しょぼい毎日

いつも理想はでっかいが、結果はしょぼい・・・。そんな日常を綴ってみました

雨でも富山で鉄道三昧(2)サービス満点!稲荷町174号撮影会

2014-04-14 22:10:29 | 中小私鉄

2014年3月30日(日)

 電鉄富山からひと駅乗車し、車庫・工場のある駅稲荷町駅に降り立ちます。大勢の同じ目的を持つ方々が下車していきます。昨日の「ありがとう174号」運行に引き続き、これから富山地鉄のご厚意で<174号雄姿撮影会>が開催されます。あいにくの雨にも負けず、傘の群れは稲荷町鉄道基地に吸い込まれていきます。薄暗い庫内の受付で参加費500円を払ったのち、小学校の全校朝礼で校長先生のお話を聞くように、責任者の方から説明を受けます。「今日を限りに174号機は車検切れとなり、線路上を走れなくなります。その姿を写真に収めてやってあげてください。」と参加者にやさしい言葉をかけています。一同その言葉を合図に、雨降る屋外に移動し、お目当ての174号電車を中心に撮影していきます。外側の側線に元西武5000系レッドアロー号の現16010形<特急アルプス号>を止めています。水戸岡デザイナーによってオリジナルの面影は薄められましたが、私にとっては今でもレッドアローと呼び方がしっくりします。この横並びは、ちょっと174が地味すぎてかわいそうです。

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 やがて内側の側線に元京阪3000系、現10030形から「ダブルデッカーエキスプレス」が横付けされて、オールスター揃い踏みが実現します。ダブルデッカーの時代絵巻のイラストは実に美しい・・・。本家は塗りつぶしてしま
いましたが、実に惜しい・・・!最後に生き残った地鉄で、美しい姿を末永く見せて欲しいと思います。

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やがて、<特急アルプス号>が通常運用に戻るため側線から去っていきます。あらためて正面側に回ってみると、先ほどと印象が違います。よく見ると174に<特急立山号>のヘッドマークが付いています。さっきまで地味だった今日の主役が、急に華やいで見えます。隣の京阪さんにも負けてはいません(差がかなり縮みました)!ヘッドマークの力、恐るべし!174の手前には様々なヘッドマークが置いてあり、これから時間をおいて順次付け替えしてくれる様です。

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けれども、雨は止むことなく降り続け、傘をさしていても既に体はずぶ濡れ状態です。悲しいことに拭いても拭いてもレンズに水滴が付着し、多くのカットが悲惨な状況になっています。こんな天候の中、撮影会はまだまだ続く様子でしたが、帰りの電車の時間が迫ってきました。後ろ髪引かれる気持ちですが、これ以上の長居は諦め会場を後にします。

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 稲荷町駅の本線側ホームから車庫裏が見渡せます。そこにはよれよれになったレッドアローの中間車と凸型機関車が忘れ去られたように雨に打たれています。このデキ12020が主役に立つ日を見てみたいと思います。とはいえ、その日がお別れ撮影会になるかもしれませんが・・・。

 

 


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