しょぼい毎日

いつも理想はでっかいが、結果はしょぼい・・・。そんな日常を綴ってみました

JR四国高知運転所訪問

2014-10-24 02:15:27 | 四国

2014年10月18日(土)

先週までの台風連続来襲が遠い昔に思える良い天気です。こんな日に外出しないのはいけない事のように思えます。車を西に走らせます。やって来たのはJR四国高知運転所。以前は高知駅に併設されていた車両基地が高知駅高架に伴い2002年に東方の布師田-土佐一宮に新設された車両基地です。今日は<第21回鉄道の日ふれあい祭り>開催日で、布師田に移転して以降初めての訪問です。

 まずは鉄道部品販売のコーナーに向かいます。何の期待も持たずにコーナーに近づくとブースのテント横にたくさんの2000系の正面ガラスが立てかけてあります。一部はアンパンマン列車用で戦闘機の撃墜マークのように★マークがたくさん描かれています。<現役特急の新品同様の列車の顔と言っても良いパーツが無造作に積み上げられている。これはすごい!すごすぎる!>と思い、値段が折り合えば車で来ている事ですし、このまま買って帰ろうと思ったりしましたが、どうもおかしい。用途廃止の部品にしては美しすぎます。こちらの方は売り物では無いようです。

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実際に売りに出されていたものは、テントの左側に積み上げられていました。さすがに使い古された品だという事が一目でわかります。

3色信号機が5000円

八百屋の野菜のように積み上げられていた踏切の赤い警報ランプが1つ300円。試しに持ち上げようとすると片手では重すぎる・・・。これでは家に持ち帰っても持て余すか・・・。

ちょうど、オークImg_2037Img_2044ションが始まるところです。マニア垂涎の品々?がテーブルに並べられてい
 ます。サボは5000円からスタートです。ムーンライト高知などの愛称名が入った品は1万円前後で競り落とされていきますが、禁煙車や指定席のプレートは将来的にも入手可能だからでしょうか?どれだけ状態が良くても、誰も手を挙げません。多くの売れ残りを出したまま消化不良気味にオークションは終わってしまいました。

Img_2135 2000系振り子体験に参加します。運転台付きの貫通型先頭車2100形2108車内に乗り込むと、いきなり車両が左右に大きく傾き、最大傾斜角5°の振り子を体験します。遊園地のアトラクションの様で大人でも<ウアー>と声を発しています。結構楽しい・・・。やがて車両はゆっくりと前進しターンテーブルの上に乗ります。そこで反時計回りに車体を回転させ元の位置に帰って来ました。そこで解放されるかと思いきや、乗車した反対側の扉から出て洗浄線に案内されます。洗車体験とセットになっていImg_2168 るようです。せっかくなのでこちらも体験します。いったん車両基地の入口付近の引き上げ線まで移動するので、基地の概要を把握するのには役に立ちます。ガソリンスタンドの洗車機に入る時とそう違いは無いと思うのですが、鉄道の洗車体験はみなさん大人も子供もテンションが上がるようです。
高知と言えばアンパンマン列車。という訳で、展示車両を見学します。徳島に住む私は、高知方面へ向かうときは高速道路を利用することが多く、土讃線のアンパンマン列車の車内に入るのは恥ずかしながら初めてです。運転台付きの非貫通型先頭車2000形Img_2108Img_2120

2030はグリーン車・普通車の合造車です。グリーン車部分は3列シートの落ち着いた室内ですが後方の普通車部分は<やなせたかしワールド>がさく裂しています。たくさんのアンパンマンキャラが天井・床・側面にこれでもかと描かれています。小さいお子様はきっと大喜びする事でしょう。
 大都市周辺のイベントに比べれば、こじんまりしたものではありますが、大人から子供までの来場者を楽しませようと、いろいろと工夫されているのが伝わってくるお祭りでした。

 

 


春のプチ撮影 DE10の回送列車

2014-03-28 00:26:59 | 四国

2014年3月22日(土)


 三連休というのにどこにも行かずに家に籠っていましたが、よい天気に誘われドライブに出ます。今朝、多度津工場常駐キハ65 34が伊予西条へ回送されたそうです。明日はDE10  1が同じく回送されるとの事。ともに西条鉄道博物館での展示の為といいます。牽引はDE10が行い、ブレーキ補助として後方にはキハ185系2輌が連結されるそうです。伊予西条への送り込み列車は、深夜早朝の為撮影できませんが、身軽になった返しの回送列車は撮影できそうです。正午ごろ伊予三島との情報を得て香川県側で走行シーンを抑えることにします。

 やって来たのは予讃線観音寺駅西へ500m程の小さな踏切。EF65-0番台が伊予三島貨物に入っていた頃は何度か来ています。既に5名ほどの同業者が三脚を立ててスタンバイ中です。太陽はほぼ真上に近く、光線状態は?ですが・・・。
 <しおかぜ>を収めます・・・。見慣れた光景ですが、いずれは先日完成した新型に置き換わってしまうのでしょう・・・。

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 踏切の警報機が鳴り始め、同業者たちがファインダーに集中し始めると、松山方からDE10に牽引された185系2両がやって来ました。高松運転所の1139号機です。四国島内で昼間にDE10が運転される事も今や少なくなりました。こうゆう事業用列車での活躍シーンも貴重ではあります・・・。が、機関車はやっぱり貨車か客車を牽いている本来の姿に惹かれ憧れます。

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 丁度、大阪在住大学鉄研同期ドラえもん氏からメールが来ました。<今、九州でED76やEF81の写真を撮っているところ。銀ガマも撮れた!>というもので、正直羨ましく感じました。そういえば長いこと貨物列車を見ていません。

物足りない気持ちを癒すため、高松方面に向かいます。

讃岐府中駅西側の綾川を渡った付近で高松発伊予三島行き貨物を撮影することに。まだ最新の貨物時刻表を入手できていませんので何が牽いているのか分かりませんが、今の気持ちは、<貨物列車なら何でもいいや>という気持ちです。

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 通過直前に現地に到着。そして通過時(のみ)に雲の影がかかり撃沈・・・・。カマは桃太郎ですのでショックは少ないです。でもこの機関車、よく汚れています。それがものすごくカッコよく感じます。新型機とは言え地道に働く姿は魅力的です。

早く貨物時刻表を手に入れて、貨物列車を撮影したい・・・・。子供の様な欲望ですが、できるだけ早く実現させたいものです。


珍車追跡! 鉄道ホビートレイン[高徳線・鳴門線]

2014-03-15 23:30:13 | 四国

2014年3月9日(日)

徳島駅で開かれる<鉄道ホビートレイン>展示会に参加しようと駅までやって来ましたが、そこで驚くべき光景を目撃してしまいました。<鉄道ホビートレイン>展示会の入場整理券をGETしようと、この小さな地方都市ではめったに目にしない程の人々が長い列を作っています。人々の列は駅ビルを突き抜け、駅前の歩道でとぐろを巻いています。その光景に恐れをなして、あわてて駅前から立ち去ります。
 これからは予定を変更して、走行風景の撮影に切り替えます。鳴門駅での展示に向かう<鉄道ホビートレイン>を高徳線(勝瑞~池谷)の旧吉野川鉄橋まで先回りして通過を待ちます。橋のたもとは、多くのカメラマンらで結構な人出であります。そんな中お祭りで売っている、出来の悪いお面をつけたような<なんちゃって新幹線>こと鉄道ホビートレインが軽快に鉄橋を渡っていきます。実にシュールな車両です。

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池谷で幾ばくか運転停車する様なので、鳴門線沿線に移動します。阿波大谷~立道に架かる県道の陸橋上から狙います。前から見ても、偽物感満載の実に不思議な車両です・・・。

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折角ですので、鳴門駅まで行き、折り返しまで長時間停車している<鉄道ホビートレイン>を間近で見てみる事にします。大勢の親子連れが構内に入って時ならぬ珍客に群がっています。あちらこちらのギャラリーが「遊園地の豆汽車みたい、というかそれ以上におもちゃに見える・・・」という感想を漏らしていきます。みなさん<無理ムリ感>を感じ取っているようです・・・・・。とはいえ、気になる存在ではあるようです。果たして予土線の本番運行でどのような評価を勝ち得るのでしょうか?         

 

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珍車目撃! 鉄道ホビートレイン[高徳線回送]

2014-03-09 23:23:47 | 四国

2014年3月8日(土)

Img_9844 少し早めの昼食をとり、カメラを持って自宅を出ます。国道11号線を北に走って香川県へ・・・。今日は一部で話題の<なんちゃって新幹線>こと鉄道ホビートレインが高徳線を走ります。 この日本の鉄道史上でも10指に入る(かもしれない)奇抜なデザインをした車両が、デビューお披露目として徳島にやってきます。その回送列車を捉えようと思います。もう少し高松寄りの、開けた場所で待機したかったのですが、間に合いそうにありません。三本松~讃岐白鳥の湊川鉄橋たもとで撮影します。やがて遠くから白っぽい、今風の気動車が近づいて来ます。えっ!と小さな声が出てしまいます。前面は平面のマスクにボンネットがあるかのような画が描かれています。でもどう見ても平面にしか見えません。安直というか、しょぼいというか・・・。なにか違う・・・。そしてごく普通の側面を見せたあと、その走り去る後ろ姿を視界に捉えた瞬間、私は頭が痺れました・・・。感動した時に感じるシビレタでは無く、感覚が麻痺した時に出る痺れたです。
ホントに作ったんだ。<なんちゃって新幹線>!
この時、私が撮影している後ろで、踏切待ちをしていた乗用車のカップルの眼が、二人揃って大きく開いていました。今見たものはなんだったのだろうかという表情は、まるでUFOかUMAを観たかのようです・・・。

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こうなると、新幹線0系のマスクをした側をもっとよく見てみたいという欲望が湧いて来ます。予定にはありませんでしたが、鉄道ホビートレインを追いかけます。引田まで戻ると運転停車中です。車体を眺める為、駅舎の向かいのホームへ行こうと袴線橋を渡ろうとしますが、渡り終えないうちに、徳島方向へ発車していきます。走り去る後ろ姿しか収められません。とは言えボンネット側のなんちゃって感の凄い事・・・・!ここまで手作り感がある車両は、ある意味すばらしい。観る者すべてが感じるだろう違和感は、街で暴れる偽ウルトラマンを観た時に感じる感覚に似ている様に思います。全然似ていないけど、本物そっくりと言いきってしまう強引さが、清々しい!

もう少し、なんちゃって感を楽しんでみたいと思います。
この鉄道ホビートレイン、明日は鳴門線を走ります。

 


高松小旅行(2)我が憧れの高松運転所

2012-11-29 20:46:14 | 四国

2012年10月27日(土)

Img_5077高松市美術館での『ウルトラマン・アート!』展をまだまだ見ていたかったのですが、次の予定が控えています。本日、高松駅西方にある高松運転所で<鉄道の日ふれあい祭り「おいでまい高松運転所」>と銘打った公開イベントに向かいます。会場と高松駅とを結ぶシャトル列車が出ていますが、次の発車まであと10分。1㎞程の道のりをダッシュします。

Img_5193 その甲斐あって何とか13時36分発のシャトル電車に間に合いました。これを逃すとイベント終了30分前の最終電車しかありません。親子連れで、ほぼ満員の121系電車は高松駅構内を出たと思ったすぐ基地の入り口に入り、少し進んでは信号停車を繰り返し、基地の最奥部のイベント会場前まで入っていきます。停車した目の前ではアイランドエクスプレス四国II が展示されています。奥にはすっかり塗色が色あせたDE10が展示してあり、運転台を見学できるようになっていました。子供の頃から身近に居Img_5087 Img_5095 たDE10ですが、そのキャブ内に入るのは初めての経験です。ステップをよじ登り実際に、運転席からの眺めを体験する事は新鮮でした。書物(写真)にるイメージとの違いに驚かされました。入替作業を考慮して採用された横向きの運転台は、今まで見た事のある電車や機関車の運転台とは別物に見えます。素人考えでは、走行時は運転士は首を横に向けていなければいけないので、疲れるのではと思ったりもしますが、実際は運転士が座ったまま首を動かすだけで運転方向の切替が可能なすぐれた設計なのでしょう。
検修庫内では14系客車が、解放されています。前面貫通扉に取り付けられたタラップを上り車内に入ります。車内に入り思わず声を出しそうになります。<国鉄時代のままじゃないか・・・・>

Img_5171 Img_5176 JR東海から譲渡された14系座席車は、一時期夜行快速ムーンライト号やイベント列車に時たま使用されたりしてきましたが、最近はさしたる活躍も無く、高松運転所内で不遇の日々を送っていますが、車内はそう傷んではいません。そして、他社の様に車内をグレードアップする様な手は加えていない様で、使い勝手の悪い簡易リクライニングシートもそのままです。正直、このシートで一夜を明かすのはもう勘弁してと言いたいところですが、このシートで東北、信州を旅行した昔を思い出し、懐かしさがわいて来ます。この国鉄客車が再び本線上を走る日は来るのでしょうか。

Img_5118 外では、2000系を使った転車台での回転ショーが行われています。子供たちには14系やDE10より、新型(かつアンパンマン車両)の方が断然人気がある様で、乗車待ちの長い列が出来ています。
私が子供の頃、高松運転所は四鉄局のフラッグシップであるキハ181系を擁する四国の優等車両の拠点でした。特急の走らない(阿波池田を経由する南風は除く)徳島で暮らす鉄道少年にとって憧れの地でした。基地の横を走る列車に乗車した際は、窓Img_5138 に額を擦りつけて、中の様子を窺ったものです。今回念願叶い?初めて足を踏み入れる事が出来ましたが、そこに居る車両は当然ながら入れ替わっていました。寂しい思いもしますが、そんな中、14系やDE10等の国鉄車両の変わらぬ姿を見る事が出来て、懐かしい思い出に浸る事が出来ました。

F1001551 一通り施設を廻り、最終のシャトル電車で高松駅に戻ります。駅前のセルフうどんで釜玉うどんを頂きます。香川の旅は<うどん>でしめくくります。