先週、深川小学校の5年生、6年生に授業した。
本当は、花を題材にする予定だった。
校長室の前にバラの花が咲いている。
しかし、60人で一斉に見る程ではない。
六年生の教室の前の廊下で,ふと見るとスカイツリーがそびえている。
曇り空の中のスカイツリー。
「これもいいなあ」
一クラスが事情で集まるのがちょっと遅れたので、その間に
スカイツリーであそび始めた。
スカイツリーはでっかいぞ
スカイツリーはアスパラガス
天までとどけスカイツリー
そうか、今日はこれでやってみるか。
予定を急遽変更して、
「スカイツリー」
「公開日」
を題材に。
「俳句は言葉の着せ替えゲーム」
次の時間には、「俳句には季語が必要だったよね」
として、
「五月晴れ」「五月雨」 「夏つばめ」などを例にして、言葉には雰囲気があることを教えて、
句を考えさせた。
必ず出てくるのは、スカイツリーはどこかに行ってしまって、季語に引っ張られてしまう句だ。
(それだけ季語というのは、吸引力が強いということだろう)
梅雨の空スカイツリーはかくれんぼ
夏の空スカイツリーは宝物
朝焼けにスカイツリーは目をさます
スカイツリー分厚い雲をつきぬける
夏の夜花火がツリーを飾り付け
夏の夜スカイツリーは今が旬
夕焼けとスカイツリーの名画かな
夏の雲スカイツリーを過ぎていく
夏の夜スカイツリーは赤い服
夏の夜スカイツリーも夜景見る
くもり空スカイツリーは若葉寒
夕焼けにスカイツリーが顔を出す