山マダムの珍道中

素敵な山に出会えたら、綴っていきたい。

世界遺産屋久島初上陸

2016-07-09 00:40:09 | Weblog

晴れマークを待って以下の日程で世界遺産屋久島に行ってきました。スケールの大きい自然に癒やされ満喫してきました。
行程 :6/30長崎24:00発
7/1 7:45鹿児島港~9:45屋久島宮之浦港10:20~(バス)10:55白谷雲水狭11:00~15:30ウィルソン株~17:20縄文杉~17:35高塚小屋泊
7/2 高塚小屋発07:00~12:00永田岳~13:00宮之浦岳~17:30淀川小屋泊
7/3 淀川小屋06:30~7:00紀元杉~8:30ヤクスギランド11:00~(バス)~12:40屋久島宮之浦港16:00~鹿児島本港18:40~長崎7/4 01:00


宮之浦港から白谷雲水狭までバスで向かいます。フェリーの乗船客はほとんどがツアーか宿泊先の送迎バス。


    

白谷雲水峡は宮之浦川の支流、白谷川の上流にある面積423.73haの自然休養林で、宮之浦から約12km、標高620mのところに入口があります。半日で回れるので観光客で賑わっていました。


        

推定樹齢3000年の弥生杉。 


         

さつき吊り橋。


    

奉行杉、くぐり杉など太い屋久杉には歴史と自然の偉大さを感じ、しばし佇む。


    

「もののけ姫の森」と呼ばれる森の辺りは、やはり神秘的。標高979mの辻峠。ここから標高1050メートルの太鼓岩への周遊コースがあるが、観光気分でここまでかなり時間が押していたので、残念ながらパス。


    

辻峠から少し下ると辻の岩屋がありました。ここも「もののけ姫」のモロ一族の住む岩屋のモデルになったそう。ここからは一人旅、何度も地図とにらめっこをし、どんどん下っていく。すると楠川分岐にでた。ここはよく写真で見る荒川登山口から続くトロッコ道だ。


    

緩い登りのトロッコ道を延々と歩く。途中に三代杉に仁王杉。


      

スイッチバック?どこまで歩けばいいんだろう。途中すれ違うたびに「登り優先」だとレールから降りて譲ってくれる。申し訳ないので走る。何十人とすれ違っただろう。そのブロウが襲ったのか、ザックを下し、またがって地図を広げていると、最後のトレラン風の団体さんが「(そんなところでへたばってといわんばかりに)「あと15分くらいでウィルソン株につくかなぁ」と教えてくれた。気を取り直して歩く。ついに大株歩道入り口に出た。ここから登り。


    

ウィルソン株につきましたぁ。


 

ウィルソン株の中から見上げた景色。


        

次に目指すは縄文杉。その前に水を確保、2lの重みがまた背中にささる。木道のアップダウン繰り返しながら着いた。縄文杉を見て回るコースもあったけど、すでに17時を過ぎている。今日の宿泊先「高塚小屋」に急ぐ。3階建て、中は割ときれい。2階を陣取り、貸し切りだった。ガイドを同行し、東京から来たお嬢さん3人組はテント泊。9時まで騒いでうるさかったぁ。


          


お蔭で、起きたのが6時。やばい。5時起床、6時出発だったのに。1時間の遅れ。お天気は今日も晴れ。


   

第千展望台からの絶景に感動し写真撮影。でも風が強い。時間がないんだからと先を急ぐ。「坊主岩」通過。今日もこの大自然を独り占め。


   

平石岩屋でまた遊ぶ。


  

いいかげん、出発しなさーい。



焼野三叉路。平石岩屋をでてからガスが立ち込め、永田岳への道もガスの中。山岳会会長夫人のお薦めなのでここはスルーできない。
意気込んで進む。何気に鹿や猿に出会う。自然体。




行っても行っても偽ピークばかり。でもガスが晴れると素晴らしい景色に騙され進む。やっと永田岳登山口。


  


永田岳山頂(1886m)は台風並みの強風。立っていられない。負けずに記念写真。


  


暑くなったり、寒くなったり、風一つでこんなに気温が違うものか。風が強いのでさーっとガスが晴れ、素晴らしい景色が現れる。
と思うと今にも雨が降り出しそうなガスに包まれる。そうこうしながら焼野三叉路へもどる。よかった、デポしていたザックも無事。
お腹すいたのでお昼ご飯。ここからほどなく九州最高峰、標高1936m宮之浦岳登頂。関東からきたおじ様3人組。ガスが晴れるのを待ったいらしたが、入れ違いに下山。またこの山頂も独り占め。


   


今日の宿泊先『淀川小屋』へ。栗生岳通過。投げ石岩屋までの稜線からの見事な景色に酔いしれながらザックの重みも忘れ軽やかに歩む。



平石岩屋。


  

黒味別れ、時間がないので黒味岳はパス。花乃江河、小花乃江河と順調に進み・・・




高盤岳展望所で最後の景色を堪能しちょっと休憩。淀川小屋には先着男性二人。東京と滋賀から屋久島へ。外で夕食の準備していると、ドイツ生まれ、スイス在住の女性が屋久島に魅せられ10日間日本滞在、東京~京都~屋久島へ、やっぱり世界遺産!!
東京の男性朝4時起床ですぐ出発。今日は寝坊はできないと私も4時半起きて朝食準備。5時半に出発予定が、続々と登ってくる登山者と雑談、結局6時半出発。淀川登山口7時。


  

紀元杉まで30分。バスは10:20発なので待ってられない。2:20のところを1:30でヤクスギランドに到着。11:00まで散策して宮之浦港へ。



ヤクスギランド50分コース 入場料というか寄付金300円



千年杉。



平石岩屋。



楠川温泉につかり、宮之浦港に舞い戻り遅いランチ(これで1000円 飛魚のから揚げ付き具だくさんうどん)。屋久島ともお別れです。



バイバイ、九州最高峰たち。ありがとう、最高のご褒美。 最南端にある灯台。桜島です。鹿児島につきました。ここから長崎まで高速を5時間長旅です。