「正月じゃけん、美容院に連れて行ってくれ」と母が言いました。表に出るときは野良着だし、寒くて寝てばっかりなら髪の毛なんかどうでも良いじゃないかと思うけど、そこはやはり女心というやつでしょうか。
やがて美容院の予約時間が近づいたんですが、母は何やら落ち着かない様子で、引き出しを開けたり布団をひっくり返したりしています。
「何しよんぞ?」と聞いたら、「保険証を探しょるんよ」と。
「パーマをかけに行くんじゃろが」言いますと、ハタと気がついたみたいでした。美容院と病院の区別も定かでなくなっているのでしょうか。
来年は卯の年を迎え、兎の絵をあしらった年賀状を書かれた方も多いと思います。ぼくも兎の絵を印刷しました。ところが先日、「来年は猫年である」という人にお会いしておどろきました。
どうして日本の十二支に猫が入っていないのか、それは、「鼠さん鼠さん、お釈迦様に挨拶に行く日はいつですか」と猫がたずねたら、鼠は一日遅れの日を猫に教えました。
猫がお釈迦様に挨拶に行ったら、「お前は一日遅れたので、十二支には入れません」と叱られたそうです。
中国をはじめ十二支のある国(タイ、ベトナム、ロシアなど)の全てで来年は卯年かというと、そうではないようです。
この写真は1999年にベトナムで発行された切手です。
「YEAR OF THE CAT」、つまり「猫年」と書かれていますね。
損長を拝命して3か月あまり、市長をはじめ県会議員、市会議員の方々や企業経営に携わる方々にお会いするたびに、島を取り巻く状況が急激に変わりつつあるのを実感します。
この前まで卯年だったのに、気がついたら猫年だった、なんてことは無いにしても、新しい時代には新しい感性と手法で適応する必要があるのかなと思います。
年の瀬を一つクリアするたびに歳の瀬へ向かうのは誰もが通る道。日々が歳の瀬であると思えば無為のうちに新年を迎えることも出来ないはずですが、やっぱ年末年始は呑んだくれて現実逃避したいよねぇ。なになに、毎夜のように逃避してるじゃないかって? まあそれはそれとして、皆様方におかれましては来る猫年が良いお年でありますようにぃ。