らんかみち

童話から老話まで

ぼたもちでカルチャーショック

2014年12月15日 | 酒、食


 ちょっと早いけど英会話クラブのXmasパーティー、というか忘年会があった。ネイティブのALT、ジェニーが「ぼたもちを作ってあげる」というので、あなたのいうぼた餅ってどんなの、と聞いたらスマホの検索画像を見せてくれた。うっそー! オ~ノ~! それは絶対ぼた餅じゃない! と皆さんは悲鳴を上げた。

 それは一月ほど前のことだったけど、あの画像はどうやって検索したのかと色々トライしてみたけど、ヒットしたのは全て日本古来のぼた餅。疑問が払拭できないまま昨夜のパーティを迎え、これが日本のぼたもちだと会場の主が作ってくれていた。「牡丹の咲くころにいただくのが牡丹餅。萩のころ、お彼岸にいただくのがお萩」と。なるほど、漢字で書けば納得。

 それでジェニーの作ってくれたボタモチってのは……季節感とは無縁だろ! 「あなたは、ぼたもちを、どうやって検索しましたか」と、スマホの翻訳アプリの助けを借りて聞いたこところ、彼女は「buttermochi」と入力した。あー、なるほど! ぼくのリスニングに問題があったわけね。

 バタ-餅の作り方は、やっぱり餅米の粉がベースにあって、玉子とバターと砂糖と……忘れた。あそうそう、ココナッツミルクかなんか使うんだったかな?
 味は、いわゆるアメリカンな感じじゃなく、日本のどこぞの菓子屋さんが「うちのオリジナルです」と製造していて不思議じゃない感じ。パティスリーっぽくないけど、フツーに美味しかった。もしかしたら中国系のお菓子なのかもしれない。
 そりゃそうか、アメリカのクリスマスパーティーに、牡丹餅は、ないわなぁ……。

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