この深川芭蕉小・中学生俳句大会は、深川発祥小学生俳句大会と芭蕉まつり小学生俳句大会という二つの大会をルーツに持っている。そして、更に中学生の部を設けたところに特徴がある。
先日、この大会の選考会が行われた。
選者は、川田由美子さん、田付賢一さん、堀本裕樹さん、それに小山の四人である。
川田さんは、「俳句十代」という雑誌を20年近く続けておられる。子どもの俳句をずっと見続けてきた人である。また、田付賢一さんは、現在は現代俳句協会の広報部長で、「現代俳句」の編集長であるが、この三月まではジュニア研修部長を務められてきた。
堀本裕樹さんは、今をときめく若手俳人である。文芸誌すばる10月号では、ピース又吉さんとの対談が掲載されているし、NHK俳句には隔月で連載を持っている。最近は、江東区の各学校を小山と一緒に廻り、子どもの句にたくさん触れている。
こうした子ども俳句に造詣が深いメンバーでの選句となった。
今回の応募句は、小学生約七千、中学生約千の約八千句。そのうちから、大賞を含め佳作まで約百句を選。
江東区の各学校に俳句が拡がっていく様子がよく見える選句会であった。