 およそ30分後にdocomoさんから「説明するのが精一杯で、キャッシュバックするのを忘れていました」と電話をいただいた。クリスマスイブだからか、道が大変混んでいる。ショップに戻る気になれない。かくしてガラケーからスマホへの移行は何とか成ったけど、4時間くらいかかってなお年をまたいで完結する見通しとなった。
 遅まきながらスマホデビューは成し遂げたが、実のところスマホが必需というほどの生活はしてないんだよねぇ……。

防災士たる者、スマホを駆使すべし、てか?

2013年12月23日 | 暮らしの落とし穴
 5年前のガラケーは、買ったときから、というか無料だったけど、ハズレだとすぐに分かった。ワンセグは感度が悪いしバッテリーの持ちも良くない、のみならず操作性が悪すぎ! 
 物理的にもキーが打ちにくいし、ソフト的にも一気に核心に行けるはずなのに確認のメッセージが何度も現れる。わずらわしい!

「只ほど高いものはない」という教訓を体現させてくれた逸品ではあるが、意外にもバッテリーが粘り腰を発揮して、なかなか土俵を割らない。2年前に危機的状況を感じたときからずっと徳俵に残っているのだ。

 そうこうしているうちに1年前から奇妙なメッセージが出始めたかと思ったら、ここに来てついにカメラ機能が終焉を迎えた。この二月ほどは通話もおぼつかない。もちろんスマホに替えることも検討したこともあったけど、auのiphoneが島では活用できないことが発覚し、出鼻をくじかれた。マニュアル本まで買って万全を期していたのにぃ。

 実をいうと、スマホを駆使するほどの生活はしていない。入院していたときに、同室の爺さんがスマホで天気図を表示して見せてくれたときは敗北感を禁じ得なかったが、退院してパソコンのネット生活の戻るとスマホへの物欲は急速に色あせた。
 なんだ、あのスマホ熱は流行病だったのか、と夢から覚めかけた矢先、防災士の講習会があった。
「防災士たる者、スマホを所持してツイッターをすべし」とまあ、スマホを使わざるは防災士に非ず、みたいな主張が展開されるじゃないか。

 防災の、あるいは減災の初歩は、何はともあれ自宅の耐震化だ。防災士は率先して自宅の耐震診断を実施し、地域住民にも働きかけるべし、と薫陶を受ける。
「水や食料の備蓄、防災グッズが役に立った、などというのは災害から生き延びた者の言葉である。家が倒壊したり、タンスの下敷きになって亡くなった人たちの声を聞かんか!」
 ネットでは見ることのできないショッキングな映像を見せられた上での言葉だから、説得力がある。
 防災士がすべきことは先ず自宅のタンスを固定すること。これを実施できた暁にスマホを使って情報発信しなさいっていうんだよね。もうやるしかないか、明日はスマホを買いに行こう。

キリタンポ鍋が示唆する地域おこし

2013年12月22日 | 酒、食
 かつて一度だけ食べたことのある、しかしながらどんなものだったか思い出せないキリタンポ鍋。こころうくおぼえてキリタンポ鍋セットを買っておいたんだけど、なんか腰が重く、作るのは今夜になってしまった。
「ごぼうやしらたき他、好きな野菜を」と書いてある。しかしどうやらキリタンポ鍋には様式というものがあって、比内鶏とごぼうを基本としながら、マイタケ、ネギ、セリが定番野菜らしい。白菜を入れてはいけないんだって。

 そうだよね、好きな野菜を入れろといわれても、きりたんぽ鍋に魚のつみれや飛竜頭を入れると、それってちゃんこ鍋だろう。
 いくら美味しくなったとしても、 キリタンポ鍋とちゃんこ鍋の間には超えてはいけない一線がある。キリタンポには、それのみの尊厳というものがある。数百年の歴史によって確立された様式美というものがある。秋田県の家庭料理とはいえ、譲れないところがあるに違いないのだ。

 ひるがえって、当地の夏の料理に「イギス豆腐」というのがある。イギス草という海藻と生大豆粉を使い、豆腐のように固めた伝統食品。イギスというのは一見すると天草に似ているけど、生大豆粉を使わないと溶けないし固まらない。
 イギス豆腐の中に入れる具材は何でも良い。といっても、エビとニンジン、グリンピースとかの彩りは押さえておかねばならない。ゆで卵とかでも良いけど、それが様式美ってもんだろう。

 イギス豆腐はメジャーたり得ない。イギス草が高価な上に、味は辛子酢味噌や醤油などに頼らねばならないボケた味だから。仮に、バジルソースなんかで食べるレシピを開発したらブレイクすると思うんだけど、「様式があるからこその存在だ」といわれたら、自身の首を絞めるしかなかろう。

 というかね、伝統食品って、本当に美味しくて地元民が好きなものを全国的に紹介するときって、自然とブレーキがかかってしまう。たとえ地域おこしに繋がるとしても、自分が食べられなくなるという危機感を感じたら、ぼくもワールドワイドに紹介したくない。むしろイギス離れを歓迎したいくらいだ。キリタンポ鍋、本当はどんな味なんだ!

フレーフレー、西の島新島!

2013年12月20日 | 暮らしの落とし穴
 小さくて丸い生き物とか、生まれたばかりの猛獣、たとえばワニでも赤ちゃんはかわいい。けど、まさか誕生したばかりの島がかわいいとは思わなかった。

 早産だから長く生きられないかも知れない、みたいな報道をされていたから余計に愛おしく感じるのだろうか。
 小さな噴火口から溶岩を吹き出しながら懸命に生きようとしている姿を見るにつけ、動物の命も島の命も同じなんだ、と思わずエールを送ってしまう。頑張るんだ西の島新島! 今に名前を付けてもらえるぞ。