山マダムの珍道中

素敵な山に出会えたら、綴っていきたい。

梅雨の晴れ間の山登り~九千部山と基山~

2014-06-30 22:55:11 | Weblog
6月最後の日曜日、高速のETC50%の恩恵も今日まで。ちょっと遠出してICの近くの山に登ろうと思う。鳥栖市の城山を選び6時半に出発。登山口の「筑紫宮」をナビに登録。鳥栖ICで下りる。アウトレットの脇を通過。九千部の看板発見するも、城山だから違うんだと疑いもせずに鳥栖筑紫野道路を進む。筑紫神社の駐車場に9:00到着。参拝しいざ出発と、赤い鳥居の横の登山道探すもどこにもない。巫女さんに聞く。地図を持ってきてくれ探していると、ななんとここは筑紫市の筑紫神社。目的は鳥栖市の筑紫神社。どおりでないはず・・・。鬼頭という女性が好んで身につける赤い御守を購入する。

  


筑紫宮も東橋も登山口の名称がナビにない。九千部山といれ、鳥栖市へ戻ること1時間半。来た道と違う福岡県道・佐賀県道17号の一般道路を行く。工場の私有地にヤマボウシの木が数本植えられていた。こんな所で観れるとは。さらに田園風景の中を進むとアウトレットの建物が見えて来た。通り過ぎ、九千部山への標識に従って山へ入る。両脇に紫陽花の鮮やかな並木路に励まされながら行く。サイクリング、ジョギングを楽しむ人。こんなだらだら坂を凄いな。

    


と思っていると、広い芝生の坂をトレーニングする野球部員の光景が飛び込んできた。ここは河内水源地。広大な敷地にダムがあり、橋があり、河川敷?ダムを巻いて自然公園の中に(10:30)。ここにきっと登山口があるのだろう。

  


でも、登山口らしきものはなく、遊びに来られた地元の人に聞くと、山の名前は知らない、地図を見せてここに行きたいというと「東橋」はその先を降りて左に・・・と教えてもらった通りに行くとやっと九千部・四阿屋の登山口に着く。(10:50)

  


お手洗いもある。四阿屋の方に行くと、仏閣神社を散策しながら、城山に行けるようだ。ん~せっかく来たのだから、九千部山に行こう。片道2時間半とある10:55出発。帰りに時間があれば城山を周ってこよう。沢の涼しげな音を耳にしながら、マイナスイオンの中を歩く。リハビリ中の足は順調。一気に登ろう。

  


シャワークライミングの季節も到来とちょっと沢に入ってみる。丸太の橋は腐れててやばい(夏の例会北アルプス剱・立山のトレーニングなのにここで怪我したら・・・)ので、降りて渡渉。城山との分岐点があった。帰りはこっちだな。

  


この分岐点から急な登りになる。丸太の階段。よくもここまで整備してくれたものだと、疲れが足に来るも、その人たちの苦労に比べたら、微塵もきつくない。標識に案内され、進む。休憩所も用意されているが休まず、登る。

    


鳥栖山岳会の皆さんのおかげで、迷わず登る。

    


12:05林道を横切り、分岐点よりまた取り付く。上から登山者が降りてこられた。九千部山頂まで1時間くらいですか。と聞くと「うん、そうだね。頑張って」と励ましのお言葉をもらう。

    


変わる景色に心も和む。

  


12:23あ~っ、展望岩だ。自分撮りにちょっと時間を費やし、休憩20分。

  


岩からの景色。やっぱりPM2.5のせい?霞んでいる。

  


ちょっと遊びすぎた。雨でも降るのか真っ暗になった。森が深いからかな。

  


九千部山まであと0.5㎞。

    


   


13:06九千部山登頂。裏にはテレビ塔があり、車が止まっていた。興醒めぇ。気を取り直して下山。石谷山への道が分からないと一団体と地図とにらめっこしている男性一人。確かに登ってくるとき大きな標識があった。でも下山時は見つからなかった。
福岡から来られた若者は基山に車を止めて、城山から登ってきたという。ここをくだると東橋に行くよと一緒に下山。
帰りは城山を周って行く予定が、登山口まで一気におしゃべりしながら下ってしまった。五島夕やけマラソンにも数回出場、年越しは雪の宝満山で夜を過ごし、二日市温泉でほっこりするのがここ数年の行事という。あっという間に駐車場まで出た。14:30 1時間で着いた。基山まで送っていき、物足りなかったので基山に登ることにする。登山口まで親切に案内してもらった。

  


「1時間ぐらいで登ってこれると思います。またどこかでお会いしましょう」と分かれる。長崎山岳会のHPを宣伝して・・・
15:30水汲み場がある基山登山口からリスタート。大輪の紫陽花が歓迎してくれる。

  


「私なら20分で登れるでしょう」と太鼓判を押され、調子にのって登りだすも、体が重い。結構な急な坂が続く。足は止めないが、ん~300mの低山を週に3回走っている若者にはかなわないな。24分で基山登頂~。(15:54)

  


山頂はすごく広い。どこが頂上やら。ワンちゃんをつれたカップルが山頂からの眺めを楽しみながらくつろいでいました。数珠を手にお祈りをしているご婦人もいました。毎夕お参りに来られるのだろうか。

 


360度の大パノラマと建造物を写真に収める。

  


陰をみつけ休憩。やっと食事を口にする。食べるの忘れてた。

  


16:45出発、写真を撮りながらのんびり帰りも同じ直下ルートをたどる。

  



   


  


    


  



17:13下山。温泉にも寄らず、高速を長崎まで走らせ19:00帰宅。

親孝行雲仙一泊温泉旅行

2014-06-26 22:30:57 | Weblog
6月25日26日平日休みに母と二人で雲仙に一泊の温泉小旅行にでました。まずは千々石展望台で記念写真。橘少佐になった母。旅行者も平日なのに賑わっていました。

  


「よしちょう」で名物小浜チャンポンと寿司セットを食べ、ジャカランダの花を観て、雲仙入り。

  


   


   


雲仙スカイホテルにcheck in。お風呂の前にお散歩。ミニ八十八カ所巡り(四国八十八ヶ所のミニチュア版)。満明寺の境内に入ると、お地蔵様がずらりと並んでいる。お庭の手入れをしていた御婦人に「本堂(釈迦堂)を自由に開けて中の黄金の大仏をご覧になって」と言われ、恐る恐る開けてみると5mの純金箔の雲仙大仏が鎮座していました。いいものを拝ませていただきました。

  


本堂の右隣にはめずらしい「ぼけ封じ観音様」、思わず手を合わせてしまいました。釈迦堂の正面にある階段から、八十八ヶ所巡りが始まり、八十八番目はちょうど本堂の裏にもどる1週20分くらいのコース。八十八体の観音様をみつけに森の中に迷い込んだような気分でした。
釈迦堂の正面にある階段から、八十八ヶ所巡りが始まります。 四国八十八ヶ所のミニチュア版で、約20分でひと巡り出来ます。

  


その足で「地獄めぐり」までいけました。母もよく歩いた。夕食は簡単、「デイリーショップ モリ」でおにぎりなど軽食を購入、帰ってホテルの温泉も貸切で満喫しました。一風呂浴びていい気分になったところで「お山の酒屋 本多屋」の御主人から三田村邦彦が買い占めたという菊水を取り出し、ぐぅっと喉をうるおす。きくぅ!! そのまま熟睡。宿泊先の雲仙スカイホテルから絹笠山にちらほらと白いヤマボウシが見えたので、朝5時から登ってくると母に宣言するも5時に起こされても体が重い。しかし一念発起して、身支度6時半登山口。

  


うわぁ。ヤマボウシの大木ががあちらこちらに白い花をつけて健在だよ。よかったよかった。

  


登山口から30分頂上につきました。山頂は花盛りです。来た甲斐がありました。

  



展望台に立つとまた素晴らしい景色です。雲仙の街と平成新山、妙見岳、国見岳も微かに見えます。

  




長居してしまいました。速く帰れと雨が降り出し、最新のレインウェアとお揃いのレインハットを着て、記念写真。

  


名残惜しいですが、母が心配して待っているので下山します。かわいい花たち、バイバイ。

  


母は貸切の温泉を満喫したようで、私の帰りを待って、朝食会場へ。ボリューム満点の朝食をいただき、ひと風呂浴びてチェックアウト。目指すは白雲の池。少しですがヤマボウシに会えました。

  


カルガモさんと童心に返り遊びました。母もうれしそう。

  


最後の悪あがき、咲き誇ったヤマボウシを見せたくて、吹越トンネルを目指します。今日一番の出来のヤマボウシをみつけました。トンネルに近づくと「うわぁ綺麗よ」と母の歓声。全盛期は終わっていましたが、感動してもらえました。

   


  


今年のヤマボウシも観収めです。「かわいい白い蝶々のようなお花、一つくださいな(ダメです)」とヤマボウシお気に入りのようです。千々石にもどってきました。

   


行きに小浜温泉街の「ケーキとパンの店パック」で買っておいたバームクーヘンとバターケーキ(まだ食べれませんが)をお土産に諫早の孫の所へ寄って帰りました。

      



久しぶりの例会 ~英彦山~

2014-06-16 23:38:14 | Weblog
今村PAに午前6時半集合、3台の車に分乗し14名で英彦山を目指す。7:30杷木ICで高速を下り小石原道の駅を通過し、別所駐車場に8:00到着。駐車場も広いがほぼ満車。車を下山口に移動するのを待って、それぞれトイレ、ストレッチを済ます。8:30出発。参道の石段を登り9:20英彦山神宮奉幣殿(標高720m)に着。ここはまだ観光客がいる。境内も広い。登山安全祈願をして、また長~い階段を上る。15分くらい登ると「福岡県英彦山野鳥の森」と看板の入った東屋と思ったら野鳥観察小屋があった。ここで下界を望んだり、エネルギー補給をしたり、写真をとったりと小休憩。

  


また長い階段を一段一段登って行くと、手作りのこれまた長ーい杖を持った男性に出逢った。一本の杉で作ったと写真を撮らせてもらう。

     


修験者もこの道を通ったのだろう。尊厳な道。自然も雄大というか厳か。樹齢も高いので雨風に倒壊するのではなく自然に朽ち果てるそうだ。

  


産霊(ムスビ)神社、行者堂に着く(11:00)。ここに「オオヤマレンゲ」の群生があるらしく、裏山を探すも見つからず、山道脇に素晴らしい姿を見せていたエゴノキがここでも最盛期。諦めかけた時に。

        


こっちにあったよ~と仲間の声。オオー、オオヤマレンゲに会えました。一本だけ可愛らしい白いちょっと大ぶりの花をいくつか咲かせていました。人気です。森の貴婦人だもの。

  


また石段を登っていく。よくもこんな道を作ったものだと感心する。目に入ってくる景色も観たことのない様子。可愛い花がみっしり蔓になって巻きついている(ツルアジサイ)木が聳え立っている。長い年月がなせる技。強風から守るために小屋の中に社殿がある。中に入ってお参りする。

   


英彦山神社上宮のある中岳1180mに着きました(11:25)。ベニドウダンの花も咲き誇り、眺望もきいていますが、何しろどこの山に登ってもPM2.5のせい、霞んでいる。

  


10分休憩して次は南岳を目指す。後ろを振り返ると上宮が山頂に座って見守っている。

  


南岳1199.6mに到着(11:45)。ここでお昼休憩。

  


12:20出発、鎖場の連続する下りに入る。ワクワクだけど、リハビリ中なので慎重に降りる。ストックが慣れないけど、これも訓練。登りでは短く、下りでは長く調整し、鎖場などでは短く畳んでザックの再度ポケットに収納。材木石です。この石で昔の人は石段を作ったようです。屋久島のような景色が展開する。屋久杉にくらべるとまだまだ若いらしい。

  


「英彦山の鬼杉」につく(13:10)。自然の賜物に感動する。 樹高38m 幹周12.4m 根回り約14mの大木。樹令は1200年といわれ鬼が英彦山をたちのく時、枝をさかさまにしたのが育ったという伝説があるそうな。

   


最後の下りと思ったら、また登って下る。かわいらしい「ユキノシタ」

  


玉屋神社(14:30着)。で最後の参拝。「怪我なく過ごせますように」と。背振りの浮嶽神社のように社殿を守るかのように大きな岩に覆われている。自然のなす業。今度は一気に「しゃくなげ荘」まで下る。(15:00着)
終了~。温泉に入って汗と疲れを洗い流す。Hリーダーさん、みなさん本当にお疲れ様でした。おかげで楽しい登山ができました。

  



リハビリ登山 雲仙~吾妻岳~

2014-06-14 23:02:29 | Weblog
久しぶりの山、明日は英彦山例会。リハビリ登山として選んだのは「ヤマボウシ」観賞に雲仙の山。事前情報では吾妻岳と絹笠山が見頃だというので行ってみたら麓のほうは満開だけど登ってみたらなーんにもなかった。九千部岳は八分咲でしょうか。見上げると白い帽子をかぶったように緑に白が浮かんで素敵な色のコラボが見れました。吾妻岳の頂上から見れると楽しみにしていたけどこれも裏切られ、来年は九千部岳の稜線を歩いてヤマボウシの咲き乱れる様を眺望したいと思います。会社の山ガールをお誘いしたら二つ返事でついてきてくれました。ちょうど自主トレしたかったと。諫早でピックアップして田代原トレイルセンターに着いたのは10:50。駐車場は満車、運よく一台分空いてました。
往復2時間ぐらいの行程だから、ゆっくり出発との考えはちょっと甘かったなと反省。「ヤマボウシ」人気は衰えていません。トレイルセンタのお手洗いを借りに行くと、マネージャーさん曰く、「みんな九千部岳に朝早くから登っているよ」と。麓の様子を写真に収め、嫌な予感はしたけれど、予定通り吾妻岳へ。

  


駐車場から橋を渡り、キャンプ場へ行く道の左手に「吾妻岳」の標識がありました。登山開始11:20。すぐに地図つきの案内板があり、隣に吾妻岳800mとあったけど何も気に留めず矢印通りに進む。平坦な自然道の一本道。弘原台の標識もやり過ごす。でもどんどん下る。様子がおかしいとスマホで位置確認。やっぱり行き過ぎ。たぶん最初の案内板を折れて登山道らしきものがあったような・・・最初までもどる。40分のロス。途中岩の上で女の人が休んでいた。彼女達(二人)も今日は吾妻岳だけ登ってきたと。「眺望は望めないよ、でも吾妻観音まで行くと観れるよ」と。12時リスタート。急登です。朝8:00にかかりつけの整骨院で念入りに治療、テーピングして、その上からサポートタイツとまたサポーターといういでたち。ストックも必要。夏の北アルプスに新調した靴もしっくり馴染む。

  


かなり急な登りでしたが、距離が短いので「きつさ」を楽しみながら無理せずに登る。途中ゆっくりゆっくり歩いているお兄さんに道を譲り、休憩。おそらくボッカトレでしょう。赤い梯子を登るとほどなく、三角点に到着(12:55)。え~ここが山頂って、山ガールさんびっくり。

  


少しくだって右に狭い鞍部があり、吾妻岳山頂のりっぱな標識がありました。山ツツジもオレンジの小ぶりの花びらでかわいいです。でも背丈が高い。八郎の悪所岳の山ツツジはもう遅いかなぁ。去年の悪所岳も圧巻でしたね。

        


次は吾妻観音を目指します。するとすぐに広場がひらけ、「ここで休憩してくださいなと」ベンチがあるではないですか。お腹もすいたし、お約束のラーメンタイムにしましょう(13:00)。生ラーメンがのびて納得のいかないランチでしたが、山ガールさん喜んでくれました。食後のコーヒーもおいしくいただきました。山ガールさん、ジャンピング写真を何度もテイクし満足いく写真が撮れたようです。

  


休憩してたら、吾妻観音へ行くのを忘れ、来た道を戻っていました。(13:30)急な坂を滑らないように下ります。ストックの便利さを実感しました。明日はストックは必需品です。馬頭観音さまへ無事下山を感謝し、程なく田代原トレイルセンターに戻ってきました(14:30)。なんと黒牛が放牧されています。以前は道路の向かい側に遊ぶ黒牛を観たのですが、今日はいないなと思っていたら、場所が移っていました。山ガールさんこれにも感動。シャッターチャンスがいっぱいあってご機嫌でした。雲仙にも小浜にもよらず、早く帰って休みたいと家路を急ぐ。今回は本当にリハビル登山でした。

  


深堀ペーロン大会

2014-06-08 15:14:16 | Weblog
毎年6月の第二週の日曜日に開催されている300年以上続く町の一大イベント深堀町のペーロン大会が行われました。
(山登りは5月22日のバドミントンでエアースマッシュを決めようとジャンプし、着地した時に足をグリッではなく膝をグリッとやって右膝下の腱を損傷してしまい、6月1日の九重、大船の山開きはキャンセルし、しばらくお休みしています。ごめんなさい。でも来週の長崎山岳会の例会“英彦山”で復帰しまーす。)
なので孫のために「はっぴ」をネットで購入し、ペーロン大会前日には「城山」の入口あたりに笹を取りに行くなどペーロン大会に備えていました。

  


初節句の男の子ははっぴを纏い、特注の櫂と笹につけたご祝儀もらい、ペーロン船上の人となり、太鼓の音に祝福をうけます。うちの初孫も例外なく儀式を無事終えました。

   


「おめかしして何をされるんだろう」太鼓の音にとうとう泣きだしてしまいました。抱っこしているのは「お父さん」の親友、強豪「戸泊地区」の一番櫂です。

   


選手たちはいざ出陣。今年は優勝奪回してくださいね~。

  



深堀神社に参拝。

  



深堀地区ペーロン大会模様。今年はどのチームが長崎市選手権大会に出場するのかな。ちなみに深堀地区は平成20年から22年まで3連覇しているんですよ。みんなきばれぇ~

  



結果、優勝「戸泊」準優勝「鍛冶町」3位「古屋敷」でした。